SUVの世界的な流行もあって、さまざまなSUVモデルが増えてきました。なかでも「3列シートSUV」は、多人数乗車できるクルマとしてラインナップも充実してきました。
ファミリーカーとして人気上位の「ミニバン」は、四角いボディとスライドドアで、居住性と乗降性に優れています。その反面、背の高いボディ形状は、走りの面では必ずしも快適とはいえません。
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3列シートを備えるSUVは、居住性では「ミニバン」にかないませんが、悪路も走れる機動力や剛性の高いボディのおかげで走破性は抜群です。
そんな、人気のSUVのなかで、今回は200万円台から300万円台で買える3列シートを備えた国産SUVをサイズごとに5台紹介します。
ミドルサイズSUVの3列シート車トヨタ「ランドクルーザープラド」は、人気の3列シートSUV●三菱「アウトランダー」
三菱「アウトランダー」は2012年登場のミッドサイズSUVです。直近では、2018年に一部改良し、「衝突被害軽減ブレーキシステム」や「誤発進抑制機能」などが標準装備されました。
ボディサイズは、全長4695mm×全幅1810mm×全高1710mm。室内寸法は、室内長2580mm×室内幅1495mm×室内高1265mmです。最小回転半径が5.3mで、ミッドサイズSUVではトップクラスの小回りの良さを実現しています。
アウトランダーの3列シート車はガソリン車のみの設定で、プラグインハイブリッド車の「アウトランダーPHEV」には3列シート車の設定はありません。
3列目の居住性は、2列目シートとの間に余裕があまりなく、足元にあるシートスライド用のレールも気になります。どちらかというと長距離ドライブよりは街中に向いています。
アウトランダー(3列シート車)の価格(消費税込、以下同様)は、266万8680円から335万6100円です。
●日産「エクストレイル」
日産「エクストレイル」は、2000年登場のミッドサイズSUVです。2013年登場の現行モデルで、はじめて3列シート車が設定されました。
直近では2019年1月に仕様変更し、「踏み間違い衝突防止アシスト」機能に「前進時歩行者検知機能」などが追加されています。
ボディサイズは、全長4690mm×全幅1820mm×全高1740mm。室内寸法は、室内長2555mm×室内幅1535mm×室内高1270mmです。シートやラゲッジルームに防水加工が施されており、アウトドアレジャー利用時や雨天時に重宝します。
エクストレイルには、ガソリン車とハイブリッド車がありますが、3列シート車はガソリン車の一部に設定されています。
3列目シートの居住性は、成人男性(身長170cm)の場合、着座姿勢も膝を抱えるような姿勢となり、あくまでエマージェンシー用と考えたほうが良いレベルです。
エクストレイル(3列シート車)の価格は、272万4840円から308万3400円(AUTECH車除く)です。
●ホンダ「CR-V」
ホンダ「CR-V」は、約2年ぶりの2018年に国内復活したミッドサイズSUVです。5代目にあたる現行モデルで、はじめて3列シート車が設定されました。
ボディサイズは、全長4605mm×全幅1855mm×全高1680mm(4WDは1690mm)。室内寸法は、室内長2520mm×室内幅1520mm×室内高1230mmです。ミッドサイズSUVのなかでは、全長が短めで全幅は広めという、どちらかというと太く短いボディ形状をしています。
CR-Vには、ガソリン車とハイブリッド車があり、3列シート車はガソリン車の一部に設定されています。3列シート車は2列シート車と同じボディですが、燃料タンクの扁平化や、フロアやルーフまわりの設計を改めるなど、3列目シートの居住性に配慮しています。
3列目シートの居住性は、成人男性(身長170cm)では、頭上のスペースが若干狭いものの問題なく乗車できます。
CR-V(3列シート車)の価格は、342万1440円から403万560円です。
ラージサイズSUVの3列シート車●マツダ「CX-8」
マツダ「CX-8」は、2017年登場のラージサイズSUV。直近では2018年に商品改良し、新たに2種類の2.5リッターガソリン車が追加されました。ガソリン車のグレードの追加により、ラージSUVながら200万円台のグレードが登場しています。
ボディサイズは、全長4900mm×全幅1840mm×全高1730mm。室内寸法は、室内長2690mm× 室内幅1540mm × 室内高1250mm。全長4900mm、ホイールベース2930mmのロングボディで、取り回しには気を使いそうですが、そのぶん室内空間を十分確保しているといえます。
CX-8は、マツダ国内最上級の3列シートSUVです。マツダはミニバンの生産を廃止しており、ミニバンからの乗り換えユーザーも増えているといいます。
3列目シートの居住性は、3列シート車として設計されただけあり、成人男性(身長170cm)でも余裕のある空間を確保しているほか、乗降性にも優れています。
CX-8は、全グレードが3列シート車です。価格は、ガソリン車が289万4400円から424万4400円。クリーンディーゼル車は、360万7200円から446万400円です。
マツダ「CX-8」の3列目シート●トヨタ「ランドクルーザープラド」
トヨタ「ランドクルーザープラド」の現行モデルは2009年登場。直近では2017年にマイナーチェンジし、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」(名称は当時)が標準装備されました。
ボディサイズは、全長4825mm×全幅1885mm×全高1835mmから1850mm。室内寸法は、室内長2520mm×室内幅1565mm×室内高1240mmです。
トヨタのランドクルーザーシリーズは、世界で高い評価を受けている本格的クロスカントリー車で、街乗りにも十分使えますが、悪路走破性など機能面を重視した車種です。
ランドクルーザープラドにはガソリン車とディーゼル車があり、それぞれ2列シート車と3列シート車が設定されています。
3列目シートの居住性は、成人男性(身長170cm)でも余裕があります。また3列目のシートは、スイッチを押すだけで自動的に格納・復帰します。
ランドクルーザープラド(3列シート車)の価格は、ガソリン車は369万2520円から420万2280円。ディーゼル車で430万7040円から536万3280円です。
※ ※ ※
一口に「3列シートSUV」といっても、いろいろなモデルが登場してきました。今回、紹介したモデル以外にも、三菱の本格派クロスカントリー車の「パジェロ」も300万円台からラインナップしていますが、2019年8月で国内モデルの生産を終了します。
400万円台以上になれば、国産の3列シートSUVには、ほかにもトヨタ「ランドクルーザー」(200系)、レクサス「LX570」「RX450hL」などがあります。
3列目シートの居住性は、全車3列シートのラージSUVとして設計されたマツダ「CX-8」が一歩抜けている印象ですが、全長4900mmのロングボディは狭い道路などでは取り回しに気を使うことが多いでしょう。
3列目シートには普段から大人が座るのか、一時的に使えればいいのか、遠出することが多いのかなど、自分の使用用途に合ったクルマを選択するのが大切です。
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