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業界ニュース 2019.4.17

ワクワクした秘密兵器の数々 映画「007」のひと味違うボンドカー5選

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■007シリーズに欠かせない名車「ボンドカー」

 カーアクションで有名な映画というと「007」シリーズではないでしょうか。シリーズ各作品には、魅力的な美女とともに、やはり劣らぬ魅力を放つクルマたちが登場します。

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 劇中で登場するクルマのなかでも、主人公であるジェームズ・ボンドが駆るクルマは「ボンドカー」と呼ばれ、大変な人気を誇ります。そこで、007シリーズ全24作品の中から、ひと味違う劇中車5台をピックアップして紹介します。

●トヨタ「2000GT」(『007は二度死ぬ』1967年)

 トヨタ「2000GT」は、1967年から1970年まで生産されたあまりにも有名なスポーツカーです。映画の公開が1967年ですから、いちはやく新型車が作品に登場したということです。

 映画での登場により2000GTは世界的に知られるようになり、007シリーズで唯一、ボンドカーとして登場した日本車でもあります。

 劇中の2000GTは、トヨタがオープン仕様へと特別に改造した車両で、これは、当時ジェームズ・ボンド役を務めたショーン・コネリーの身長が高すぎ、クーペボディのままでは2000GTに収まらなかったからだといわれています。

 また、オープンボディとすることで、車内でのやりとりをカメラが克明に捉えることができるようになっているので、オープン化の理由は「身長だけ」ではなかったのかもしれません。

 劇中の設定では、このトヨタ2000GTは日本の諜報組織が所有していることになっています。つまり、通常のボンドカーのように、ジェームズ・ボンドが所属する組織である「MI6」が、ボンド専用にしつらえたものではありません。さらにこのトヨタ2000GTを運転したのは若林映子だけであり、「ボンドが運転しなかったボンドカー」という珍しい一台です。

●フォード「マスタング・マッハ1」(『007 ダイヤモンドは永遠に』1971年)

 劇中に登場したフォード「マスタング・マッハ1」は1971年モデルで、ボディカラーはレッドでした。ボンドカーに「アメリカ車」というのは意外かもしれませんが、これはその舞台の一部がアメリカだったためです。

 このマスタング・マッハ1は、ボンド所属組織が製作したものではなく、潜入捜査を行っていたダイヤ密売組織の連絡員、ティファニー・ケイス所有という設定でした。

 そのためにボンドカー特有の特殊装備は存在しない普通のクルマで、劇中でもマシンガンやミサイルを駆使することはなく、パトカーとのカーチェイスを繰り広げるにとどまっています。

 ただしカーチェイスではドリフトやスピンターンなど華麗なドライビングテクニックが見られ、マスタング・マッハ1がスイスイと一般車をよけたりカーブをきれいに曲がるのに対し、それを追うパトカーはフラフラしたりカーブを曲がりきれない様子が描写され、マスタング・マッハ1の基本性能の高さがアピールされました。

 カーチェイスの山場は駐車場内での逃亡劇で、かなり迫力あるカースタントが描かれています。

 マスタング・マッハ1といえば映画「バニシング in 60」が有名ですが、「007 ダイヤモンドは永遠に」もチェックしてみてはいかがでしょう。

●メルセデス・ベンツ「250SE」(『007 オクトパシー』1983年)

 3代目ジェームズ・ボンドを演じたロジャー・ムーアが『007 オクトパシー』で運転したのがメルセデス・ベンツ「250SE」です。現代のSクラスに相当する上位モデルで、劇中でも敵対するオルロフ将軍が乗っていることでもその車格がわかります。

 ジェームズ・ボンドが敵地から逃走するのに「250SE」が使用されますが、バリケードによってタイヤが4輪ともバーストしてしまい、ホイールのみとなった状態でも走行しつづけ、そのまま列車のレールに乗って走り続けるという映画ならではのスタントシーンが見どころです。

 ジェームズ・ボンドがメルセデス・ベンツを運転するのも非常に珍しく、本作をおいてほかにありません。

■「予定になかった」市販化が実現したボンドカーも

●BMW「Z8」(『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』1999年)

 BMW「Z8」は2000年から2003年にかけて製造していたオープンスポーツです。デザインモチーフは1950年代の「BMW507」で古典的なローングノーズ、切り立ったフロントスクリーンが特徴で、E39型BMW「M5」と同じ、4.9リッターV8エンジンを搭載しています。

 Z8は、当時のほかのBMW車とはデザインや機構における共通点が非常に少なく、専用に設計・製造された部分も多く存在するクルマでした。そのため販売価格は1500万円を超える高額車となってしまいましたが、その4年のモデルライフを通じて5700台超が生産されたといわれるので、意外に売れたクルマだったのかもしれません。

 劇中では、MI6がジェームズ・ボンドに与えた「正真正銘の」ボンドカーではありますが、撮影時にはまだZ8の実車の生産が行なわれてはおらず、レプリカを使用して撮影されたらしく、そのためか派手なカーアクションが見られなかったのが残念なところです。

●アストンマーティン「DB10」(『007 スペクター』2015年)

 アストンマーティン「DB10」は、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグが運転し、敵役が乗るジャガー「C-X75」とカーチェイスを繰り広げます。

 「DB10」は映画のためだけにデザイン、製造したもので、「現実には存在しなかった」クルマです。これは歴代ボンドカーの中でも非常に珍しく、劇中ではMI6が、”007”ジェームズ・ボンドのためではなく、同僚である”009”のために開発した車両という設定でもあります。

 この特別なコラボレーションは、ボンドカーとしてアストンマーティンを最初に使用した『007 ゴールドフィンガー(1964年)」から数えて50年という節目を記念して行われたもので、撮影にあたっては10台のDB10を製造したと言われています。

 劇中では「スパイ仕様」として作ったという背景を持つため、車体には様々な仕掛けを内蔵しており、昔ながらのボンドカーをオマージュしたような秘密兵器も登場します。

 このDB10については、「市販予定はない」とされながらも、2018年に「ヴァンテージ」がそのデザインを引き継いで発売され、大いに話題となりました。

※ ※ ※

 ボンドカーといえば「007 私を愛したスパイ」の潜水艇にもなるロータス「エスプリ」が有名で、当時はクルマ好きの少年を夢中にさせました。

 これまでいろいろなメーカーのクルマが登場してきましたが、近年は特定のメーカーとのタイアップという場合が多く、かつてのようなバリエーションが見られなくなってきたのは残念です。

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(くるまのニュース くるまのニュースライター JUN MASUDA)

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