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業界ニュース 2019.8.22

元祖高級ミニバン「エルグランド」 初代はキャラバンと同じだった?

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■「キャラバン」「ホーミー」として発売されたエルグランド

 日産の最高級ミニバンに位置する「エルグランド」。そんなエルグランドは、誕生から現在までどのような変化を遂げてきたのでしょうか。

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 初代モデルは、1997年に商用車の「キャラバン」と「ホーミー」の乗用モデルとして、「キャラバン エルグランド」と「ホーミー エルグランド」が発売されます。

 当時の日産は、「日産系・モーター系」と「サティオ系・プリンス系・チェリー系」という形で販売店がわかれており、キャラバンはモーター系が、ホーミーはプリンス系が販売をしていました。

 車名が分けられているのにともない、キャラバンが赤のエンブレム、ホーミーが青のエンブレムと、エンブレムの色も分けられています。

「最高級新世代1BOX」をコンセプトとしたエルグランドは、存在感のあるスタイリングと、「ファーストクラス」と銘打った広々とした空間が特徴です。

 広い室内空間を実現するために、エンジンをフロントに配置したセミキャブオーバータイプとし、それによりフルフラットフロアで、前席・後席間のウォークスルーが可能となったのです。

 パワートレインは、クラストップの出力を誇る3.2リッターディーゼルターボエンジンと3.3リッターガソリンエンジンに、コラムシフト式4速ATを搭載。駆動方式としてFRとオールモード4×4を採用し、走行性能を優れたものとしました。

 1998年には生産累計台数が、キャラバンエルグランドとホーミーエルグランド合わせて10万台を突破。生産開始から約19か月で達成したこの記録は、当時の日産では最短期間での突破となります。

 その後、1991年のマイナーチェンジで、車名を「エルグランド」に統一。赤と青のそれぞれのエンブレムは、白へと変更されました。2001年には、国内登録累計20万台を記念して、特別仕様車が発売されています。

 1997年にフルモデルチェンジをおこなった2代目エルグランド(E51型)は、「夢とくつろぎと感動を提供できる最高級ミニバン」をコンセプトとし、エルグランドの特徴であるスタイリングや室内空間に磨きをかけました。

 室内空間では、まるでリビングにいるかのようなくつろぎ空間を目指し、初代よりも室内長、室内幅、室内高、シート間寸法のすべてを拡大。

 また、2列目の中央シートにセカンドマルチセンターシートを採用することで、多彩なシートアレンジが可能となり、セカンドマルチシートを前方に寄せると8人乗りでもセカンドシートとサードシート間のウォークスルーを実現しました。
 
 スタイリングでは、一目で見て「エルグランド」とわかるような存在感のあるスタイルを目指し、大きく傾斜を付けたフロントノーズや、二段構成からなるグリルとヘッドランプなど、「CONFIDENCE & NEWNESS」をキーワードにエルグランドらしいデザインとしています。

 2代目エルグランドのエンジンは、初代後期型と同様のVQ35DE型を搭載しますが、環境性能を向上させることにより、平成12年基準排出ガス75%低減レベルをクリアし、「超-低排出ガス車(★★★)」認定を取得しました。

 2007年のマイナーチェンジでは、日産が世界で初めて実用化した「アラウンドビューモニター」を、エルグランドが市販車では初搭載。「ハイウェイスター」の特別仕様車に標準装備し、そのほかグレードでもオプション設定とし、話題となりました。

■キング・オブ・ミニバンである3代目エルグランド

「キング・オブ・ミニバン」をコンセプトとした、3代目エルグランドは2010年に発売。初代、2代目の2WDは後輪駆動でしたが、3代目では前輪駆動となりました。

 3代目エルグランド(E52型)は、「ダイナミックでラグジュアリーな真の高級車」として開発され、エルグランドらしい外観や、高揚感と快適性を追求した室内空間、クラストップレベルの燃費を実現したのです。

 外観は、上下二段式フロントマスクとヘッドライトユニットや、水平方向と垂直方向のラインで構成されたリアコンビランプなど、エルグランドらしさと存在感のあるデザインに変更されました。

 室内空間は、低重心の新プラットフォームにより大人7人が乗ってもゆとりのある快適性を実現し、内装も高級感のあるインストルメントパネルやモダンな立体シートなどで上質な空間を演出。

 燃費性能では、3.5リッター車、2.5リッター車どちらもクラストップレベルの低燃費となり、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」に認定されたのです。

 2014年にはビッグマイナーチェンジがおこなわれ、外観のデザインを一新。荷室は、3列シートにスライド機能を追加させることで、3列目に人が座っていても十分な広さの荷室スペースを確保し、使い勝手を向上させました。また、室内高が拡大したことにより、車内の移動がよりスムーズとなっています。

「アラウンドビューモニター」や「クルーズコントロール」といた先進技術が搭載されている3代目エルグランドは、2018年のマイナーチェンジで先進安全技術の充実を図るために、「LDW(車線逸脱警報)」や「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」、「進入禁止標識検知」といった機能を全車標準装備としました。

※ ※ ※

 3代目エルグランドの発表後は、月間販売目標台数を上回る1万台の受注台数と、好調な売れ行きでした。しかし、近年ではトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」などほかの高級ミニバンに押されている状況です。

 また、日産は今後の販売モデルを縮小するという計画を発表していますが、噂ではエルグランドもその候補に挙がっているといいます。

 日産を代表するミニバンには売れ筋の「セレナ」がラインナップされますが、元祖高級ミニバンのエルグランドはどうなるのか目が離せません。

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(くるまのニュース Peacock Blue K.K.)

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