■「RAV4」で終わり、「スープラ」で始まる
昭和から平成。そして、令和へと時代が変わっていくなか、自動車業界もさまざまな出来事や技術革新がありました。平成の最初に登場した新型車は、1989年2月に発売されたスバルの初代「レガシィ」です。
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平成元年(1989年)は、日産「スカイライン GT-R(R32型)」、日産「フェアレディZ(Z32型)、マツダ「ロードスター(初代)」、トヨタ「セルシオ(初代)」など今でも語り継がれる多くのクルマが誕生しています。
平成が終わり令和が始まる2019年にはどのようなクルマが誕生するのでしょうか。
2019年の1月に、日産は「リーフ e+」という航続距離を約40%向上させたモデル、ホンダは「ヴェゼル」に1.5リッターターボを搭載したモデルを追加発売しています。
2月には、三菱のオールラウンドミニバン「デリカD:5」がフェイスデザインを大幅に変更したモデル、3月には日産・三菱が共同開発した軽自動車として、日産「デイズシリーズ」と三菱「eKシリーズ」が登場。
現時点で判明している情報では、平成最後の1ヶ月となる4月中旬に、トヨタ「RAV4」が約3年振りに国内市場への復活を予定しており、恐らく「RAV4」が平成を締めくくる新型車となりそうです。
すでにトヨタの公式サイトには、『2019年春頃 日本発売予定』の文言とともに、日本仕様のプロトタイプが公開され、国内では「カローラ店」と「ネッツ店」で販売されることがアナウンスされています。
約30年続いた平成の時代は、2019年4月30日に天皇陛下の退位とともに幕を閉じ、翌日の5月1日には皇太子さまの新天皇即位に合わせて元号が『令和』に改正。
世間的には、史上初となるゴールデンウィーク10連休の真っ只中です。その後、5月上旬には約17年振りに復活を果たすトヨタ「GR スープラ」が発売を噂されています。
トヨタの販売店では3月9日から予約受注を開始し、ネット上では『すでに新型スープラ完売』といった声も聞かれるほどの人気ぶり。
こうなると令和時代の幕開けとともに、発売される新型車はトヨタ「GR スープラ」となり、まさに『トヨタで終わり、トヨタで始まる』といえるのです。
時代の移り変わりに新型車が発売されることについて、トヨタは次のようにコメントをしています。
「平成最後や令和の最初と意識して販売日を決めてはいないと思います。恐らく、通常通りの新型車を発売するスケジュールに沿った結果です」
■令和元年に登場が噂されている新型車
2019年5月以降は、『令和元年(R1年)』になります。トヨタ「GR スープラ」の登場以降にはどのようなモデルが発売を控えているのでしょうか。
5月中旬には、ホンダ「シャトル」がマイナーチェンジを予定。こちらもホンダの公式サイトには『あたらしいSHUTTLE、いよいよ登場』とアナウンス。
また、マツダの新世代商品「マツダ3」や「CX-30」は、すでに発表されており、初夏から秋頃にかけての発売が噂されています。
ほかには、ダイハツ「タント」、ホンダ「N-ワゴン」、ホンダ「フィット」、トヨタ「ヴィッツ(欧州名:ヤリス)」、「カローラセダン/ワゴン」、三菱「RVR」など注目のモデルが目白押しです。
予想通り発売されると、国内市場で人気の高い「軽自動車」や「コンパクトカー」が賑わいをみせる年となり、翌2020年にはホンダからコンパクトEVモデル「Honda e」、トヨタ・マツダの共同開発EVモデルやマツダのレンジエクステンダーのコンパクトモデルなど、一気に電動化が進むと予想されています。
この先、10年後20年後と『令和』が節目を迎える際には、『平成元年の名車』に代わり「GR スープラ」などのモデルが『令和元年の名車』として注目される日が来るかもしれません。 【了】
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