ダイハツの軽スーパーハイトワゴン「タント」がフルモデルチェンジして、2019年7月9日より発売されました。
ダイハツ新型「タント」 タントは、2003年の発売以来、広い室内空間と使い勝手の良さで、スーパーハイト系という新たな市場を開拓しました。2代目モデルでは、ピラーをドアに内蔵した「ミラクルオープンドア」を実現し、3代目モデルでは両側パワースライドドアを採用するなど、幅広い世代から好評を得ています。
新時代のダイハツ 新型「タント」でスタート! 独走するホンダ「N-BOX」に挑む自信作
新型タントは、従来モデルと同様に、標準仕様とカスタム仕様の2種類のボディタイプを用意しました。
標準仕様はシンプルで親しみやすいデザインとし、愛嬌のあるフルLEDヘッドランプと視認性を高めたLEDリアコンビネーションランプを採用しています。
カスタム仕様は、メリハリのあるフロントフェイスで存在感のあるスタイルを表現。フルLEDヘッドランプにはアダプティブドライビングビームを、リアには特徴的なクリアスタイルLEDリアコンビネーションランプを取り入れて、先進機能とデザインをリンクさせました。
標準仕様のボディカラーは、はつらつとした印象の「マスタードイエローマイカメタリック」や、「ミゼット」を彷彿させる明るく爽やかな「アイスグリーン」など新色3色を含む全9色を設定。
カスタム仕様では、新色3色を含む全8色と、2トーン3色を設定。新色の「シャイニングパールホワイト」は、パールの粒子で純白の輝きを、「パールブラック」は深みのある上質感を表現しました。なお、2トーンカラーの場合、サイドガーニッシュが装着されます。
内装のデザインは、標準仕様ではグレー基調のインパネにグリーン/ネイビーのアクセントカラーを施して楽しさを演出。カスタム仕様ではブラック基調の洗練された雰囲気に、メッキ加飾やプレミアムシャインブラックを取り入れることで、上質感と高級感を表現しています。
広い視界を確保するため、Aピラーを細くしたり、メーターの高さを抑えました。
また、視線移動が少ない配置にしたり大きな表示サイズのデジタルメーターを取り入れるとともに、TFTカラーマルチインフォメーションンディスプレイを採用することで、直感的に理解できる安全運転に貢献します。
ステアリングやシフトノブの形状も最適化し、握りやすい形状に変更しました。
世界初の運転席ロングスライドシート採用 これまで継承してきた室内空間の広さに加え、「ミラクルオープンドア」をいかした新機能を取り入れて、さらに使い勝手が良くなりました。
運転席が540mmスライドしてミラクルオープンドアから乗り降り可能に 新型タントでは、世界初となる「運転席ロングスライドシート」が採用され、運転席を最大540mmスライドさせることができるようになりました。これにより、運転席と後席の間での移動が可能になるとともに、ミラクルオープンドアから運転席に乗り込むことができるなど、狭い駐車場や雨の日でも楽に乗降することが可能です。
なお、安全面を考慮し、ロングシートスライドはシフトポジションがPレンジの場合のみで可動します。
軽自動車初の機能として、助手席が半ドアの時に自動でドアを全閉する「助手席イージークローザー」やパワースライドドアが閉まりきる前にドアロックを予約できる「タッチ&ゴーロック機能」、クルマに戻った時にパワースライドドアの自動オープンを予約できる「ウェルカムオープン機能」も搭載されました。
新型タントは、歴代モデルの広い室内空間を継続しながら、さらに16mm低床化とすることで、子供や高齢者が乗り降りしやすく、荷物も容易に積載できるようになりました。
また、シートは、ホールド感とフィット感、座り心地を向上させ、長時間座っても疲れにくいような構造としています。
これまでも多様なシートアレンジが可能でしたが、新型タントでは、後席を左右分割でレバーひとつで格納できるように変更。後席ドア側からもバックドア側からも操作することで、利便性が向上しました。
便利な装備も充実していて、格納式シートバックテーブル(運転席/助手席)は子どものマグカップや500mlの紙パックが入るカップホルダーに加え、左右にマルチフックを備えてタブレットなどを立てかけることもできます。
また、ドアロックと連動したフューエルリッドやオートライト義務化に対応したヘッドランプシステムの操作性向上など、運転する人も乗る人もすべての乗員が快適に過ごせる機能が備わっています。
新型タントの価格(消費税込)は、標準仕様が122万400円から168万4800円、カスタム仕様が154万9800円から187万3800円です。
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