クセが強すぎて1代で終わってしまったクルマも存在
クルマの系譜というのは、長きにわたって続いていく伝統のモデルと、1代限りで終わってしまうモデルのふたつに分かれる。今回は後者について見ていきたいが、さらに1代限りで終わってしまう理由も、そもそもの一発屋というだけでなく、長く続けようと思ったのに、不人気で終わってしまったというのもあるから難しい。
隣近所は皆同じ! 石を投げれば当たるほど売れまくったトヨタ車7選
今回はトヨタ車で見てみよう。緻密な計算に基づいてモデルをリリースしているかと思いきや、1代限りのモデルも点在しているのがトヨタの面白いところだ。
1)セラ
1990年に登場したが、まず驚いたのが全面ガラス張りのキャビン。今のように断熱ガラスはなく、オーナーに聞くと夏は温室状態で地獄とのこと。さらにドアもユニークで、上に開くのは、日本車で初。
ちなみにガルウイングと呼ばれることもあるが、ヒンジを中心に前に開くので、ヒンジアップドアとかバタフライドアと呼ぶのが正解だ。個性が強すぎて、2代目はないなと新車当時から思っていたものである。
2)iQ
軽よりも小さい(全長)、Aセグメントのクルマとして登場。マイクロカーだが、一応4人乗りで、リヤシートがあったりするのもユニークなところ。
欧州ではディーゼルなどもあったが、日本では1リッターのみだった。アストンマーチンにもOEMされたりしたが、今ひとつ人気が出ず、消滅。ただ、パッケージング技術において新しい試みがなされ、その後に活かされていることあって、存在意義は確実にあったクルマだ。
3)アルテッツァ
ハチロクの再来とも言われたものの、なんだかフツーのスポーツセダン。FRだからといってなんでもいいわけじゃない、というのを教えてくれた1台だ。
クロノグラフ風メーターもバブルを脱しきれておらず、中途半端。オフィシャル的には後継はレクサスのISだが、こちらも微妙な感じ。
名前を聞いてスグに思い出せたら凄い! というレベルのクルマも
4)プログレ
アルテッツァのサルーン版として登場。サイズは5ナンバーながら、高品質な塗装や全グレード、レザーシートなど、凝りに凝ったモデルだった。実際に乗ってみると確実に高級車だが、このパターンを何度も繰り返すのはなしだろうなという感じだった。
5)カレン
存在すら忘れている方も多いのでは? 1994年にバブルの名残りを後押しに登場したクルマで、セリカのノッチバック版。いきなり出てきて、デザイン的な違和感に大いに戸惑ったものだ。
6)カローラセレス/スプリンターマリノ
こちらもバブルの後押しで登場してしまったクルマで、カローラの4ドアクーペ版。マリノはスプリンターシリーズの派生車種となる。スタイルはよかったかもしれないが、車内が狭いのはつらかった。
7)キャバリエ
シボレーのキャバリエのOEM車。トランプ大統領による、今話題のもっとアメ車を買えの先駆けであり、そんなんじゃ日本人は買わないよの好例でもあるのがこちら。
所ジョージを起用して、金色まで出したのに、さっぱり売れず。まぁ、売れないよなという内容のクルマだった。
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