2019年6月17日(月)、三菱自動車工業(以下、三菱自動車)は、ジャパンラグビー・トップリーグに所属する「三菱重工相模原ダイナボアーズ」に、オールラウンドミニバン「デリカD:5」をサポートカーとして提供することを発表した。同時に、提供車の特別仕様のデリカD:5がメディア向けにお披露目された。
発表会場は、三菱重工業の相模原製作所内にある三菱重工業相模原グラウンド。社会人ラグビーチームである三菱重工業相模原ダイナボアーズの活動拠点である。
三菱重工業相模原ダイナボアーズは、2018年シーズンまで、2部リーグに相当するトップチャレンジリーグで活躍していたが、2018年12月23日にパロマ瑞穂ラグビー場でおこなわれたジャパントップリーグ入替戦で、「豊田自動織機シャトルズ」に勝利し、12季ぶりに1部リーグに相当するトップリーグに復活した。
今回の特別仕様車お披露目会には、土佐誠主将(ナンバーエイト)をはじめ、安江祥光選手(フッカー)、トーマス優デーリックデニイ選手(フランカー)、榎本光祐選手(スクラムハーフ)、レポロ・テビタ選手(ウィング)、関本圭汰選手(ウィング)、金崎廉大朗選手(ユーティリティバック)の7名の選手と、グレッグ・クーパーヘッドコーチと石井晶ゼネラルマネージャーが出席した。
三菱自動車が今回、サポートカー提供を決めた経緯について、同社の広報担当者に訊くと、「三菱重工相模原ダイナボアーズが12季ぶりにジャパントップリーグへの復活が決定し、かつ今年はラグビーのワールド・カップが日本で開催されるので、グループ企業として何かサポートする必要があるのでは?と、検討を開始したのがきっかけでした」と、述べた。
提供されるデリカD:5は、2019年2月に大幅改良を受けた最新モデル(クリーンディーゼル・エンジン搭載車)である。ボディカラーは、ダイナボアーズと本拠地である相模原市のシンボルカラーがグリーンであることから、グリーンが映えるように「エメラルドブラックパール」にしたという。また、ボンネット、リアゲート、左右ボディサイドにチームロゴ入りのラッピングが施されている。
提供車がデリカD:5になったのは、「高剛性ボディと大幅改良したクリーンディーゼル・エンジンによる力強い走りが、鍛え抜かれたラガーマンを彷彿とさせるからです」とのこと。
選手を代表して挨拶した土佐主将は、「今はチーム全体が自信に満ち溢れており、良いシーズンスタートを切れたと思う。そして、三菱自動車からのサポートには、本当に感謝しているし、三菱グループとしての責任の重さも同時に感じている。また、相模原市の代表としても、皆の期待に応えられるよう、精進していきたい」と、述べた。
特別仕様のデリカD:5は、3年間貸与され、チームスタッフ車として活躍する。また現在、ダイナボアーズが所有する「アウトランダー」にも、デリカD:5と同様のラッピングを施し、チームのPRを積極的におこなっていくそうだ。
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