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業界ニュース 2019.2.22

買ってよかった!先代センチュリーをマイカーにしたからこその発見

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私事であるが、4カ月ほど前に先代トヨタセンチュリーをマイカーに加えた。というのも昨年(2018年)はセンチュリーがスズキジムニーとともに約20年振りに現行型となる3代目モデルにフルモデルチェンジされたある種のメモリアルイヤーだったのが大きな理由だ。文・永田恵一

先代センチュリー、じつは50万円程度で買える!?

    トヨタ センチュリーは、"伝統工芸品"といっても過言ではない理由

筆者も仕事で現行センチュリーに乗る機会が何度かあったが、現行センチュリーは後席に座ればエンターテイメント機能も駆使しながら快適に移動時間を有効に過ごせるのはもちろん、運転しても安楽ながらなかなか楽しめる素晴らしいクルマであった。
そんな現行センチュリーに乗ると、約20年間生産されたセンチュリーとしては2代目となる先代モデルも、後席に乗る要人が主役であるという開発思想は現行モデルと同じであることや、日本車ではおそらく最初で最後であろうV12エンジンを搭載している点、トヨタ車としては異例の手作り生産による塗装をはじめとする各部のズバ抜けたクオリティなど、強い魅力があるクルマであることを思い出した。
さらに先代センチュリーは、この種のクルマはメルセデス・ベンツSクラスやBMW7シリーズでもそういった傾向があるのだが、取り回しの悪さや維持費の高さなどにより需要が少ないため中古車はかなり安いものもあり、先代センチュリーも年式や走行距離を気にしなければ50万円程度で買える個体も流通している。
といった背景もあり、筆者も取り回しや故障した際の修理代などに葛藤はあったものの、「経験を含めて」という意味も含めて、ヤフーオークションで“2000年式、走行14万4000km、黒”という先代センチュリーを新車の250ccのバイクくらいの値段で自分のものにした。


先代センチュリーを自分のものにしたからこその発見

先代センチュリーを自分のものにしてそれなりの時間が経ったが、「買ってよかった」というのが結論だ。大きな理由はやはりいろいろ勉強や経験になったことだ。
具体的に挙げると、
・高級車用V12エンジンは使い尽くされた表現だが、モーターのようにとにかく静かかつスムースで、存在感が極めて小さいものである。このことからセンチュリーのようなショーファーカーのパワーユニットはインフラ整備などが整えば「燃料電池がベストなのではないか」と思うようになり、これも先代センチュリーを自分のものにしたからこその発見だった。
・精魂込めて作られたクルマだけに、新車から19年経っても塗装をはじめとした各部のクオリティ、耐久性の高さは健在で、「いいものを長く大切に使う」という日本文化の素晴らしさを再認識させられた。
・先代モデルといっても日本車では別格の存在感を持つクルマだけに、人を迎えに行くなどすると驚かれる。さらにセンチュリーは自動車メディアで働いていてもなかなか乗る機会のないクルマなのもあり、懐かしさや驚きを覚える装備を含め乗せた方がほぼ全員喜んでくれる。そのため筆者はこれだけで元は取れたかと思っている。


気になる燃費、運転のしやすさ。トラブルはない?

取り回しは全長5,270mm×全幅1,890mmという巨体だけに駐車場を選ぶのは事実だが、前進している分には視界が極めてよく、タイヤの切れ角も大きいので、意外と苦にならない。気になる燃費は高速道路をおとなしく走ってリッター8km台前半、総合するとリッター6km台半ばと現代の基準では極悪なのは事実だが、頻繁に乗るクルマでないと考えれば何とか許容できる範囲だ。
トラブルは冷却水の流れをコントロールするサーモスタッドが開いたままになり水温が上がらない、樹脂部品の劣化により冷却水が漏れるということがあった。
しかし、後者に関してはたまたま取材を兼ねてトヨタディーラーで12か月点検を受けた際ちょうどその時に発見され、大事に至らなかった点は誉めたいところだ。修理代は前者が約1万円、後者が約2万円の合計3万円とそれほど高くなかったのに加え、修理も定休日を挟んで2日で済み、このあたりにもトヨタ車の素晴らしさを痛感した。
クルマ自体以外に先代センチュリーを自分のものにして印象的だったのは「クルマに限らず、無理のない範囲でしたいことがあるならやってみるべき」ということだった。やはり、やってみれば良し悪しはともかくとして何かしら得るものはあるし、同じ後悔をするのでも、やって後悔するのとしないで後悔するなら、前者の方がいいのではないだろうか。
もしやってみたいことがクルマ関係で、乗ってみたかったクルマなどがあるのなら予算や期間を決めるなどして、あくまでも無理のない範囲で自分のものにしたり、やってみることを勧めたい。

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