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業界ニュース 2019.4.9

なぜセダンはトヨタしか売れない? 日産ブランドが消えた「スカイライン」は負のスパイラル

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■販売戦略が明暗を分けた「クラウン」と「スカイライン」

 かつて日本を代表するセダンとして、トヨタ「クラウン」と日産「スカイライン」はライバル関係にありました。その後、時が流れ国内の販売台数や人気では両者に大きな乖離が生じます。

    わずか197台… 幻の2代目「スカイラインGT-R」とは

 クラウンは、モデルチェンジを経ても一定数の販売台数を続け、いまなおトヨタを代表するセダンとして君臨しています。しかし、スカイラインは日産ブランドから同社が海外で展開する高級ブランド「インフィニティ」に変わりました。なぜ、主力モデルのブランドを変えたのでしょうか。

 それまで、「スカイライン」は日産の主力車種として、「スカイライン」と「GT-R」を同じモデル(R34型)として発売していましたが、2001年に「スカイライン」は単体のモデル(V35型)として市場に投入されます。「スカイライン GT-R(R34型)」が継続販売されましたが、2002年8月に排ガス規制により生産終了したことにより、「スカイライン」は特色のないセダンとなったのです。

 2007年12月には、「スカイラインGT-R(R34型)」の後継モデルとして「GT-R」が誕生します。その間、「スカイラインシリーズ」は、2001年の11代目「スカイライン(V35型)」から2006年には12代目「スカイライン(V36型)」とフルモデルチェンジを行いましたが、販売台数の面では芳しくありませんでした。

 2013年11月には13代目となる「スカイライン(V37型)」が登場します。先代モデルから価格帯を150万円ほど引き上げるなど、従来のイメージを払拭し、高級車としてのポジショニングを図ります。

 その一環として、日産「スカイライン」という車名にも係わらず、ボディに付けられたエンブレムは「インフィニティ」となりました。

 ブランドが変わった理由について、当時の日産は次のようにコメントしていました。

「スカイラインは、既存の日産車とは一線を画したプレミアムブランドとして位置づけるために、日産ブランドではなくインフィニティブランドのエンブレムを付けました。  当初は、従来モデルと同じくQ50(スカイラインV37型)には、日産のスカイラインとして導入される予定でしたが、急遽エンブレムをインフィニティに変更することになったのです」

※ ※ ※

 このような背景を経て、日産の「スカイライン」はインフィニティの「スカイライン」へと変貌していったのです。

■インフィニティ要素が加わって販売台数は伸びたのか?

 インフィニティ「スカイライン」は、2014年4月に発売されました。その翌年の2015年度(2015年4月から2016年3月)では、9699台という数値を記録しています。

 一方、トヨタ「クラウン」は同じ2015年度で4万3012台。このときの「クラウン」は、2012年に登場した14代目モデルとなり、発売から約3年が経っていました。

 新型車として登場した「スカイライン」とやや熟成期に入った「クラウン」とではなぜこんなにも差が開いているのでしょうか。

 当時、日産の販売店で実際に「スカイライン」を販売していた元スタッフは次のように説明しています。

「90年代までは、スカイラインといえば日産を代表するモデルでした。もちろん、毎月凄い販売台数を誇っていた訳ではありませんが、堅調な販売状況といえます。

 しかし、GT-Rと別れた11代目のスカイラインでは、それまで伝統であった『直列6気筒エンジン』や『丸型テールランプ』などが廃止され、既存のユーザーやファンから不評でした。

 さらに、インフィニティブランドが付いた13代目ではダイムラー製の2リッターエンジンを搭載するモデルが登場するなど、ますます日本を代表するスカイラインからかけ離れたという印象をもったお客様がいらっしゃったのを覚えています」

※ ※ ※

 また、日産「フーガ」も2015年2月のマイナーチェンジでは、「スカイライン」と同様にインフィニティのエンブレムが装着されました。「フーガ」でも、高級車の新たなベンチマークとして位置づけるために変わったといいます。

 一方で、トヨタ「クラウン」が2018年6月26日に15代目へとフルモデルチェンジした際には、月販販売目標を4500台としていましたが、発売1ヶ月後には目標の7倍となる約3万台を受注するほど好調でした。

 トヨタの販売店スタッフは、「クラウンは『日本』における高級車の代名詞的存在です。そのため、日本をメインにして企画・開発されています。また、クラウンは歴代モデルから乗り継ぎされる人や、クラウンだからという理由で購入されるクルマでもありますので、『あえて変えない』ことでユーザーを繋ぎ止めているのです」と説明しています。

 こうした「スカイライン」と「クラウン」の販売戦略が、販売台数や人気の差につながったのかもしれません。果たして、日産(インフィニティ)「スカイライン」が元気を取り戻す日は来るのでしょうか。 【了】

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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みんなのコメント

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  • cla*****|2019/04/09 10:56

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    真面目に記事を書いて欲しい。
    クラウンとスカイラインはライバルだった事がない。
    セドリックとグロリアだ。
    スカイラインは良い車だが、それを認める眼力が、日本人には無いのだから仕方ない。
  • gra*****|2019/04/09 11:20

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    このライターはかなり若いのかな?
    若くてもいいから「かつて」と日本の自動車の歴史をテーマに記事を書くなら基本的な歴史は学んでおかないと素人にも笑われるよ。
    トヨタvs日産のセダン競合市場の歴史を取り上げるなら、センチュリーvsプレジデント、クラウンvsセドリック/グロリア、マークⅡ四兄弟vsスカイライン/ローレル、カローラvsサニー、ということは常識です。
    一時、セリカvsスカイラインという時代もあったことも付け加えておきます。
  • ku1*****|2019/04/09 11:03

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    筆者は日産のセダンはスカイラインだけだと思うのか?
    比較する意味がわからない。
    セド・グロだろう?

    トヨタでも売れていないセダンはある。

    売れているクラウンを前面に推したいだけだろ?

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