ランドローバーのクラシックワークス部門はこのほど、従来型「ランドローバー・ディフェンダー」のアップグレードキットを設定したと発表した。
1994年~2016年に製造された「ディフェンダー90」または「ディフェンダー110」が対象
スバル・フォレスター(SK/SJ系)ユーザーレポート 燃費は?長所は?短所は?
このたび設定されたアップグレードキットは、2018年にディフェンダーの誕生70周年を記念した限定モデル「ディフェンダー・ワークスV8 70thエディション」にインスピレーションを得て作られたもので、1994年から2016年の間に製造された「ディフェンダー90」またはロングホイールベース版「ディフェンダー110」をアップグレードさせることができるアイテムをラインナップしている。
サスペンション・アップグレードキットは、スプリングレートを変更したサスペンションやアンチロールバー、ブッシュなどで構成され、快適性とダイナミクス性能をさらに向上させることが可能だ。
そしてハンドリング・アップグレードキットは、「ワークスV8」仕様のブレーキディスクやブレーキパッド、ブレーキキャリパーに加えて、「ソートゥース(のこぎり歯)」デザインの18インチアロイホイールや、BFグッドリッチ製オールテレインタイヤ(265/65R18サイズ)が設定され、足まわり強化を促進する。
さらに、2012年モデル以降に製造された2.2Lのディーゼル「TDCi」仕様車には、上記のキットに加えてエンジンのアップグレードも可能。エンジンのスペックは40ps上乗せされた162ps(最大トルクは463Nm)となり、最高速は106マイル(約170km/h)を実現する。
なお、これらのアップグレードキットは「ワークスV8」と同様にテストされ、ランドローバー・クラシックの規格に準拠。さらに二酸化炭素排出量を含めて欧州の定める商業規格を満たしている。これらのキットを装着するとその証として、「ランドローバー・クラシックワークス」の特製バッジが装着される。
キット価格は、いまのところ18インチホイールが1本432ポンド(約5万6000円)であること以外は公表されていないが、今後、特設サイトやクラシックパーツ/アクセサリーのサイト(いずれも英語版)で公開されるようだ。
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