現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタだけじゃない! 軽にも存在したピックアップの車「ハイゼットデッキバン」とは

ここから本文です

トヨタだけじゃない! 軽にも存在したピックアップの車「ハイゼットデッキバン」とは

掲載 更新
トヨタだけじゃない! 軽にも存在したピックアップの車「ハイゼットデッキバン」とは

 クルマのボディタイプのひとつに、キャビン後方に開放式の荷台を持つ「ピックアップトラック」があります。荷室ではなく、屋根のない『荷台』を備えていることから、汚れやすい長尺物を載せることも可能で、夏にサーフボードなどを載せて海辺の道を走るイメージを持たれることも多いクルマです。

 現在、新車で購入できる国産メーカーのピックアップトラックはトヨタ「ハイラックス」のみで、車両価格も332万1000円(消費税込、以下同様)からと決して安価ではありません。

農業もお洒落に! スズキ「ジムニー」のトラック「ジムトラ」誕生の理由

 しかし軽自動車のなかに、ピックアップトラックと同じ開放式の荷台を持ち、かつ4名乗車できるクルマがあります。いったいどんなクルマでしょうか。

ダイハツ「ハイゼットデッキバン」とはどんなクルマ? ピックアップトラックは、日本よりも海外で人気の高いボディタイプです。しかし、かつてはハイラックス以外に購入できる車種が日本でも存在していました。

 近年では、三菱「トライトン」というピックアップトラックが、2011年まで日本で販売されていた実績があります。

 また、トヨタ「ランドクルーザー 70シリーズ ピックアップトラック」が2014年に期間限定で販売され、話題になりました。

 現在販売されているハイラックスや、7年前まで販売されていたトライトンは、いずれも新車時の価格が300万円前後に設定されており、誰にでも手の届きやすいクルマとはいえません。

 また、どちらも全長が5mを超えていることから、取り回しやすいボディサイズとはいい難いクルマです。

 一方、ピックアップトラックの「汚れた荷物を積める」という特徴を備えつつ、4名乗車が可能でかつ比較的安価に購入できるクルマが存在します。それはダイハツ「ハイゼットデッキバン」です。

 ハイゼットデッキバンは、軽商用車の「ハイゼットカーゴ」をベースに、荷室部分を荷台(オープンデッキ)にする変更が施されたクルマです。

 クルマの形は、ハイラックスに代表されるようなピックアップトラックとは大きく異なるように見えます。

 しかし、汚れたものや水に濡れたものをそのまま積載できる利便性の高い荷台を持つ点は共通しており、商用ユースだけではなくレジャー用途でも便利に使えます。

 最大積載量も、ハイラックスの500kgに対し、ハイゼットデッキバンは250kgと、クルマのボディサイズを考慮すれば決して低くないスペックです。

 白や銀といった地味なボディカラーの印象も強い軽商用車でありながら、ハイゼットデッキバンはボディカラーも豊富。

 G“SAIII”グレードでオプションの「カラーパック」を選択すると、ピンク(ライトローズマイカメタリック)やミントグリーン(ファインミントメタリック)、カーキ(オフビートカーキメタリック)といった個性的なボディカラーも選択することができます。

 趣味を楽しむ人に好まれるピックアップトラックを購入しようと検討している人にとって、使い方によってはハイゼットデッキバンも魅力的な選択肢のひとつとなりそうです。車両価格は120万9600円からとなっています。

ピックアップトラックの灯を守り抜く「ハイラックス」の特徴は? 現行型ハイラックスは、2017年に国内で販売開始されたモデルで、日本市場への導入は13年ぶりとなります。

トヨタ「ハイラックス」の特徴とは ハイラックスの最大の特徴は、なんといっても開放感のある大きな荷台にあるのですが、ほかにはどんな特徴があるのでしょうか。

 ハイラックスに搭載されるパワートレインは、150馬力/400Nmを発揮する2.4リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンと6速AT、そしてパートタイム4WDシステムが組み合わされます。さらに、路面からの衝撃に強い高剛性フレーム構造(ラダーフレーム)を採用。

 これらの装備で分かるとおり、ハイラックスは高い悪路走破性を持っていることが特徴です。

 ほかにも、スリップ状態からの脱出をサポートする「アクティブトラクションコントロール」や「リヤデフロック」、降坂時に一定の低車速をキープする「ダウンヒルアシストコントロール」を設定するなど、険しい道でも安心して走ることのできる機能が満載となっています。

 ファッショナブルに楽しめるよう、ボディカラーもレッド(クリムゾンスパークレッドメタリック)やブルー(ネビュラブルーメタリック)をはじめとする5色が設定されているほか、純正カスタマイズパーツも充実。

