■見落としがちな「落石注意」の標識
普段、クルマを運転していると黄色い標識を見かけることがあります。これは、「警戒標識」という種類のもので、運転中の危険や注意事項や道路の形状等を示したものです。
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さまざまな警告標識があるなかで、普段出会う機会の少ない危険の代表として「落石注意」があります。実際、「落石の危険性」とはどんなものなのでしょうか。
2017年4月、埼玉県秩父市にて落石による死傷事故が発生しています。事故当時の様子は、県道を走行していた軽乗用車が道路上に落ちていた岩に衝突します。
その弾みでクルマが対向車線側へ飛び出し、道路右側のフェンスを突き破った結果、約15m下の河原へ転落する事故が起きた結果、運転手1名死亡、同乗者3名重軽傷。後日の事情聴取では、岩に衝突後、エアバッグが作動したことによる視界不良によって、車線逸脱となったことが分かりました。
事故現場では、崖の壁面に落石防護柵などの対策が行われていましたが、「落石注意」の標識は設置していなかったようです。今回の事故を受けて、埼玉県の県土整備部は近隣地域を調査し、落石防護柵の緊急点検を実施するなど対応しています。
いつ起こるか分からない「落石」による事故。どのようなことに気をつけて運転をすれば良いのでしょうか。
国土交通省によると、落石注意の標識には「落ちてくる石」と「道路上に落ちている石」の両方に対する注意喚起の意味があるのです。
落石は、鹿や猪などの動物が石を蹴落としたり、地震や集中豪雨といった自然災害によって地盤が崩れやすくなるなど、さまざまな要因で起こります。
そのため、落石注意の標識を見かけた場合は、落石がないかなど周囲を警戒する必要があります。都内の自動車教習所スタッフは次のように説明します。
「山間部などでは、落石や動物の飛び出しなど常に注意を払って運転することが重要です。また、急カーブなどの前方視界が悪い場所では、徐行するなどいつでも止まれる速度で走行することが安全に繋がります。 速度が高い状態で周囲の異変に気づいた場合、急ハンドルや急ブレーキなど大変危険な操作となり、予期せぬ事故に繋がります」
※ ※ ※
天候不良や夜間などでは、晴天時の昼間に比べて著しく視界が悪くなります。その際は、細心の注意を払った運転を心がけましょう。 【了】
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