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業界ニュース 2019.8.17

「小型車=安っぽい」はもう古い。万能型に仕上げられた新型Bクラス

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メルセデス・ベンツBクラスが7年ぶりに3代目へとフルモデルチェンジした。発表から1カ月で600台以上の受注が入っているようで、メルセデスへの期待値の高さがうかがえる。

Bクラスは、ハッチバックのAクラスとプラットフォームを共用するユーティリティビークルだ。全長、全幅、ホイールベースはほぼAクラスと同寸。全高を約140mm 高く室内空間全体を広げ、着座位置を90mm上げて乗降性を高めている。さらに荷室容量をAクラス比で通常時+85ℓ、最大時+330ℓと、455~1540ℓにまで拡大した

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シャシーを共有するAクラスとほぼ同じサイズとなるBクラス。全長4425×全幅1795×全高1565mm。エクステリアは、いかにもファミリィカーといった地味な印象を払拭すべく、メルセデスの最新のデザイン技法に基づいて無駄な線を省き先代よりスポーティな印象になった。オプションのAMGライン装着車であれば、フロントマスクはダイヤモンドグリルに、足元には18インチのAMGアルミホイールが備わり、より一層スポーティさが際立つ。そして背の高いモデルではあるものの、Cd値は0.24を実現している。これは空力コンシャスなトヨタプリウスにも比肩する数値で、燃費性能の改善および風切り音の低減などにも貢献している。

インテリアも基本構成はAクラスを踏襲する。10.25インチの高精細ワイドスクリーンを2つ組み合わせたメーターパネル&インフォテインメントスクリーンを中央に配置。メーターナセルなどがないため、前方視界を妨げるものがなく空間が広く感じられる。タービン形状のエアアウトレットなどもAクラスと同様のものだ。インフォテインメントシステムをはじめアダプティブクルーズコントロールなどの操作スイッチは基本的にステアリングに集約している。一度覚えてしまえば使いやすいものだ。また「ハイ、メルセデス」と話しかければ起動するAI活用型音声入力システムも搭載している。まだまだ発展途上なところもあるけれど、この種のものはどんどん使ってみるに限る。ひとり退屈なときに話しかけてみるのも案外と楽しいものだ。

ボディサイドはフラットでデザイン的な特徴はあまりないが、その分、後席ドアの開口部を広くとり、乗り降りする際にも頭をぶつけにくいなど使い勝手の面で配慮されている。後席まわりも先代よりも室内幅、頭上空間、足元スペースのすべてが広くなった。シートバックは、40:20:40の分割可倒方式で、リアセンターアームレストには2人分のカップホルダーも装備している。またキーを身につけていれば足の動きに合わせてトランクが自動で開閉するフットトランクオープナーも標準装備する。荷物で手がふさがっている時などにとても便利だ。

内装のデザインや機能性はAクラスとほぼ共通。「ハイ!メルセデス」で起動する音声認識システムである「MBUX」など、メルセデス・ベンツの最新技術をしっかりと標準で備えている。日本でウケるのはガソリン? ディーゼル?試乗車は「B180」のAMGライン装着車。現時点ではもっとも人気の仕様という。

パワートレインは、1.4リッターのガソリンターボと7速DCTを組み合わせたもの。

エントリーモデルとはいえ、しっかりとクルマの基礎性能を高めているBクラス。シートの作りの良さ、運転のしやすさ、安全性と総合点は非常に高い。1.4リッターとはいうものの、実際の排気量は1332ccで、最高出力136ps、最大トルクは200Nmを発揮する。ステアリングの操舵感は軽く、着座位置の高さもあいまって市街地での取り回しはしやすい。AMGラインはサスペンションもスポーツ仕様になるため乗り心地は少々かためだが、初期のAクラスで感じられたコツコツとした突き上げ感は軽減されて上質になった。このAMGラインにはもう1つメリットがあって、サスペンションの変更により全高が1550mmと立体駐車場に入庫可能なサイズになる。

「B180」は、大人2人で試乗しているぶんには動力性能に不満はなかった。ただし、人と荷物を満載してというシーンでは力不足を感じる場面もあるかもしれない。実は遅れて10月頃には2リッターディーゼルターボと8速DCTを組み合わせた「B200d」が導入される予定だ。「A200d」の出来のよさを鑑みても、もし数カ月ほど購入を待てるのであれば、ディーゼル仕様と乗り比べてから決めたほうがいいだろう。

エンジンのバリエーションは2種類。B 180(384万円)には136psの1.3ℓガソリン直列4気筒、B 200 d(422万円)には同じく直列4気筒で150psを生み出す2ℓディーゼルターボが用意される。気になる性能と価格のバランスは?ちなみに安全運転支援システムはSクラスと同等のものを用意する。オプションにはなるが、レーダーセーフティパッケージを選択すれば、自動再発進機能付きのACCや、ウインカー操作に応じて自動で車線変更するアクティブレーンチェンジングアシストなども備わる。

メインモニターは最新メルセデス・ベンツが次々に採用している大型のタッチスクリーンタイプ。画面を直接触ってナビの操作などが行える。ナビやオーディオを始めとする各機能をコントロールする「コマンドシステム」も最新世代に。ピンチ&ストロークなどスマートフォン感覚で使えるので慣れると非常に重宝する。背の高い荷物も楽々収納できるラゲージルーム。容量は通常時で455ℓ、リアシートをすべて倒すと最大で1540ℓ(共にVDA方式)の荷物を積むことができる。しかし、この「B180」の試乗車は車両本体価格384万円のはずが、AMGライン(25万5000円)、レーダーセーフティパッケージ(24万5000円)、ナビゲーションパッケージ(18万4000円)などなどが付加されて見積もり額は500万円を超えていた。さすがにそれは高くないですか?と広報担当に尋ねてみたら、「いまはほとんどのお客様がプレオーダーメルセデスを利用されるのでもう少し予算を抑えられます」という。調べてみると、プレオーダーメルセデスとは、オプション費用が半額に、金利は1.9%という期間限定のサービスという。なるほどオプションをつけたくなる用意周到な販売戦略がしかれているというわけだ。

文・藤野太一 写真・柳田由人 編集・iconic

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(GQ JAPAN 藤野太一)

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