 ライバルのいない車種でありながら、さらにワイルド感と個性を追求した存在となっているのです。

 ※ ※ ※

 ここまで、荷室ではなく荷台を持つクルマを紹介してきましたが、街で見かける絶対的な回数は多くないことでしょう。しかし、数多く出回っていないクルマのなかにこそ、あまり知られていない長所があります。

「定番」のクルマ選びから少し外れて、普段見たことのないクルマに触れてみることで、新しい発見があるかもしれません。

こんな記事も読まれています

変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
変なあだ名のクルマと言わないで! あだ名は[愛されキャラ]の証なんです
ベストカーWeb
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
メルセデスの「SL」の始祖は「300SL」だった。ル・マン24時間でも優勝したアイコンはなぜ生まれ、どのように発展したのでしょうか?
Auto Messe Web
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
「4EVER Untamed」のキャッチを掲げた第6世代の新型トヨタ・4ランナーが米国デビュー
カー・アンド・ドライバー
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
フォルクスワーゲン「ポロGTI」誕生25周年!記念モデルを227台限定で発売
グーネット
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
ヒョンデ 新型高性能EV「アイオニック5N」発売!50台限定の特別仕様⾞も設定
グーネット
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
日産 コネクテッドサービス「ニッサンコネクト」が進化!アプリから操作できる機能が倍増
グーネット
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
メルセデス・ベンツ 「GLCクーペ」PHEVモデル登場!電気モーターのみで118キロ走行可
グーネット
マツダ、新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」とSUVコンセプト「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
マツダ、新型電動車セダン「MAZDA EZ-6」とSUVコンセプト「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
月刊自家用車WEB
加藤陽平TD、転倒後も「表彰台にはチャレンジできるなと思っていた」。新加入ダン・リンフットの印象も/EWCル・マン24時間
加藤陽平TD、転倒後も「表彰台にはチャレンジできるなと思っていた」。新加入ダン・リンフットの印象も/EWCル・マン24時間
AUTOSPORT web
ダッシュボードは大改善 フォルクスワーゲンID.5 GTXへ試乗 「7」と同モーターで339ps
ダッシュボードは大改善 フォルクスワーゲンID.5 GTXへ試乗 「7」と同モーターで339ps
AUTOCAR JAPAN
「ミウラ」「カウンタック」「ストラトス」はガンディーニの作でした! オートモビルカウンシル2024で「追悼展示」が急遽開催
「ミウラ」「カウンタック」「ストラトス」はガンディーニの作でした! オートモビルカウンシル2024で「追悼展示」が急遽開催
Auto Messe Web
クルマの買取もグーネットアプリにおまかせ!相場価格がわかる新サービス、3つの便利なポイント
クルマの買取もグーネットアプリにおまかせ!相場価格がわかる新サービス、3つの便利なポイント
グーネット
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
「お金なさすぎて家賃払えなくて…」大阪出身“売れっ子芸人”が高級SUV「Gクラス」を納車! 東京で“人生初”の車購入「盛山さんがベンツ購入って感慨深い」「夢あるなー」と反響
くるまのニュース
キドニー・グリルからキンクまで 「BMWらしいデザイン」とは何か 8つの特徴を紹介
キドニー・グリルからキンクまで 「BMWらしいデザイン」とは何か 8つの特徴を紹介
AUTOCAR JAPAN
マツダ、北京モーターショーで新型電動車2機種を初披露。2024年中に1車種を発売
マツダ、北京モーターショーで新型電動車2機種を初披露。2024年中に1車種を発売
driver@web
3/4サイズの「セブン」は50ccの原付きカー! ワンオフで製作してナンバー取得済み。左足アクセル仕様の理由とは【マイクロカー図鑑】
3/4サイズの「セブン」は50ccの原付きカー! ワンオフで製作してナンバー取得済み。左足アクセル仕様の理由とは【マイクロカー図鑑】
Auto Messe Web
「しっとり」と「猛烈」の共存 BMW i5 M60 xドライブ 電動の旗艦が見せた幅広い守備範囲に脱帽
「しっとり」と「猛烈」の共存 BMW i5 M60 xドライブ 電動の旗艦が見せた幅広い守備範囲に脱帽
AUTOCAR JAPAN
自動車のカタログ好きは集まれ! ACC・JAPANが東京交歓会を開催
自動車のカタログ好きは集まれ! ACC・JAPANが東京交歓会を開催
driver@web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

137.5177.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.9230.0万円

中古車を検索
ハイゼットデッキバンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

137.5177.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.9230.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村