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業界ニュース 2019.8.16

【懐かしのカーカタログ】早過ぎた超スタイリッシュSUV…いすゞ ビークロス 1997年2月24日

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「あんなクルマもあったなぁ」「いい時代だった」…当時、憧れを抱いて手にしたカタログのページをめくりながら“在りし日”を振り返る。新連載『懐かしのカーカタログ』第2回目は、いすゞ『ビークロス』だ。

◆早過ぎた超スタイリッシュSUV

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今でこそスタイリッシュなSUVは数多い。けれど『ビークロス』が登場した当時、まだゴツいクロカン4駆が中心で、乗用車派生の4WDもチラホラと出始めた頃。その中で月面探索車のような(!?)『ビークロス』は、とにかく際立った。

1993年の東京モーターショーのコンセプトカー『ヴィークロス』が元。しかし乗用車(当時の『ジェミニ』)ベースから、量産型では『ミュー』や『ビッグホーン(ショート)』をベースにし、ボディサイズもエンジンもひとまわり大型化した。が、ショーモデルさながらのスタイルを通したのは、初代『ピアッツァ』や、ひいては『117クーペ』と同様の、いすゞのこだわりでもあった。

今だから言えるが、スタイルング重視でルーフが低かったから、僕は初めて実車の運転席に乗り込もうとした際、勢い余って傾斜したAピラーに頭をぶつけた。SUVは四角く屋根も高いもの……そんな感覚が染みついていたからかもしれない。ついでながら、スペアタイヤは約7kg軽量化したというテンパータイヤながらテールゲートにマウントし、外から見る分にはかっこよかったが後方視界は絶望的で、そのために当時はまだ珍しかったバックカメラが用意された。

外観に比してインテリアはデザイン控えめだった。インパネは『ミュー』をほぼ踏襲したもので、落ち着いていると言えばそうだったが、気分の高揚は控えめだった。ただしmomoのステアリングやレカロシート(トレンド)を採用。スペシャルティカー的な装備の充実度は手当てされていた。

3.2リットルのV6を載せ、足回りにはアルミ製モノチューブ別体タンク式ショックアブソーバーを装着。駆動方式にトルク・オン・デマンド(電子制御トルクスプリット)式4WDを採用する走りは、低速から豊かなトルクを活かした余裕の力強さと、オンロードでも山道を想像以上に軽快に走った……そんな記憶がある。

といっても『ビークロス』ではやはりスタイリング関係の印象が鮮烈。“プレミアムカラープロデュース25”と名付けられた、標準色5色に加え、特注色を何と20色も用意し、ユーザーに自分だけの1台を作る楽しみを味わわせてくれた。叶わぬ夢かもしれないが、今、もしもいすゞの手でこの『ビークロス』が蘇ったとしたら、どんなクルマになるのだろう? 内外の多くのSUVがひしめく現代でも“早過ぎた超スタイリッシュSUV”の存在感は変わらない。

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(レスポンス 島崎七生人)

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みんなのコメント

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  • ino*****|2019/08/17 14:14

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    今見ても、新鮮で、古さを感じない

    現在でも十分土俵に上がれるデザイン
  • kaz*****|2019/08/17 14:04

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    父親が所有してたからたまに乗らせてもらった。
    視界が悪すぎるし、どっかの個室にいるような感覚だった記憶がある。
    だけど、ほんとに魅力的でかっこよかった。
    今でもたまに見かけるけど、他に乗ったことあるクルマはスルーするけど、ビークロスは振り返って見ちゃうもんね。
  • jbl*****|2019/08/17 14:15

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    90年代辺りの車のカタログは写真もかっこよかったし見ごたえありましたね。
    見れば見るほど欲しくなったものです。

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