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不測のバッテリー上がりも安心! ジャンプスターターの選び方5つ

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不測のバッテリー上がりも安心! ジャンプスターターの選び方5つ

容量や品質、安全機能などをチェック

 バッテリー上がりは、ふだんからライトの消し忘れなどに気をつけている人でも「ついうっかり」やってしまうもの。特にこれからの行楽シーズンに入ると、レジャー施設や空港、駅などの駐車場では、急いでいたり気が緩んでいたりするためか、ライトの消し忘れなどが原因でバッテリー上がりが急増する。

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 旅先でクルマに戻ったらエンジンが掛からない……なんて状況になると、せっかくの楽しい雰囲気も台無し。そこで転ばぬ先の杖として準備しておきたいのが携帯できるジャンプスターター(モバイルスターター)である。いまや数多くのタイプが販売されているが、なにをチェックすべきなんだろうか。

1:愛車にあったバッテリー容量

 ジャンプスターターを購入する際に、まずチェックしたいのが内蔵バッテリーの容量。セルモーターを有効なトルクで回すには、愛車のエンジンにあった容量のバッテリーを備えたジャンプスターターが必要となる。

 参考値としては排気量3.5リッターまでのガソリンエンジン、2リッターまでのディーゼルエンジンならば6000mAhの容量があれば足りるといわれている。2.2リッタークラスのディーゼルエンジンならば8000mAhは欲しいところだ。容量の表記に使われる”mAh”とはミリアンペアアワーと読み、1時間に流せる電気の量を表したもの。数字が大きいほどたくさんの電気を流せることになる。

 従って、小排気量車に比べ、大排気量車やディーゼルなど圧縮比が高いエンジン搭載車などは始動に多くの電気量が必要。より流せる電気量が多い(セルを力強く回せる)ジャンプスターターが必要になるわけだ。

2:Wh表示があれば幅広く使える

 製品によってはmAh表示と同時に電力量を示す「Wh(ワットアワー)」を表示しているタイプもある。このWhは電力が使用できる時間の単位のことで、基本的に数字が大きいほうがより長時間使えることになる。ジャンプスターターはモバイルバッテリーとしても使えるタイプもあるが、航空機に持ち込む際にはこのWhの値に上限があるため、Wh表記がないバッテリーは判断不能なことから持ち込みを断られるケースもあるので注意したい。

 もしこれから購入される方で、モバイルバッテリーとしても使いたい場合は、のちのち不便な思いをしないためにもWh表記があるものを選んでおくのもいいだろう。

3:粗悪品に手をつけない

 ジャンプスターターをネットで検索すると、いろいろな種類があって値段の開きも大きい。できれば「安いものを」というのが人情ではあるが、あまり安価な製品では表記してあるバッテリー容量がアテにならないケースもある。最悪の場合、愛車に適合する容量のものを購入した「はず」なのに、エンジンが掛けられないことがあったのも事実だ。

 なお、容量が不足していると長い時間セルを回すことになるが、その際にジャンプスターター内のバッテリーが発熱しすぎて、煙が出たり火を噴くこともある。また、安価な製品の中には、昔のガラケーのようにバッテリーが膨らんでしまうものもある。

 安いものがすべて信用できないとはいわないが、ジャンプスターターは転ばぬ先の杖として準備するものなので、信頼重視で選んでおくのが正解だろう。また、新規に購入した場合は、必ず動作確認することをお勧めする。

4:販売元も判断基準に

 ジャンプスターターを含むモバイルバッテリー製品には、電気用品安全法に「適合した」ものであることを示す”PSE”マークがあることもポイントだし、”SGS”という国際的な検査企業による審査を通っているのも同様に安心して使用できる。

 ただし、モバイルバッテリーにおけるPSEマークは公的な印ではなく、販売元が検査基準に沿って検査した結果、検査基準に合致していたことを証明するものなので、海外製品の中には印表示があってもイマイチ信用できないものがある。それだけに「どの企業の製品か?」や、輸入品の場合は「どこが輸入しているのか?」など、販売する取り扱い企業の実績がわかる場合は、それも判断基準のひとつになるだろう。

5:安全機能があるか

 容量以外では、最近の製品には過充電の保護機能や、接続時に端子のプラスとマイナスを間違えたり、両極のクリップを誤って接触させたときもショートしない機能を持つものなどもある。このような安全機能が備わっているか否かも、実際に使う際の利便性や安心につながるものなので、購入時の大きなポイントになるだろう。

*画像はすべてイメージです

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