2019年のF1シーズン前半はメルセデスAMGが連勝、もはやチャンピオンの行方は決まったかに見えたが、ホンダがスペック3のパワーユニットを投入したフランスGP以降、流れは少しずつ変わり始めた。最近の4戦ではレッドブル・ホンダが2勝、メルセデスAMGが2勝と互角の戦いとなってきている。また、ハンガリーGPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がついにポールポジションを獲得するなど、レッドブル・ホンダは課題とされてきた決勝グリッドの不利も克服、シーズン後半戦での追い上げ体制ができあがりつつある。そしてさらにレッドブル・ホンダは勝負の後半戦に向けての準備を着々と進めている。
ガスリーにかわってアルボンをセカンドドライバーに起用
2019年8月12日、F1がしばしのサマーブレイクでお休みの中、レッドブル・ホンダは後半戦初戦のベルギーGPからピエール・ガスリーにかわってトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンを起用することを明らかにした。ガスリーは昨年在籍したトロロッソ・ホンダに戻る。ガスリーとアルボンが入れ替わる形となるわけだ。
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フェルスタッペンがオーストリアGPとドイツGPで優勝、全戦で5位以内に入賞するなど現状で最高の結果を残しているのに対し、ガスリーはそれに遅れをとりがちでチームとして戦うことができずにいた。
シーズン後半戦を戦う上で、チームのふたりが協力して優勝争いを展開することが重要と考えてドライバー体制を変更した。
レッドブルは「レッドブルレーシングとトロロッソは才能あるフォーミュラワンドライバーを4人と契約、レッドブルレーシングとトロロッソの間で交代できるユニークな立場にあります。チームにとって最適なドライバー体制をとるとともに、2020年に誰がマックス(フェルスタッペン)と一緒にドライブするかについて考えていきます」とコメント。
あらためてレッドブルとトロロッソが深い関係にあることを実感させられることになった。同じパワーユニットを使いながら、トロロッソは先を見越したチャレンジも試行しているとも言われるが、今後も最善の策が講じられていくことだろう。
シーズン前半戦の終盤でのレッドブル・ホンダの躍進は、ホンダのパワーユニットのパフォーマンスと信頼性の向上にあると言われるが、ハンガリーGPでは新しい予選モードが威力を発揮、ホンダはさらに後半戦序盤にスペック4のパワーユニットを投入するという情報もある(おそらくイタリアGPあたりから)。
シーズン後半戦初戦のベルギーGPとイタリアGPはホンダに有利とは言えないが、レッドブルの空力パッケージのアップデートも効果を発揮して不利と言われたイギリスGPでも善戦しただけに期待は大きい。シーズン終盤に向けてはホンダが得意とするサーキットが続く。ライバルもだまっていないだろうが、レッドブル・ホンダの逆転チャンピオン獲得の可能性は十分にある。
シーズン後半戦初戦の第13戦ベルギーGPは、8月30日金曜日11時(日本時間18時)からのフリー走行1回目で開幕、予選は8月31日15時(日本時間22時)、決勝は9月1日15時10分(日本時間22時10分)に開始される。
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