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業界ニュース 2019.3.6

高性能SUVの先駆け!ポルシェ・カイエンの試乗レビュー!

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いまは空前のSUVブームです。以前から、トヨタ・ランドクルーザーやメルセデスベンツ・Gクラスに代表されるような堅牢かつ硬派な四輪駆動車、つまりクロスカントリービークルと呼ばれるクルマたちは存在していましたが、近年のSUVブームではクロスオーバーSUVと呼ばれるカテゴリのクルマが人気となっています。クロスオーバーSUVは、乗用車のプラットフォームをベースにしたSUVのことであり、乗用車の持つ性能とコストパフォーマンス、そしてクロスカントリービークルの持つ悪路走破性を兼ね備えています。そして、2000年代初頭よりそれまでSUVとは無縁であったプレミアムブランドやスポーツカーブランドがSUVに参入しはじめました。その走りが、ポルシェ・カイエンなのです。2018/12/15

カイエンが与えた衝撃

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初代カイエンが登場したのは2002年のことでした。当時のポルシェは、ブランドの核である911に加え、ミッドシップスポーツカーのボクスター/ケイマンを主力とする生粋のスポーツカーブランドでした。
根強い人気はあったものの、ビジネス的には決して好調とは言えず、次の切り札が望まれていました。そこで登場したのがカイエンです。
 ポルシェ自身はあくまで「スポーツカー」と表現していますが、生粋のスポーツカーブランドであったポルシェによる初のSUVはまず見た目から衝撃的でした。カエルのようでどこかかわいらしい初代カイエンは、まぎれもなくSUVでありながら、まぎれもなくポルシェだったからです。そしてそのパフォーマンスにさらなる衝撃を与えました。
それまで、タフネスさはあってもスポーティさとは無縁だったSUVでしたが、カイエンは砂漠を250km/hオーバーで疾走できるほどのパフォーマンスを持っていたからです。
高性能SUVという市場を生み出したカイエンは、その後ポルシェにとって無くてはならない主力モデルへと成長し、3代目となる現在までその座を受け継いでいます。

新型カイエンのスペック

2018年7月に発表された新型カイエンは、初代から数えて3代目となります。
3つのグレードが用意されており、ベースグレードの「カイエン」は最高出力340ps、最大トルク450Nmを発揮する3.0リットル直6ターボエンジンを、「カイエンS」は440ps/550Nmを発揮するの2.9リットルV6ツインターボをそれぞれ搭載し、「カイエンターボ」は最大出力550ps/770Nmとなる4.0リットルV8ツインターボを搭載しています。
トランスミッションはいずれのグレードも新型の8速ティプトロニックSとなっています。また、将来的にはPHVモデルのカイエン E-HYBRIDの導入も期待されています。

新型カイエンの試乗レビュー

今回試乗したのはベースグレードのカイエンです。全長4918mm×全幅1983mm×全高1696mmという堂々たる体躯は、乗り込むときこそ大きさを感じさせますが、ドライビングシートに座るとアイポイントの高さと広い室内空間が余裕を感じさせます。
真っ先に気が付くのがセンターコンソールに据えられた12.3インチのタッチディスプレイです。ここからはナビゲーションや車両設定はもちろん、スマートフォンとのコネクティングによって様々な機能を利用することが可能です。
感心なのは、ナビゲーションシステムです。輸入車ブランドの中には、日本仕様車のナビゲーションシステムの操作性が悪く、かといって後付ナビを付けるとプレミアム感が失われてしまうので、結局スマートフォンのナビを利用するといったことが往々にしてありましたが、新型カイエンのナビゲーションシステムの性能は素晴らしく、実用性も十分です。
さて、アクセルを踏み込むと意外なほど大人しく発進します。ベースグレードということもあるかもしれませんが、過度なスポーティさは感じられません。それはハンドリングも同様です。スムーズであることは間違いありませんが、わざとらしいステアリングトルクなどは一切なく、極めてストレスフリーなドライビングを楽しむことができます。
カイエンは、スポーツカーフリークであるポルシェファンよりも、クルマに対してはより一般的な趣味嗜好をもつ、いわゆる「普通の富裕層」が主要顧客なのでしょう。なので、私のように「ポルシェならさぞスポーティだろう」というような期待を持って試乗すると面食らってしまうのかもしれません。
しかし、逆に言えばわざとらしいアピールをしないことがポルシェがスポーツカーブランドとしてどこよりも強いこだわりがあるという自信の表れなのでしょう。その証拠に、ドライビングモードを「スポーツプラス」に設定した瞬間、身体の芯まで響き渡るような野太い咆哮がとどろき、そのままアクセルを踏むと…「あぁ、やっぱりポルシェなんだな」と感じることができるのです。

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