現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産が往年のZレースカー復活!? 「フェアレディZ」50周年記念モデルを初公開

ここから本文です

日産が往年のZレースカー復活!? 「フェアレディZ」50周年記念モデルを初公開

掲載 更新
日産が往年のZレースカー復活!? 「フェアレディZ」50周年記念モデルを初公開

■伝説のBREレースカー 240Zにヒントを得たスペシャルモデル

 日産は、2019年4月16日から開催されているニューヨーク国際自動車ショーで、「370Z 50周年アニバーサリーエディション」を世界初公開しました。この特別モデルは、往年の名車である「Datsun 240Z」をオマージュしたものと発表しています。

打倒「GT-R」! バブルが生んだ三菱の「リーサル・ウェポン」

 370Z 50周年アニバーサリーエディションの外観は、オリジナルのBREレースカー240Zの色彩を模したもので、ブリリアントホワイトパール(3P)のボディに、バイブラントレッド(C)の組み合わせと、ブリリアントシルバー(M)のボディに、ダイヤモンドブラック(P)の組み合わせの2種類のカラーリングを設定しています。

 Datsun 240Zレースカーを模したボディは、側面に描かれた2本のストライプと、白いアクセントカラーのトランク、フード、サイドミラー、そしてAピラーが含まれています(シルバーボディにはブラックのアクセントカラー)。

 また、ヘッドライトから後部ガラスまで、クルマのサイドに沿ってシャープなラインが走っています。この特別仕様車には、フロントフェンダーに50周年記念のバッジ、およびレッドのアクセントが入った特別な19インチアロイホイールも含まれています。

 内装は「50th Anniversary」の文字とレースカー風のセンタリングストライプが付いたが入ったアルカンターラ巻きステアリングホイールを装備。

 スエードで覆われた4ウェイのパワーシートは、独特のステッチとグラフィックに加え、浮き彫りのようにあしらわれた50周年記念のロゴ付き。Zロゴがあしらわれた特別なキックプレートと、専用のドアパネルを含む、ダーククロームのアクセントがインテリア全体に使われています。また、タコメーターにも50周年記念のロゴ付きです。

 8台のスピーカー(デュアル・サブウーファーを含む)は、アクティブノイズキャンセレーション、アクティブサウンドエンハンスメントシステムを備えたBose製オーディオシステムが装備されており、これは50周年記念モデル(米国モデルのみ)に標準装備されたものです。  3.7リッターV6エンジンは、7000rpmから332馬力を発生。革新的な可変バルブシステム「VVEL」は、吸気バルブの開閉動作を最適化し、必要な量だけ燃焼室に混合気を送ります。VVELシステムはバルブをわずかに開くように調整されるので、カムシャフトの摩擦と燃料の消費を減らすことで燃費を向上させます。

 トランスミッションはMTとATが選択可能で、6速マニュアルギアボックスには「シンクロレブマチック」と呼ばれたシフトダウンレブマッチングシステムを搭載したクロスレシオギアボックスが装備されています。次のギアにシフトする際、自動的にエンジン回転数を制御します。

 これにより、あらゆるスキルレベルのドライバーがプロのレーシングドライバーのようにギアを操作することが可能となりました。また、7速オートマチックはシフトタイム0.5秒を実現するパドルシフトを備えています。

 サスペンションには軽量の鍛造アルミニウムアームを採用し、また中空スタビライザーバーを使用したダブルウィッシュボーンフロントサスペンションを備えています。リアのマルチリンクリアサスペンションも先代のものよりも剛性がありながら軽量な仕上がりです。

 フロントブレーキには14インチディスクにアルミニウム製4ポットキャリパー、リアには13.8インチディスクに2ポットのアルミニウムキャリパーを備えています。卓越したグリップ性能を誇るブリヂストン ポテンザS007タイヤは、RAYS製軽量鍛造アロイホイールに装着されています。前述した通り、赤のアクセントが入った特別なトリムが施されています。

 日産のグローバル商品戦略本部副社長のイワン・エスピノサ氏は以下のようにコメントしています。

「370Zは日産にとって重要なアイコンたる存在です。このクルマは過去半世紀の間セグメントを牽引してきました。370Z 50周年記念アニバーサリーエディションは、日産が存在し続けることを助けた重要モデルのオマージュであり、これまでのレースの歴史と功績を祝うモデルなのです。」

 今回ニューヨーク国際自動車ショーで発表された「フェアレディZ 50th Anniversary 」は、2020年3月末までの期間限定モデルとして、2019年夏に日本でも発売予定です。

