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業界ニュース 2019.4.1

ようやく購入したにも関わらず、愛着がわかないクルマなのはなぜだろう…と考えてみた

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ボクは比較的速いペースでクルマを買い換える。
その理由は次々と欲しい車が登場するからであるが、発売前から気になっていて、どうしようもなく欲しくて購入しても、「いざ納車」となると愛着がわかなかったり、実際に目にして一目惚れして購入し、納車となってもやはり「何かが違う」と感じることがある。

クルマへの思い入れはどこから生じるのだろうか

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いくつかの例でいうと、欲しくて「ようやく購入した」のに愛着がわかなかった例としては、ホンダ・プレリュード(BB)、そしてアウディTT(8J)がある。
ただし、けしてこれらのクルマが気に入らなかったわけではなく、実際に納車後には「いいクルマだ」と感じたことをボクは覚えている。

しかし、なぜか愛着がわかなかった。

その理由は今でもわからない。
いいクルマだし、性能にもスタイルにも満足していたが、心のどこかでは「何かが違う」「これは本当に求めていたものではない」という思いがあった。

買う前の期待が大きすぎ、実際に自分のモノとしたときにその期待ほどいいクルマではなかったのか?
いいクルマではあったが、理想とはやは異なるベクトルを持つクルマだったのだろうか?

ひとつ不思議な例をあげるが、ボクはアウディTTを2台乗り継いだ。
二世代目の「8J」と三世代目の「8S」だ。

正直言うと、ボクは一つ世代の古い8Jのほうが、現行の8Sよりも優れたクルマだと考えている。
それはボディ剛性や足回り、トランスミッションなどの基本的な性能や、内装のつくりなどから感じられる質感など、「すべて」においてだ。

しかし、“より優れている”と感じていた8J世代のTTは、なぜか「いつも借りたクルマに乗っている」ような感覚があり、“8Jよりは出来が劣る”という評価であった8S世代のTTは「納車されたときから、ずっと人生をともにしてきたかのような」親密さを感じていた。

同じメーカーの同じ車種においてもこれだけの(愛着における)差があり、クルマのできの良さが必ずしも愛着につながらないというのは面白い事実だが、とにかく「なぜそう感じたのか」はわからない。

クルマはやはり自分のものとして乗らなければわからない

たとえば、クルマを試乗すれば、そのクルマが優れているかどうかは判断ができる。
だが、そのクルマと親密な関係を築けるかどうかまでを判断することは難しい。

その判断は、いつもお金を払い、登録を行い、納車されてみるまではできるものではない。

そう、とボクはここで思う。

これは人と人との付き合いによく似ている、と。

第一印象が良好でも、その後の印象が変わってしまう人もいるし、もちろんそうでない人もいる。
逆に、第一印象はさほど優れなくとも、その後一緒に過ごすうちに印象が変わる人もいるし、そうでない人もいる。

そして、たとえ好意を抱いた人であっても、一緒にいて楽しいか、一緒にいて落ち着くかどうかは別問題だ。

クルマも一緒で、見た目や試乗での印象が良かったからといって、実際に所有したときも同じ印象を抱き続けることができるかどうかはわからない。

そして、欲しかったクルマを手に入れたとしても、そのクルマを「自分のモノ」として感じられるかどうか、親しみを覚えるかどうかは事前に知ることは難しい。


こういった例もあり、ボクはいつも「つくづく、クルマとの付き合いは、人との付き合いにも似ている」と考えている。

[ライター・撮影/JUN MASUDA]

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(CL JUN MASUDA)

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