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溝を眺めるだけじゃダメ! クルマの走行前に行うべきタイヤの正しい点検方法とは

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溝を眺めるだけじゃダメ! クルマの走行前に行うべきタイヤの正しい点検方法とは

 10円玉を使って残り溝を見るという裏ワザも!

 本来は運行前点検はオーナーに義務づけられ、乗る前には各部を点検する必要があるがなかなか励行は難しい。ただ、それでも安全に直結するタイヤだけは走る前に必ずチェックしておきたい。面倒なのは確かだが、ポイントを押さえてみればそれほど手間ではない。よくどこを見ていいのかわからないという声も聞くので、今回はこれだけは見ておきたいというポイントを紹介しよう。

【今さら聞けない】タイヤの溝に挟まった小石は取るべき?

 まずは外観。タイヤはゴム製品だけに生もの。次第に劣化してヒビ割れが発生してくるので、これを見る。ただ大きく割れるのは相当放置しないと起こらず、初期段階は細かいものなので、近づいてよく見るのがコツとなる。

 そしてトレッド面だが、溝の量を確認。サイドとトレッドの境目に矢印などのマーク(ミシュランはビバンダム)があり、その先の溝の中にある一段高いところが表面とツライチになったら、使用限界となる。また10円玉を溝に入れて、10円の文字の周りにある葉っぱが全部見えたら寿命というのも裏技点検法だ。

 窓を開けて走行することによってタイヤの状態がわかる

 また溝については残っていればいいだけでなく、内側と外側の残量に極端な差がないかも確認する。いわゆる扁摩耗なのだが、大きく差がある場合はアライメントを含めて点検してもらった方がいいだろう。

 ちなみに前後の差は荷重などにより、どうしても発生するので問題なし。極端な場合はローテーションをしてやる。トレッドの点検では石の挟み込みも発見できる可能性も高いので、他車への影響除去のためにもできるだけ取り除いておこう。この際は家のカギなどを使ってほじくりだすようにすると簡単に取り除ける。

 そしてトレッド表面では釘などの異物が刺さっていないかも見ておきたいが、これは一気に見られず、転がしてやらないとすべて見られないので面倒ではある。そこで走り出してからの確認になってしまうが、窓を開けて低速で走行し、カチカチとスパイクのような音がしないか確認するのが簡単な点検法だ。

 音がしたらなにかが刺さっている可能性もある。石が挟まっていても音がすることはあるが、いずれにしても原因はなにかを見て釘などなら修理や交換をする。また現在のチューブレスタイヤは空気が少しずつしか抜けないが、4輪を比較するとパンクしているタイヤは少し凹んで見えることもあるので、4輪のバランスも見ておこう。

 文字にすると大変そうに見えるかもしれないが、ピンポイントで見れば済む部分も多い。時間はあまりかからないので、ぜひ習慣づけてほしい。

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