独フォルクスワーゲンは7月3日、電気自動車(EV)のレーシングモデル「ID.R」をグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの名物タイムトライアル“ヒルクライム”に出場し、コースレコードを樹立した。
7月4日から7日まで英国南部で催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、世界各国からあらゆるジャンルの名車が勢揃いするカーイベント。ここで毎年恒例となっているのが、貴族の私有地に設けられた1.86kmのコースを駆け抜けるヒルクライムだ。
EVを成長戦略の柱に据えるフォルクスワーゲンは、EVブランド「ID.」シリーズのピュアレーシングマシンとしてID.Rを導入。モータースポーツファンならご存じのとおり、同マシンは昨年米コロラド州で開催されるパイクスピークでレコードタイムを叩き出し、今年もほんの4週間前にニュルブルクリンク北コースのEVレコードを更新している。
この日、ID.Rが叩き出したタイムは39.90秒。目標タイムは41.6秒を切ることだった。41.6秒というのは1999年にF1ドライバー、ニック・ハイドフェルドが、780馬力の自然吸気V10を積んだF1マシン「マクラーレン・メルセデスMP4/13」で達成したもの。この記録更新を見事達成し、EVとして初めてF1タイムを打ち破る快挙を成し遂げた。
ID.Rのステアリングを握ったのはパイクスピークでもドライバーを務めた辣腕ロマン・デュマ。マシンの出力は680馬力とされ、短距離走に向けてバッテリー容量を最適化するなど減量を重ね、1トンを切るレベルまで軽量化してきた。タイヤも極限までグリップ力を高めたソフトコンパウンドをMP4/13でもサプライヤーを務めたブリヂストンに依頼し、万全を期して挑んだ。
グッドウッドのコースレコード更新でまたひとつ増やしたID.R。EV界の頂点を狙うフォルクスワーゲンの挑戦は、まだまだ続きそうだ。
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