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燃費も安全性も最新車が上! それでもクルマ好きが旧いクルマを求めるワケ

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燃費も安全性も最新車が上! それでもクルマ好きが旧いクルマを求めるワケ

 個性的な外観や特徴的な走りに惹かれる!

 クルマも工業製品であるから、新しいモデルが優れているというのは当然のこと。それにもかかわらず一定数のファンが存在するのが旧車だ。筆者も旧車オーナーのひとりであり、旧車とともに現行車種も保有しているので、旧車のよさも新型車の便利さも身に染みてわかっているのだが、はたしてなぜ旧車を求めるクルマ好きが存在し続けるのであろうか?

【意外と知らない】13年を経過しても自動車税が上がらないクルマとは?

 1)見た目がレトロ

 やはり一番の魅力はそのルックスではないだろうか。現代のクルマは燃費などの兼ね合いもあり、ある程度デザインの正解が出てしまっているため、似通ったデザインになりがちだ。また、衝突安全の問題からもリトラクタブルヘッドライトなどの装備を備えることが難しくなってしまっている。

 一方、旧車はまだデザインに試行錯誤をしていた時期のクルマであり、車種によってデザインの違いがわかりやすくなっている。また、アンティーク家具のような雰囲気も魅力と言えるだろう。

 2)フィーリングがダイレクト

 エンジンをかければうるさく、振動もかなり伝わってくる旧車。正直言って洗練されているとは言い難いのだが、そこが味わい深く思えてくる。もちろん、パワーはそれほどでもないし、足まわりも古臭いレイアウトのものが多いが、それだけに操っている感覚が低いスピードでも楽しめて、ダイレクト感があるのである。

 台数も少ないため同じクルマに遭遇する機会も減ってきた

 3)オンリーワン感が強い

 普通車の販売台数ランキングでトップを飾るクルマであれば、月に1万台以上が売れている現代だが、旧車は当然増えることはない。下手をすれば現存台数が1万台どころか100台以下という車種も少なくないだろう。それだけにオンリーワン感は半端ない。どんな広いショッピングモールの駐車場に停めたとしても、同じ車種を見かけることはゼロに等しいだろう。

 それだけに、自分だけの愛車という感覚は格別。旧車乗りは個性的な人が多いと言われるが、そもそも旧車自体が個性の塊なのだから当然というか仕方のないことなのである。

 これだけ高性能なデジタルカメラが普及した現在でもフィルムカメラが愛され、ダウンロードやストリーミングが一般的になってもレコードが愛されるように、旧車もまたその不便さなどもひっくるめて愛しているユーザーが多いのである。個人的には現行車の方が圧倒的に優れているし、快適かつ楽しいということはわかりながらも、旧車道からは抜け出せないのだ。

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