一昔前まで、フロントバンパーにコーナーポールを付けているクルマを見かける機会は多くありました。しかし、最近の新型車などでは、コーナポールを付けていないクルマが増えています。
過去には、高級セダンといえばコーナーポールという時代もありましたが、なぜ減少傾向にあるのでしょうか。
誰もが憧れた「光るナンバー」 大流行から激減へと変貌した理由とは
三菱「ekワゴン」のオプションとして設定されているコーナーポール コーナーポールとは、フロントバンパーに装着する棒状のものを指し、伸縮式や夜間に点灯するものなどさまざまなタイプが存在します。
そのため、ドライバーからは見えづらい前方の車幅感覚を補い、安全性を高めるためのアイテムとして長らくドライバーに親しまれてきました。
過去には、高級車への搭載イメージが強いことから、大型セダンのフロントバンパーにアンテナのように立っているポールを見て、憧れを抱いた方も少なくはないのではないでしょうか。
コーナーポールを付けるユーザーが減った理由について、大手自動車メーカーの広報は次のように話します。
「最近のクルマには、コーナーセンサーやカメラといった死角の障害物を知らせる安全装備が充実していることが、コーナーポールが減少した理由だと思います。
ただし、高齢者は安全装備が付いていてもコーナーポールがあると安心できるという人もいるために、車種によってはオプションとして設定していることもあります」
※ ※ ※
そのため、トヨタ車ではほとんどの車種、ホンダ車でも軽自動車からコンパクト、ミニバン、セダン、SUVまで、ひととおりの車種にコーナーポールがオプションとして用意されています。
カー用品店での売行きはどうなのか? 社外品コーナーポールの販売傾向について、カー用品店オートバックスを運営するオートバックスセブンは、次のように話します。
「売れているか売れていないかという観点では、そこまで売れているわけではありません。ある一定の、低い水準で細々と売れているアイテムで、需要のピークは2000年代でした」
昔は、コーナーポールの先端にロゴなどが付いているタイプも存在 また、コーナーポールの購買層については、「比較的ご高齢の方が購入されます」としており、さらに購買層の車種にもある程度の傾向があるようで、「軽自動車やコンパクトカー、ミニバンでは不要でも、セダンタイプやSUVなどボンネットが長く、車幅の感覚が取りづらい車種に乗られている方が購入しています」といいます。
すっかり消えてしまったと思い込みがちなコーナーポールですが、昔からコーナーポールに親しみのある、高齢ドライバーや、視界確保が難しい大型セダンのユーザーには、一定ニーズはあるようです。
高齢ドライバーを中心にコーナーポールに親しんできた人からの需要があるからこそ、オートバックスではいまも一定の種類を販売しているといいます。
そのような人がクルマを乗り替えた際、再び装着する傾向もあるようです。死角を減らす技術は進んでも、コーナーポールを愛用してきた人にとっては、染みついた運転感覚があるのかもしれません。
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