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業界ニュース 2019.7.1

百獣の王ライオンもびっくり! ランドローバーの新型「ディフェンダー」がアフリカで見せた実力とは

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 2016年に惜しまれながら生産終了となったランドローバー「ディフェンダー」が、いよいよカムバックしそうな気配となってきました。

 ジャガーランドローバー社も、擬装車ながら新型の情報を小出しにし始めています。今回はそれらの情報をもとに、次期ディフェンダーがどんなクルマになっているのか予想していきます。

    ランドローバー「ディスカバリースポーツ」 オンロード性能を高めたSUV

フィールドテストを実施した新型「ディフェンダー」 1948年に英国で生まれたランドローバー。シリーズ1から始まり、シリーズ2、3、そして途中からシリーズ3についたモデル「ディフェンダー」と、そのDNAは受け継がれてきました。

 ランドローバーは、ディフェンダーのほかに高級シリーズであるレンジローバー、ミドルレンジのディスカバリーやフリーランダーなどを追加してきました。そのラインナップのなかでも、質実剛健なスタイルと走行性能から、ディフェンダーは世界で愛されてきた名車です。

 筆者(山崎友貴)もかつて、ディフェンダーに数年間乗っていました。ランドクルーザー70系にも通じる「いかにも道具」というヘビーデューティな雰囲気と、卓越したオフロード走破性は、都市生活者だからこそ魅了されてしまう部分が多かったことを、今でも思い出します。

 現在はジープ「ラングラー」に乗っていますが、同じワークホース系のクルマでも、やはりディフェンダーはすべての点において別格という気がします。

 2016年に、世界中のファンに惜しまれながら生産を終了したディフェンダーですが、いよいよ復活の時が刻々と近づいているようです。というのも、ジャガーランドローバー社は先日、アフリカの動物保護団体の支援で実施した、新型ディフェンダーの最終フィールドテストの様子を発表しました。

 新型ディフェンダーは、まだデジタルカモフラージュで擬装されていますが、目を凝らして熟視するとさまざまな性能や機能が見えてきました。

 まずエクステリアですが、レンジローバーに代表される現代のランドローバーのテイストを前面に押し出しながらも、かつてのディフェンダーであったディティールが上手に盛り込まれていることが分かります。

 例えばフロント形状ですが、バンパーからボンネットにかけてはレンジローバーによく似ています。分厚い顔を好む北米や中国市場を意識しているのでしょう。

 ヘッドライトもほぼ同じ形状のようです。ただし、台形の異形ヘッドランプのなかには、丸いLEDデイライトが採用されているようで、そのことからも旧型のイメージを随所に出そうというデザイナーの意図が感じられます。

 ボディ全体のデザインは、極力スクエアにしようとしているようで、とくにボディ後部は非常に角が立った形状になっています。さらに大型のオーバーフェンダーもまた、旧型から受け継がれた大ぶりのものが採用されています。

 ファンなら思わずニヤリとしてしまうのは、リアの意匠です。まず、後部断面形状は、先代同様に四角を2段に積み重ねた形状になっていることが分かります。

 さらに下段の外側に出張った部分に、リアコンビネーションランプが取り付けられている意匠も、旧型に酷似。擬装の下をよく見てみると、外側に四角いLEDランプが並べられているのが見えます。

 かつては丸形のブレーキランプやウインカーが並んでいましたが、さりげないディティールにも旧型の雰囲気が再現されているようです。

 さて、90インチホイールベースボディと110インチホイールベースボディが用意されるのがランドローバー&ディフェンダーの伝統ですが、今回もこのラインナップは健在。ショートとロングの2つのボディがラインナップされるようです。

 昨今はショートボディのクロスカントリー4WDが少ないので、発売されれば日本でも注目を集めるに違いありません。ただし、ピックアップトラックバージョンが用意されているかは不明で、後年になってから追加されるのかもしれません。

新世代でも卓越した悪路走破性を保持? さて、今度はメカニズム周辺を見てみましょう。駆動系がすべてプラットフォーム内に収まっているのが分かります。下回りの突起を無くすことは、クロスカントリー4WDの悪路走破性には重要です。ボディ下の中央部を横から見ると、V字形状にえぐられており、少しでもランプブレークオーバーアングルを稼ごうという意図が見えます。

フィールドテストを実施した新型「ディフェンダー」 前のタイヤハウスからはコイルスプリングが見えており、さらに正面を見るとロアアームが覗いているので、フロントサスは堅牢性と操縦安定性・快適性を両立させたダブルウイッシュボーンが濃厚でしょう。ディスカバリーのサス形式を考えれば、リアもダブルウイッシュボーンなのではないでしょうか。

 神奈川県相模原市にあるランドローバー専門店「ツインランド」の店長・高松一也氏が、おもしろいことを指摘してくれました。

「発表された写真を見ると、シーンによってタイヤとホイールハウスの隙間が変わっています。これは、車高調整装置が付いているからではないでしょうか」

 たしかに、シーンによってはロードクリアランスが変化しているように思えます。ランドクルーザーのサスペンションを考えれば、新型ディフェンダーもコイルスプリングとガスばねを併用した、ハイドロニューマチックサスペンションのような足を採用していることは十分にありえます。

 リアバンパーの下を見てみると、バンパーに隠れるように2つの消音器が付いているのが分かります。これはエンジンがV型であることを示しているのではないでしょうか。

 ランドローバーは、V8やV6エンジンを好んで使いますが、ディフェンダーの車格を考えれば、ディスカバリーと同じジャガー製3リッターV6スーパーチャージドエンジン、3リッターV6ディーゼルターボ、フォード製2.7リッターV6ディーゼルターボといったパワーユニットが妥当かと思われます。

「PHEVやマイルドハイブリッドもあるのではないか」という噂がありますが、これもまたディフェンダーの車格、そして僻地でのメンテナンス性を鑑みれば、可能性は非常に低いのではないでしょうか。

 フロントウインドウを見ると、ルームミラー周辺にカメラとレーダーユニットのような物が見えています。新しいディフェンダーは安全装備の面でもこれまでにないほど進化しており、自動追尾オートクルーズやオートハイビームなどの便利機能もぬかりないと思われます。

 またボディに関してはオールアルミで、モノコック構造というのが、最近のランドローバーの潮流です。僻地で活躍するディフェンダーがモノコック構造というのは賛否あると思いますが、もはや同モデルはそういうキャラクターではないのかもしれません。

 気になるのは価格ですが、ランドローバーのベーシックモデルとはいえ、最新装備のクルマ。JL型のラングラーをベースに考えると、やはり90インチモデルでも450万円以上になるかもしれません。

 110インチモデルは装備によって500万円台後半もありえます。旧型でも高価なクルマでしたが、さらに高嶺の花となりそうです。

 なお、新型ディフェンダーは2019年後半にワールドプレミアを予定しています。日本でも東京モーターショーでお披露目になるかもしれません。いずれにしても、クロスカントリー4WDの名車とされるディフェンダーが、どんなクルマになって復活するのかが、いちファンとして非常に気になるところです。

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(くるまのニュース 山崎友貴)

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