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業界ニュース 2019.2.20

都内でも維持費ゼロで車に乗れる!? ジャガーXJで挑戦してみた

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突然ですが皆さん、「クルマを買う」と聞いて真っ先にイメージするのは何でしょうか。よほど車好きでない限り、きっと「多額のお金がかかる」という負の印象ではないでしょうか。文・R(アール)

車の維持費は高すぎる!自動車にまつわる税金は?都内なら駐車場も…

    カーシェアで事故・故障したら補償はどうなるの?

クルマ好きの筆者でさえそうだった。
物心ついたときからクルマ好きだった筆者、いわゆる「根っから」のクルマ好きだ。昔からクルマが欲しくて、免許を取れる18歳になるのが待ち遠しかった、免許保有率が低下している現代では珍しいタイプだ。
そんな少年だった筆者も免許を取って現実にぶち当たることになる。自動車にかかる維持費の高さだ。
まずは税金だ。車体購入にまつわる税金だけで4種類ある。取得時に発生する取得税と消費税、年次でかかる重量税と自動車税だ。加えて燃料にも揮発税や消費税などの税金がかかっている。
次に重いのは保険だ。これも任意保険と自賠責保険で二つ加入しなくてはならない。
そして最後にやってくるのが駐車場である。地方ではそこまでの負担にならないが、都内や郊外では多大な負担になる。
その他消耗品や整備費等も含めると目も当てられない。ちょっと楽しい2~3リッタークラスのクルマになると、都内では、占めて月10万円くらいの負担になる。
こんな現代では車好きの筆者でも、買う気が失せるというもの、早々に買うのは諦めて「レンタカー生活」を始めた。レンタカーでもお金を出せば様々な車に乗れる。1日4万円で、マセラティやポルシェなども借りたことがある。
それでも持つよりは圧倒的に安いのだ。


都内で車を持つのは一部の人間に許された特権か…そんな状況に一矢報いるサービスが登場

レンタカーはいろんな車に乗れるし便利!と「車好きだけど車ほしくない(持てない)」というアンビバレントな生活を続けてきた筆者に、この生活を一変させるサービスが開始されたとの一報が届く。「個人間カーシェアリングサービス」だ。
個人間カーシェアリングサービスはその名の通り、マイカーをカーシェア(貸し出し)して収益を得ることで、維持費を軽減するサービスだ。AnycaやDカーシェアなどがこれにあたる。
なんと聞くところによると、車によっては月10~30万円の収益を得ることができるらしい。これなら都内でも車に乗れるかもしれない!筆者はそう考えた。
早速、車選びを開始、実際に試してみることにした。


カーシェアに最適な車とは何か?

カーシェアに最適な車とは何か。結論から言ってしまえば「ハッタリの利く車」である。これからその理由を説明しようと思う。
筆者がカーシェアを研究するためにまずそのユーザー(利用者)となることから始めた。実際にカーシェアを利用して、オーナーやサービス運営者から話を聞き一つ大事なことが分かった。カーシェアにおいては「輸入車や高級車」の方がシェアが入りやすいのだ。
かのDeNAが運営するAnycaの「データで見るAnyca」によると、車種別シェア数ランキングでは1位BMW 3シリーズ、2位ポルシェ カイエン、3位BMW Z4である。まさかの2位がポルシェである。いくらかカイエンとはいえど、まさかのポルシェである。
つまり個人間カーシェアリングという、通常のレンタカーに比べてリスクのあるサービスを使うユーザーというのは「車好き」がほとんどなのだ。またまだどのカーシェアサービスもリリースして間もない。つまりユーザーのほとんどは「アーリーアダプター」なのだ。
それともう一つ大切な事実がある。都道府県別のカーシェア利用ランキングは圧倒的に東京なのだ。つまりまとめると「都内にある輸入車」はかなりプライオリティが高いことになる。
だけど輸入車って高いんじゃ…高かったらそもそも買えないから意味ないじゃん…そんなことを考える読者も多いだろう。でも実は中古で探せば「お得な」輸入車はこの日本にはたくさんあるのだ。
それに今中古輸入車のリセールバリューは大暴落しているといっても過言ではない。数年前は三年に一回乗り換えればお得なんて話もあったが今はそんなこと言っていられない現状もあるのだ。
少し脱線したが、お得な輸入車の定義を紹介しておきたい。以後に紹介する車以外にも下記条件に適合すれば基本ミスの少ない選択となる。
・人気が一定あり価格が落ちない(カーセンサーラボを参考にするとよい)
・もう車種が消滅していてモデルチェンジしない
・年式が2000~2007年ほどで価格が底値
・金額は30~100万円で買える(個人売が理想)
・できればドイツ車(アウディ、BMW、ポルシェなんかが理想)
人によっては「え、輸入車で30万円!?」なんて言う人もいるかもしれない。でも実際にあるのだ。ここではいくつか事例を紹介したい。


