■「CX-30」日本市場にジャストサイズながらユーザーからの反応は
ジュネーブモーターショー2019で、マツダは『CX-30』という新型車を披露しました。事前の情報によれば「CX-3の後継モデル」ということだったのですが、意外なことにマツダの発表では「CX-3と違う車種となります。CX-3も併売します」とのこと。ボディサイズなど見ると、CX-3とCX-5の中間というイメージ。そもそもCX-3だって先日大きなマイナーチェンジをしたばかりでした。
世界が注目する「マツダ3(アクセラ)」 価格は約230万円から
さて、今回マツダが発表した新型「CX-30」、ユーザーからは同じような意見が多いようです。どんなクルマを売るかについては、「マツダの事情のため御自由に」なのですが、興味深いのがクルマ好きの反応。総じてネガティブでした。ネット上の「CX-30」記事にコメントされた内容をいくつか紹介しましょう。
「最近のマツダ車ってどれも似たり寄ったり」。「この顔もう飽きました。ここまで同じ顔で引っ張られると次を期待しなくなる」。「全部同じに見えるんすけど」。
また興味深いのが、「カッコいいとは思うけど、もうどれがどれだかわからない」「今のマツダ車デザイン好きだけど、価格が高くて手が出ない」とも。マツダのデザイナーからすれば同じに見えるのは狙い通りでしょう。いずれにしてマツダのクルマが“どこを切っても同じ金太郎飴”になったのは100%間違いなしです。
こういったデザイン戦略を取ってきた自動車メーカーは古今東西皆無。モデルバリエーションの少ないポルシェなど全車似てるような気もしますが、911ですら顔だけ見たらどの世代かハッキリわかる。似ているがイメージからしてけっこう違うのです。ベンツやBMW、アウディなども雰囲気こそ共通イメージながら、上手に“差”を出しています。
これほどラインナップのデザインを似せることはどういうことか、『アイドルグループを作る』ことを例にして考えてみましょう。
2人のユニットであっても3人のユニットであっても、いわゆる「キャラ」はカブらないようなルックスにするのが普通。いろんな好みのファンを作れるし、見飽きないからです。マツダの場合、同じキャラだけをズラリと揃えました。男性ユニットなら同じタイプ。女性なら典型的な美人ですね。
これはもうプロデュースする人の好み。今のマツダのプロデューサーは、同じタイプを揃えるのが好きなのだと思います。趣味や好みの範囲がエラく狭い、ということになります。ここまで読んで「普通なら違う雰囲気のメンバーも入れたらどうです?」という意見も社内から出るのではないかと考えることでしょう。実際、マツダ社内からも不満が出ているそうです。
■マツダ3もデザイン優先で実用性は問題あり?
現在、マツダの新型車開発部門のトップが超ガンコな上、強い権力を持っていると聞きます。新型「マツダ3」は、驚くほど太いCピラーを採用しました。ナナメ後方視界を確保出来るのか、というくらい太い。実車に座ってみた人に聞いてみても「非常に問題あると思います」といっています。
この件をマツダの人に直接聞いてみると、「Cピラーがこれだけ太いと当然ながら見えにくいです」と話します。
また「マツダ3」の4ドアセダンはデザインをカッコ良くするため、昔のトヨタ「カリーナED」と同じく屋根が低くて狭いといいます。そもそもCX-3もボディサイズの割にボンネット長いため、ホンダ「ヴェゼル」などのライバル車と比べ狭いキャビンになっています。
今回発表された新型「CX-30」もボンネットが長いため、決してキャビンは広くはないと思います。ユーザーもさすがに見飽きたマツダデザイン、いったいいつまで続くのでしょうか。
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