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業界ニュース 2019.8.22

ミニバン嫌いでもこれなら乗りたい!? ヒンジ式ドアで背が高くない絶版ミニバン5選

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■ミニバンといえば背高ノッポ? 昔は背の低いミニバンも存在した

 ひと昔前、ファミリーカーの定番はセダンでしたが、いまではミニバンやSUVへと変化してきました。背の高いミニバンは、広い室内と開口部の大きなスライドドアを備え、それまでの定番だったセダンよりも、はるかに使い勝手に優れています。

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 しかし、セダンやステーションワゴンから背の高いミニバンへ買い替えるとなると、やはり重心が高くなることで走行安定性や大きなボディの取り回しに不安を覚える人も少なくありませんでした。

 そこで、2000年前後に登場し始めたのが、ステーションワゴンを進化させ、スライドドアを持たず、背もそれほど高くないタイプのミニバンです。

 当時は各メーカーからさまざまなモデルがリリースされ、一時はファミリーカーの新たなスタンダードになりかけるほどの人気ぶりでした。

 ところが、時代の流れとともに次々とその姿を消し、現在でも販売されているのはごくわずか。そこで、時代の変化のなかですっかりその姿を見ることがなくなった、スライドドアを持たないミニバン5選を紹介します。

●ホンダ「ストリーム」

 ロールーフミニバンブームの火付け役となったホンダ「ストリーム」の特徴は、その低くスポーティなスタイリングもさることながら、走りの良さを連想させるVTECエンジンを搭載していたことです。

 2リッターエンジンでは、環境に配慮しつつスポーティさも兼ね備えた「i-VTEC」エンジンを採用し、最高出力154馬力、最大トルク19kgmを発生します。

 走りを連想させるVTECという響きも手伝って、「7人乗れるのに『走れる』ミニバン」として大ヒットとなり、2000-2001 日本カー・オブ・ザ・イヤーにも選出されています。

 2000年に登場した初代に続いて2006年に登場した2代目では、全高が初代の1590mmよりも45mm低い、1545mm(共にFF仕様)になりました。

 その姿は、本当に3列シートを備えたミニバンなのかと思えるほど低く、まさしく流麗なステーションワゴンのような出で立ちで、その端正なフロントマスクと相まって、男性を中心に人気を博していました。

 しかし、2014年に生産が終了し、背の低い3列シートミニバンは「ジェイド」へ引き継がれることになります。

●トヨタ「ウィッシュ」

 初代ウィッシュが誕生したのは2003年。パワートレインは、1.8リッター直列4気筒エンジン + 4速ATを基本とし、最上級のスポーツグレードである「Z」には、2リッター直列4気筒に6速「スポーツシーケンシャルシフトマチック」機能付きのCVTが採用されています(後期型では7速)。

 2009年にデビューした2代目では、スロットルバルブではなく吸気バルブでエンジンの出力を制御する「バルブマチック」を採用。

 初代のコンセプトはそのままに、ヘッドライトは初代の縦長タイプから横長のタイプに変更され、よりワイド&ローなスタイリングとなっています。

 当時、ライバル車として知られていたホンダ「ストリーム」とともに、ウィッシュはロールーフミニバンを代表する人気モデルでした。

 しかし、同社のノアやヴォクシーといった、より背の高いミニバンの人気が上昇してきたことを受け、2017年10月に生産を終了してしまいます。

●三菱「グランディス」

 三菱の大名跡である、「シャリオ」のあとを引き継ぐ形でデビューした「グランディス」は、内外装の凝ったデザインが大きな特徴です。

 グランディスが発売された2003年ごろは、まさにミニバンブームの創成期であり、2代目ホンダ「ステップワゴン」や、初代トヨタ「ノア」など、強力なライバルがしのぎを削っていた時代。ライバル車はこぞって多彩なシートアレンジや、広い室内空間をウリにしていました。

 そんななか、グランディスの2列目・3列目のシートアレンジは、前後にスライドする2列目と、床下に収納される3列目のみと、いたってシンプル。エンジンも2.4リッター直列4気筒MIVECの1機種で、かなり割り切った仕様となっていました。

 一方、曲線を多用した内外装のデザインは凝ったものになっており、ボディカラーも、当時としては珍しく10色のなかから選ぶことができたほどです。

 唯一無二の存在として期待されてはいたものの、2004年の三菱ふそうリコール隠し問題などのあおりも受け販売は低迷し、2011年に生産中止となってしまいます。

■スバルにもかつてはミニバンが存在! どんなクルマだった?

●スバル エクシーガ

 約半数の部品を、同社のステーションワゴン/セダンの「レガシィ」と共有していたのが、2008年に発売されたスバル「エクシーガ」。

 モノフォルムを採用する同クラスのライバル車とは異なり、ボンネットとAピラーがくっきりと分かれた2ボックススタイルで、その見た目は「3列シートを持ったレガシィ」といった印象です。

 スバルのお家芸である低重心の水平対向エンジンと、左右対称のシンメトリカルAWDは、ミニバンらしからぬ地を這うような高い走行安定性を発揮。

 2リッターの水平対向4気筒ターボエンジンの最大出力は225馬力と、スポーツカー顔負けの動力性能を誇りました。

 後期型では2.5リッターエンジンも追加され、爆発的な人気はないものの、根強いファンに支持され続けていたモデルです。

 2015年には純粋なエクシーガという名前は消滅してしまいますが、「エクシーガ クロスオーバーセブン」に改名し、クロスオーバーSUVに転身。

 その後、2018年まで販売が継続されましたが、あえなく生産中止に。その結果、2018年以降、スバルの3列シート車は日本市場から消滅することになってしまいます。

●日産 バサラ

 当時、大人気となっていたホンダ「オデッセイ」の対抗馬として販売されていた、日産「プレサージュ」に、高級感をプラスしたのが「バサラ」です。

 1999年に誕生したバサラのエンジンは、2.4リッター直列4気筒と、3リッターV型6気筒に加え、2.5リッター直列4気筒直噴ディーゼルターボの3種類を用意。

 2001年のマイナーチェンジでは、ディーゼルエンジンを廃止し、2.5リッター直列4気筒エンジンと、3リッターV型6気筒エンジンのみとなります。

 走りを意識したプレサージュとは対照的に、縦基調のフロントグリルとテールランプ、さらに前後のバンパーを大型化し高級感を演出。高級車からの乗り換えても過不足のない仕上がりで、同社の「セドリック」や「グロリア」から乗り換えたユーザーにも好評でした。

 しかし、プレサージュと同様、採用していたシャシの設計が古く、高床だったこともあり、見た目ほど室内は広くありません。その結果人気は伸び悩み、わずか4年間という短い期間で姿を消してしまうことになります。

※ ※ ※

 スライドドアを持たない3列シートミニバンが活躍したのは、2000年代ひと桁の時代。

 当時はセダンやステーションワゴンに近い運転感覚を持つ、スライドドアを持たず背があまり高くないミニバンも新車市場で人気となっていました。

 ところが、メーカーの努力で背の高いミニバンの走行性能は飛躍的に向上。

 そうなると、やはりスライドドアの利便性や広い室内を持った背の高いミニバンへの需要が高まり、スライドドアを持たず背があまり高くない3列シートミニバンの需要は相対的に低くなってしまったのです。

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(くるまのニュース 増田真吾)

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