こんな記事も読まれています

もしや未来のレジェンドか!?!? 次世代電気自動車「Honda0(ゼロ)シリーズ」が衝撃 しかもほぼそのまま市販モデルになるってマジか
もしや未来のレジェンドか!?!? 次世代電気自動車「Honda0(ゼロ)シリーズ」が衝撃 しかもほぼそのまま市販モデルになるってマジか
ベストカーWeb
ガルウイングにした本当の理由は? AMG初の独自開発「SLS AMG」はメルセデス・ベンツ「300SL」の再来でした
ガルウイングにした本当の理由は? AMG初の独自開発「SLS AMG」はメルセデス・ベンツ「300SL」の再来でした
Auto Messe Web
RB、アイウェアブランド『HUGO Eyewear』とのパートナーシップ締結を発表
RB、アイウェアブランド『HUGO Eyewear』とのパートナーシップ締結を発表
AUTOSPORT web
「見た目」にビビなら買い! 日産ジューク・ハイブリッドへ試乗 内装とデジタル技術をアップデート
「見た目」にビビなら買い! 日産ジューク・ハイブリッドへ試乗 内装とデジタル技術をアップデート
AUTOCAR JAPAN
フォーミュラEが面白い! 日産とシェルの関係や過去のシーズンを知って、今期後半をもっと楽しもう
フォーミュラEが面白い! 日産とシェルの関係や過去のシーズンを知って、今期後半をもっと楽しもう
Auto Messe Web
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
アストンマーティン代表、ストロールへの裁定は厳しいと語る「しっかりと理解されないまま判定が下された」/F1第5戦
AUTOSPORT web
ヨシムラSERTが転倒後に追い上げ優勝、3ART綿貫も3位。TSR、Étoileは無念のリタイア/EWC第1戦ル・マン24時間
ヨシムラSERTが転倒後に追い上げ優勝、3ART綿貫も3位。TSR、Étoileは無念のリタイア/EWC第1戦ル・マン24時間
AUTOSPORT web
ホンダの「V8スポーツカー」!? 500馬力超えの「FRマシン」! “NSX後継機”目された「HSV-010」とは
ホンダの「V8スポーツカー」!? 500馬力超えの「FRマシン」! “NSX後継機”目された「HSV-010」とは
くるまのニュース
アルファ・ロメオ 車名に "ケチ" つけた政治家へ苦言「名前より雇用守る努力をせよ」 中国企業に危機感
アルファ・ロメオ 車名に "ケチ" つけた政治家へ苦言「名前より雇用守る努力をせよ」 中国企業に危機感
AUTOCAR JAPAN
「彼は僕を見てさえいなかった」リカルド、接触時のストロールのオンボード映像を見て激怒/F1第5戦
「彼は僕を見てさえいなかった」リカルド、接触時のストロールのオンボード映像を見て激怒/F1第5戦
AUTOSPORT web
ハースのヒュルケンベルグが10位「最大限の結果を出した。重要な1点」小松代表は「完璧なレース」と喜ぶ/F1中国GP
ハースのヒュルケンベルグが10位「最大限の結果を出した。重要な1点」小松代表は「完璧なレース」と喜ぶ/F1中国GP
AUTOSPORT web
アロンソ「セーフティカーで戦略変更も、良いレースに。1周でいいからトップを走りたかったけどね」/F1中国GP
アロンソ「セーフティカーで戦略変更も、良いレースに。1周でいいからトップを走りたかったけどね」/F1中国GP
AUTOSPORT web
乗って納得の「ロープライス実力派」 ホンダWR-Vは背伸びしない、等身大のパートナー
乗って納得の「ロープライス実力派」 ホンダWR-Vは背伸びしない、等身大のパートナー
AUTOCAR JAPAN
ハミルトン「極端なセットアップ変更が、かつてないレベルのアンダーステアを引き起こした」メルセデス/F1中国GP
ハミルトン「極端なセットアップ変更が、かつてないレベルのアンダーステアを引き起こした」メルセデス/F1中国GP
AUTOSPORT web
経験を信じたWRTとリスクを避けたマンタイ。雨中のタイヤ選択がLMGT3上位の明暗分ける/WECイモラ
経験を信じたWRTとリスクを避けたマンタイ。雨中のタイヤ選択がLMGT3上位の明暗分ける/WECイモラ
AUTOSPORT web
レクサスが新たな「小さな高級車」展示! 全長4.2m級でも上質さ健在!? 「LBX」の実車見たユーザーの反響は? in 菅生
レクサスが新たな「小さな高級車」展示! 全長4.2m級でも上質さ健在!? 「LBX」の実車見たユーザーの反響は? in 菅生
くるまのニュース
【カーコーティング技術を住宅設備に】総合家庭用品メーカー「レック」と「KeePer技研」が共同企画した家庭用水まわりコーティング剤が販売開始
【カーコーティング技術を住宅設備に】総合家庭用品メーカー「レック」と「KeePer技研」が共同企画した家庭用水まわりコーティング剤が販売開始
driver@web
先行ピットインを決めたディクソンが逆転勝利。初参戦プルシェールは11位完走/インディカー第2戦
先行ピットインを決めたディクソンが逆転勝利。初参戦プルシェールは11位完走/インディカー第2戦
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.02800.0万円

中古車を検索
フェアレディZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.02800.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村