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マツダが16年間使ってきた「アクセラ」を捨て「MAZDA3」に改名した理由とは

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マツダが16年間使ってきた「アクセラ」を捨て「MAZDA3」に改名した理由とは

 ブランドをより飛躍させたいという想いが込められている

 先日発表されたばかりの「MAZDA3」は、それまでのアクセラのポジションを担う新型車となっている。と言っても日本国外では2003年に登場した初代アクセラからすでにMAZDA3の名前が使われており、今回のフルモデルチェンジのタイミングで、世界的に名前を統一したという形になるわけだ。

マツダが力を入れる乗用ディーゼルを待ち受ける厳しい現実

 今回、車名をマツダ3に統一した理由については、マツダの新世代商品群の幕開けを飾るモデルであり、このモデルを契機にマツダブランドをより飛躍させたいという想いで付けられたとアナウンスされている。つまり、従来のイメージを払拭し、より「マツダらしさ」をアピールできるように心機一転を図ったということなのだろう。確かに新型MAZDA3を見ると、従来の常識を打ち破るクオリティや走行性能を持ち合わせており、新世代のマツダを象徴するモデルに仕上がっていると言える。

 ロードスターが国内でも「MX-5」となる可能性も

 もともとアクセラのさらに前身となったファミリアにおいて、1977年に登場した4代目モデルから海外ではMAZDA323の名前で販売されており、日本国外では数字が車格を表す方法が古くから使用されている。デミオはMAZDA2だし(ただし初代モデルはMAZDA121)、ルーチェはMAZDA929の名前で販売されていた。またアテンザの海外名であるMAZDA6も、もともとはカペラの海外名であるMAZDA626から来ていることは言うまでもないだろう。

 またご存じの通りロードスターは海外ではMX-5という名前で販売されているし、過去に存在したプレマシーはMAZDA5、MPVはMAZDA8として海外で販売されており、それぞれに別の車名が用意されていたのはじつは日本と一部の地域だけだったのである。車名のニュアンスは国によって大きく変わってしまうこともあり、グローバルに展開するにあたってはBMWやメルセデスベンツのように数字やアルファベットで車格を表す方がややこしいことにならないということもあるのかもしれない。

 恐らくこの流れでいくと、次期アテンザは日本国内でも「MAZDA6」という名前で登場する線が濃厚と言えるが、近い将来登場するであろう次期ロードスターは果たして「MX-5」になるのだろうか。ロードスターの名前は日本で広く浸透しているだけに、ここはかなり悩みどころとなりそうである。

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