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業界ニュース 2019.8.20

鈴木健二が、セロー250イニシャルアジャスターを徹底テイスティング。スポーツ性を向上してくれる、セローのファナルアンサー

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ヤマハセロー250は、本当にすぐれたトレールバイクだ。トレッキングの相棒として尖っているのに、そのほかの性能はとてもおおらかに、どんなことでも対応してくれる。225時代はロングツーリングはちょっと敬遠したかったけど、250になってから巡航性能も高い。だが、サスペンションはどうだろう。アジャスター皆無のフロントサスに、若干不満をおぼえている人もいたのではないだろうか。

そこで試してみたいパーツがこちら。導入コストもとても安価だ。日高2デイズエンデューロに参戦するため、目下セロー250をモディファイ中の鈴木健二が、こちらをテスト。セッティングの方向性も編み出したと言う。ぜひ参考にしていただきたい。

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※当記事は、2018年6月の記事を、後日鈴木健二氏に取材し、再編集したものです。

ZETA
フロントフォークトップキャップ イニシャルアジャスター

¥11,500(税抜)
適合車種:セロー250 '05~'18
カラー:ゴールド
内容:左右1セット

特殊技能必要なし、特殊工具も必要なし。
インストール方法は実に簡単だ。

車体フロントを浮かせて、ハンドルをクランプから外し、アッパーブラケットのクランプボルト2つを緩めたら、トップキャップを外す。19mmのレンチで外せるので、ホントに特殊な技能はいらない。

トップキャップが開いたら、フォーク内部のスペーサーが見える。

これを手で引き抜いて、キットに付いてくるスペーサーと差し替え、付属のワッシャー、キャップの順番にいれて締め込む。キャップは27mmのレンチ。締め付けトルクは23N・mなので注意。簡単すぎて、写真に撮り忘れた。

左がスタンダードのキャップとスペーサー。右がZETAのキットだ。一目瞭然、キャップで調整できるようにスペーサーが短くなっている。

キャップのアジャスターを動かすと、こんな風にスペーサーを押す形になる。で、スプリングをあらかじめ縮めておいてくれるというわけだ。

鈴木健二によれば、スタンダードのカラーが調子いい
このアジャスターを、自らのテスト能力をもって試してみた鈴木健二。

まず、この組み合わせについて。ZETAのアジャスターとしての右のキットは、緩めきるとスタンダードよりも柔らかくなる設定で、締め込んでもスポーツ走行には、大きな効果を感じ取れなかったと言う。そこで、鈴木がしたのはカラーの差し替え。写真右のアジャスターと、左の標準カラーを組み合わせることで、よりイニシャルに負荷をかけるくらいがちょうどよかったとのことだ。

「サスの初期の状態が固くなります。さらに僕のセローはスプリングもテクニクスで固いものに変更してもらっています。そして、減衰も、このイニシャルにあわせてオイルの粘度を固めにすることで、全体的にサスペンションがガッシリします」と鈴木。

フロントを固めたことで、リアも固めて姿勢を調整する
リアサスペンションには、2016年に仕様したTGR5.1をインストールした。

さらに、DRCのハイリフトリンクで26mmリアをアップ。この前後の組み合わせで、車高が上がり、YZ250F用のレーシングスタンドが入るようになったという。

「車高があがることで、ステップを擦りづらくなったため、コーナリング性能が上がりましたよ。以前は、姿勢が前上がりだったことから、フロントサスを10mmほど突き出していたんですが、その必要もなくなりました」と鈴木。

3つの機能
簡単に、アジャスターの機能を説明しておこう。

1.エアブリーダー
真ん中のボタンを押すと、フォーク内が大気圧に開放される。サスペンションは、上下すると摩擦熱を持ち、エアで張ってパンパンになっていくので、特に動きの多いレーサーは頻繁に大気開放する必要がある。セローではそこまで気にする必要はないかもしれないけど、実際押してみると結構抜ける。100%の性能を発揮させるならエアは抜いておきたい。何より、「レーシーでかっこいい」仕草なのがポイントだ。

2.プリロードアジャスト
これがメインの機能。17mmのレンチでスプリングのプリロード(あらかじめかかっている圧力)を調整できる。プリロードをかけていくとサスペンションが突っ張ることになるので、バネ上が上がる。

フロントサスペンションのアジャストは、オフロードバイクのレーサーであれば減衰力を調整するのが基本。スプリングのレートを変えて調整もするけど、それは大抵初期段階の話だ。プリロードを調整することは、あまりないけど、エアサスペンションでは調整することもある。逆にロードバイクでは比較的スタンダードな装備だ。

ただ、鈴木によれば工夫次第でオフロードでもスポーツライディングに役立てられることがわかった。全体的なバランスを取る方向で、セッティングを出していくといいのだろう。

3.ルックスアップ
ユーザーにとってかけがえのないポイント。サスペンションにちょっと変わった削り出しのパーツがついているだけで、ファクトリーみたいにみえる。特別モデルに見える。この点こそ、ある意味素晴らしい…。実際、オーナーズスペシャルなのだから、聞かれたら「そうなんだよ、サスをモディファイしてあってね」と胸を張れる。

6月にリリースした記事では、なかなかスポーツ走行へどう活かすべきかわかりづらかったと思う。だが、鈴木のコメントによれば決してこのパーツはツーリングにとどまらず、幅広く使えるパーツであることがよくわかった。よりセローで攻めてみたい、あるいは一つ上のクラスのマシンが欲しいがなかなか手が出せない…そんなあなたに、鈴木流セッティングを試してみてもらいたい。今後は、イベント会場の試乗会で鈴木のセローを試せるとのこと。こちらもお楽しみに。

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(webオートバイ 稲垣 正倫)

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