年間で考えると燃費や燃料種類は大きな差になる!
実際、皆さんは所有するクルマの燃費について、どれくらい意識し、重要視しているだろうか。
悪燃費ゆえの巨大胃袋!? バカでかいガソリンタンク容量をもつ国産乗用車4選
一般的にクルマを日常的に使用する人の場合、国内では年間1万km程度の走行距離になるといわれている。年間走行距離が1万kmを超えるような使われ方をしたクルマだと「過走行」といい中古車市場での価格が安くなり手放す際の買い取り価格にも影響する。5年乗ったら5万km以内であれば平均的といえるのだ。
では年間1万km乗るとして、そこでかかる燃料代はいかほどか。平均してリッター当たり10km走るクルマでレギュラーガソリンを使用し、リッター価格が140円として計算すれば1万kmで14万円の燃料代がかかる。
これがリッター当たり3kmしか走らず、かつ燃料代の高いハイオク仕様車なら、ハイオクのリッター当たり価格を160円とすると1万kmで53.3万円がかかる計算となる。約3.8倍も燃料代に差が出たら一般のユーザーには大問題となるだろう。
しかし、だ。普通に使っていてリッター当たり3kmしか走らないような極悪燃費車といえばV8ツインターボや6リッターV12気筒エンジンを搭載し、500馬力以上の高出力を誇るようなスーパーカーくらいだ。何千万円もするような高額なスーパーカーのオーナーであれば、数十万円の差など気にしないのは当たり前だろう。
しかもスーパーカーオーナーともなれば所有台数は1台に留まらず、TPOに応じて複数台を使いわける。スーパーカーだけの年間走行距離でみると5000kmにも及ばないことが多い。となればスーパーカーにかかる年間燃料代は25万円程度となり、スーパーカーオーナーの多くが燃費を気にしない理由になっている。
だが一般ユーザーはそうはいかない。できるだけ燃費を安く抑えるためにハイブリッド車を購入したり燃料単価の安い軽油使用のディーゼル車を選択したりしている。
しかし、このクルマの走りなら、いくら燃費が悪くても納得し、満足できるというモデルがあるだろうか?
これほどの性能が味わえるなら燃費など気にしない
現行国産モデルのなかから選ぶとしたら、まず筆頭に上げられるのは日産GT—Rだ。現行のR35型は登場からすでに12年が経過しているが、いまだに速さにおいてGT-Rを上まわれる国産車は登場していない。電動化や今後の自動運転化など自動車メーカーが取り組まなければならない問題の多さや複雑さを考えると、もう純粋にガソリンエンジンでGT-Rの性能を上まわれるクルマは登場することはないだろう。
GT-Rの燃費値は最新のWLTCモード届け出値でみると7.8km/L。市街地モードで5.2km/L、高速道路モードでは9.4km/Lとなっている。実際に試乗テストした際に極めて近い数値だ。一般道でGT-Rのフル性能を引き出させることはないのでサーキット走行をしない限り3km/L台まで落ち込むことはないが、それでもハイオク燃料で5km/L台の実用燃費というのは通常受け入れられない。
しかしGT-Rに授けられている走行性能とそれを可能とするメカニズムや伝統、所有する歓びなどと相殺すれば納得できてしまうわけだ。GT-Rの価格は1300万円前後でほかのスーパーカーと比べても極めてリーズナブル。庶民にはそれでも手の届かない価格に違いはないが、価格、性能、燃費のバランス的には優れている。
ホンダNSXもまた優れた性能を誇る国産スーパーカーで、その燃費性能はJC08モードで12.4km/Lとされる。実際に高速道路主体で燃費を計測したことがあるが9~10km/L台で推移し、スーパーカーとしては優れていると感じた。
NSXは駆動用電動モーターを備えたハイブリッド車でもあるが、モーターをパワーアシストとして多くを使用しバッテリー容量も小さく燃費を大幅に向上させることはできていないのだが、スーパーカーとしてみると非常に低燃費といえる。
しかしサーキットなどへ持ち込めば当然3~5km/L台にまで落ち込む。価格も2300万円オーバーと立派なスーパーカー価格なので、一般人には縁遠いクルマに違いないが、そのステータス性の高さと個性的で独特な走行感覚で燃費の事を意識させないのだ。
トヨタ車のなかではGRMNの86やヴィッツも走りがよく、燃費のことを忘れさせてくれる感動があった。
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