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業界ニュース 2019.3.8

名前は同じだけど、車体は別物?どことなくユーモラスなヨーロッパ版スズキ・アルトを見かけて

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ベルリンのような都市圏で生活していると、どうしても目で追ってしまうのが、AセグメントやBセグメントといったカテゴリーに属している小型車たちです。狭い道路でもスイスイと入っていき、サクサクと縦列駐車をこなす小動物のようなその姿は、まさに「市民の足」と呼ぶにふさわしい存在です。

今回取り上げるのも、そんな可愛い「市民の足」に挙げられるクルマのひとつ、スズキ・アルトです。リアのエンブレムにはたしかに「アルト」と書かれていますが、パッと見た感じではなんとなく違和感が…。その違和感の元は「サイズ」なのですが、後々レポートしていきたいと思います!

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衝撃の低価格で登場

スズキ・アルトといえば、日本では言わずと知れた2ボックススタイル・軽自動車の代名詞的存在です。アルトの初代モデルがデビューしたのは1979年。当時60万円以上が相場だった軽自動車の新車販売市場において、本体価格「47万円」で登場し、市場に衝撃を与えました。その徹底的なまでのコストを抑えた設計は、当時小型車の研究を進めていたゼネラルモーターズの目に止まり、大きなショックを与えたと言われています。その結果、スズキはゼネラルモーターズとOEM契約を結び、「ジオ」(ゼネラルモーターズの下位ブランド)向け車種の生産を受け持つようになるのです。

ヨーロッパでアルトが発売されたのは、意外にも早く1981年のこと。以降1984年まで、直列3気筒800ccエンジンを搭載した「SS80」型が生産・販売されていました。以降、インドで作られたモデルが導入されるなど、着実に販売が続けられ、2009年から2014年に発売されたヨーロッパにおける5代目アルトで、一旦アルトの歴史は終了します。アルトの後継車は「セレリオ」に取って代わられ、「セレリオ」は今でも、ヨーロッパにおけるスズキのエントリーモデルとして購入可能です。

サイズの大きい海外版アルト

写真のアルトは、2009年から2014年に生産されていたモデルです。ドイツには軽自動車規格が存在せず、また衝突安全基準についてはよりシビアであるため、フロントマスク等に日本の軽自動車バージョンの面影があるものの、車体サイズはより大柄で、よりずんぐりとしたスタイルに変更されています。先述した「違和感」の由来は、このディメンションの変更が元になっているのです。

国内7代目モデルの3サイズが全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,535mmとなっているのに対し、欧州5代目モデルは全長3,655 mm、全幅1,630 mm、全高1,470 mmと、長く、幅広く、そして背が低くなっています。こうしたヨーロッパ向けのアルトはインドで生産され、ドイツまで輸送されていました。

堅実な販売を記録

搭載されていたエンジンは、1リッターの直列3気筒DOHCエンジンのみで、ターボなどは特に装着されていませんでした。最高出力は68PSで、5速のマニュアルトランスミッションまたは4速のオートマチックトランスミッションが組み合わせられています。最高速度も5速マニュアルモデルで155km/hと、性能的に特筆すべき点は特にありません。

しかし、そこはベーシックカー。低価格と信頼性の高さを武器に、アルトはドイツにおいて堅実な販売を記録していきます。結局、2009年からの5年間で2万2000台以上を売り上げ、後継車のセレリオにバトンタッチしました。ちなみにセレリオのドイツ国内販売も比較的好調で、年間3000台から4000台以上を売り上げています。

スマートやフォード・Ka、フォルクスワーゲン・up!、ルノー・トゥインゴあたりが直接のライバルとなっていた、ヨーロッパ版スズキ・アルト。ライバルたちはみな、質素ながらそれだけではない「プラスα」があるモデルが多いですが、アルトはそうしたわかりやすい特徴はなく、ひたすら「信頼性の高さ」「価格の安さ」が武器の堅実なクルマでした。しかし、ドイツではまさに「信頼性の高さ」が評価され、着実な販売を記録するに至ったのです。決して目立つ存在ではないスズキ・アルトですが、「壊れにくい」ことを武器に、今後も長くヨーロッパの地で頑張っていくことでしょう。

[ライター・カメラ/守屋健]

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  • fac*****|2019/03/08 07:29

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    日本でも右ハンドル仕様車の目撃例があるとかで…スズキの研究施設所有ではって説が出てますね。
  • alf*****|2019/03/08 08:01

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    この顔の白ナンバーアルトはけっこう目撃されてるが、当時気になってディーラーで話を聞いた。
    スズキがヨーロッパ向け左ハンドル車を日本に輸入して、国内でインド向けの部品を使って右ハンドルに改造し浜松で車検を取って、国内ディーラーに試験車兼アシ車として撒いてたそうな。
    インド仕様にはヒーターがなく、日本に持ってきても登録できない(デフロスターが必要)とのことで、左ハンドル改右ハンドルになったそうな。
    アルトなのに左ウインカーレバーでハイオク車なんですよーって笑ってたよ。

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