自動車技術会は2019年5月22日~24日の3日間、神奈川県・横浜市のパシフィコ横浜で、「人とくるまのテクノロジー展 2019横浜」を開催する。また7月17日~19日にはポートメッセ名古屋(名古屋市国際展示場)で「人とくるまのテクノロジー展 2019名古屋」も例年通り開催される。
このイベントは自動車産業の第一線で活躍するエンジニアのための自動車技術専門展として1992年に初開催した。以来、28回目となる今回は世界各国から624社(1197小間)が出展する空前の規模での開催となる。
同時に最新モデルの試乗会(11車種)、最新モデルの開発秘話を開発担当者が語る新車開発講演が3件、最新製品の技術情報や企業・業界情報を紹介するワークショップが(68件)などもを開催される。また併催する自動車技術会の2019年春季大会では、学術講演会・フォーラムも多数開催される。
新車開発講演では、「2015年YZF-R1開発秘話(ヤマハ:藤原英樹氏)」、「新型コンパクトSUVエクリプスクロスの開発(三菱:林祐一郎氏)」、「可変圧縮比エンジンを搭載した新型アルティマ(日産:木賀新一氏)」が行なわれる。
2019年5月9日には、日本自動車技術会によるメディア向け発表会が開催され、主催者企画「新たな自動車技術が支える地域創生」とすることが発表された。これはクルマが電動化することやインフラ側と通信で接続されることで、地域と密着した新たな価値が生み出されることを想定した企画で、今回採用されたこの企画は、今後の複数年も継続するテーマとされる。
この主催者企画のテーマは横浜、名古屋ともに共通で、横浜展では「革新的社会インフラと融合したクルマの進化の方向性」を示し、名古屋展では「革新的社会インフラと融合したクルマの進化を生み出す重要技術」にフォーカスするという。
この企画では、具体的には「移動コストの最小化」、「エネルギーコストの最小」、「ビジネス効率の最大化」という価値を、クルマ業界だけではなく通信、IT業界と連携し、そのあるべき姿を示すとしている。そのため自動車メーカーはもちろん、ソフトバンク・ドライブ、KDDI、NTTドコモ、楽天技術研究所なども展示協力を行なう。
【開催概要】
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