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洗車はサボってないのになぜかヤレてる! 10年落ち車の意外な劣化点とその対策7つ

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洗車はサボってないのになぜかヤレてる! 10年落ち車の意外な劣化点とその対策7つ

 10年を目安に経年劣化してくる箇所を挙げた!

 クルマというのは、どんなに丈夫に作っても劣化は避けられない。実用車ではなおさらだ。とはいえ、最近のクルマは素材がよくなってきているので、昔のようにしばらくすると問題が出てくることはなく、10年が目安となるだろう。今回は10年を目安に経年劣化してくるポイントを紹介しよう。

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 その1 ゴム類

 日本車、外国車を問わず、ゴム類は10年、そして10万kmから劣化が出てくる。ゴム類とひと口に言っても、メカではエンジンマウントやドライブシャフトのブーツなど。外装では窓枠などのウエザーストリップや各部の止めゴムなどがあり、ヒビ割れや亀裂が発生してくる。

 対策は定期的なチェックが基本で、外装は保護剤を定期的に塗ってやることだ。

 その2 ボディのくすみ

 塗装は紫外線の影響で劣化は確実に進む。色があせたり、抜けたり。さらにはクリア層がはげてくるという例もある。ワックスやコーティングがけでできるだけ保護してやるのはもちろん、可能なら駐車についても日陰を選ぶなど配慮したい。

 その3 インパネ

 ボディと同じように紫外線が当たりやすく、高温にもなるのがインパネだ。30年ぐらい前のクルマだとヒビが出たり、割れたりしたが、最近はそこまでしない。ただ、それだけのダメージを受けているのは変わらないわけで、保護剤を塗ったり、夏場はサンシェードを使うなどして、できるだけ日に当たらないようにする。

 その4 シート

 消耗品とまではいかないが、劣化は確実に進んでいくのがシートだ。乗り降りでこすれやすい形状だと10年ぐらいすると角がほつれたりすることも。また表皮の伸びやたるみも出てくる。レザーシートでは汚れだけでなく、表面のヒビ割れも目立ってくる。クリームを塗り込むことで少しはよくなるが、基本的にはレザーに色を塗って作られていて、その塗装がやられるので根本的な解決としては塗り直すしかない。

 単なる汚れじゃない! ガラスも劣化してくる

 その5 ガラス

 ガラスというのは新車のときは、当然のことながら、スッキリとクリアだ。それが次第に失われてくる。硬いと思うが、実際は細かいキズはワイパーなどによってどんどんと付いていく。またガラスそのものも白っぽく劣化してくる。またフロントに使われる合わせガラスは、2枚のガラスを合わせて作られているが、その間に湿気が入り込んでわずかだが曇ってくることもある。あまりに気になるようなら新品に交換するのもいいだろう。交換用にも断熱ガラスが用意されていて、オススメである。

 ちなみにUVカットガラスの効果も次第に薄れてくるもので、永続するものではないのも覚えておいてほしい。

 その6 足まわり

 最近のエンジンやミッションはチャンとメンテをしていれば、オーバーホールが必要ないほど耐久性は進化した。一方、足まわりは劣化が進み、10年経過すると機能がかなりなくなってしまう。ショックのうま味は数万km。ブッシュも同様と言われるが、それでも走れるから問題にならないというか気にならないだけ。走りにこだわるならショック交換やブッシュの打ち替えなどを行なうとシャッキリする。

 その7 ヘッドライトレンズ

 経年劣化で今一番話題というか、困っている人が多いのが、ヘッドライトのレンズが曇ってしまうこと。ガラスであれば問題なかったが、樹脂となってから頻発。原因は紫外線で、表面の保護膜が劣化して剥がれてしまい、樹脂が劣化してしまうというのが症状だ。劣化した表面を磨き取って、コーティングする市販のリペアキットも売られているが完璧ではなく、しばらくすると曇ってきてしまう。

 プロ用の強力なコーティングを施工してもらうか、削り取ったうえでクリアで塗装してしまうしかない。あとは新品に交換するか。ちなみに液剤をスチームするとクリアになるキットがあるが、健康被害があるとされているものがあるので要注意だ。

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