お得な輸入車3つをピックアップ

先にも紹介したシェア数ランキングで2位のカイエンだ。実はカイエンの初代は今すごく安い。最低価格70万円くらいから存在するのだ。
いやでも壊れるだろう…。なんて意見がありそうだが心配することなかれ、この車中身は「VWトゥアレグ」である。
つまり壊れてもトゥアレグのパーツで直せば安く上がる。間違ってもディーラーに持ち込まないように。もう一台買ったほうがましな金額を提示されかねない。


またまた先ほど紹介したシェア数ランキングで1位のBMW 3シリーズだ。Anycaのユーザーは車での稼ぎ方をすでに熟知しているらしい。
この車、探せば50万円台から存在する。しかもご存知の通り3シリーズのクーペ・カブリオは4シリーズに統合されたため次モデルが出ない。つまり価格変動が少ない。うまくやれば50万円で買った車が50万円で売れる。


やっとランキングにないクルマを紹介できる。まぁランキングにないのはそもそも台数が少ないからである…と思っている。都内でたまに見かけるこの美しいクルマ、じつは30万円台から存在する激安車両である。
だがこの車には一つ要注意な部分がある。絶対に選択を間違えてX300型を買ってはいけない。X300型は「ジャガーが壊れる」という印象を植え付けた車だ。ほとんど同じ見かけだが、電装品がとにかく弱い。X308型になり、電装品は日本電装(今のDENSO)になったためこの問題を解決している。
買うならX308型だ。あと税金が悩ましくはなるが、排気量の高いモデルもしくは過給機つきのモデルをお勧めする。ベースグレードの3.2リッターV8エンジンのモデルは悪名高きZF製のトランスミッションだ。よく壊れる。

長くなったが上記のように高く見えるけど、じつは激安な1台はたくさんあるのだ。
ここで想像してほしい。原価を知らなかったと仮定して、原価150万円のアクアが1万円でシェアに出されていたとして、ユーザーは借りるだろうか。そこに原価70万円のカイエンが1万円でシェアに出されていたとしよう。前述のアクアとどっちが借りてみたいと思うだろうか。
圧倒的カイエンのはずである。だからこそカイエンのシェア数は2位になるのだ。そう、だから「ハッタリの利く車」なのだ。高く見える、乗ってみたくなるような車、でも実は激安。これがカーシェアで効率的に稼げる車の特徴である。
商売の基本はいかに原価を安く、いかに付加価値をつけ高く販売するかだ。これをカーシェアで当てはめるなら、原価は安く、高く見える車両を仕入れ、ブランド力(ポルシェやBMW、ジャガーといった)で付加価値をつけ高く貸す。これで安く仕入れた車を高く貸す。憧れもあるからシェアもたくさん入る。という寸法だ。
しかも何がいいって自動車を所有する最大のメリットである「所有欲」も満たせる。「高く見える」は自分もごまかせるのだ。


結局筆者が選んだのは…

おすすめ車種の中で、文章量が一台だけ、やけに多かったせいで、すでに想像がついているかもしれないが、筆者が愛車に選んだのはジャガーXJだ。
なによりデザインが気に入ったのと、V8エンジンに憧れていたというのが大きい。こんな基準で選んでしまったことを後で後悔することになる。
それはまた次のお話で…。


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文・R(アール)
若者の車離れのが叫ばれる今では珍しい車好きの若者。免許を取ってそろそろ7年、今までに、Anycaやレンタカーなどで370種類ほどの車に乗るほど、とにかく乗り物を愛す。「車はシェアやレンタルがいい、いろいろな車を味わえる。これが現代の車好きの在り方だ」と断言していたにもかかわらず、数百回のレンタル・カーシェアを経て、ついに車を購入。愛車はジャガーXJ。 普通自動車、牽引免許、船舶免許、二輪免許を所有。

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