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その課金ちょっと待った!  付けて後悔しがちなクルマのオプション5選

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その課金ちょっと待った!  付けて後悔しがちなクルマのオプション5選

 雪道ドライブが多い場合のLEDフォグランプはかえって不便

 かつては「ダサくて、高い」と評されることもあった純正アクセサリーだが、いまどきはデザインもスマートになっているし、フィッティングを考えると価格的にも納得できるものが多くなっている。とはいえ、自分のニーズに合わないオプションアイテムを選んでしまうと後悔することも。ここでは、そんな可能性のあるメーカーオプション、ディーラーオプションをピックアップした。ニーズとのミスマッチをしないよう、購入時にはしっかり検討してほしい。

一度経験すると付いていないクルマに乗れなくなるほど便利な装備11選

 1)AC100Vコンセント 

 災害で停電してしまったときにハイブリッドカーのAC100Vコンセントが大いに役立ったというニュースを見かけたことがあるだろう。日常であってもキャンプやバーベキューなどで炊飯器やホットプレートなどの家電が使えるのは便利で、クルマにコンセントをつけたいというニーズは高い。

 しかし、ハイブリッドカーであれば最大1500Wに対応していて、電力を食う家電も使えるが、ガソリンエンジン車にオプションで用意されているAC100 Vコンセントは最大100W程度の能力しかないことが多い。いまどきの炊飯器は省電力といっても120W程度は消費するので、車載で炊飯することは難しい(保温程度なら大丈夫だろうが)。

 つまり、スマートフォンやパソコンを充電する程度の能力しかないと考えておいたほうがいい。このあたりの違いを認識しないまま「コンセントが付いていると便利!」と考えてオプション装着すると失望するかもしれない。

 2)ルーフレール

 SUVにはルーフレールが必須アイテムというイメージは強いが、いまどきのスタイリッシュなクロスオーバーSUVにおいてはルーフレールが付いていないクルマも多い。なかにはオプション設定となっていることもあるが、安易にオプションとして選ばないほうがいい。

 具体的に例をあげると、SUBARU XVはルーフレールのついていないスタンダード状態では全高1550mmだが、ルーフレールを装着すると1595mmとなってしまう。つまり、1550mmをリミットとした立体駐車場には入らなくなってしまうのだ。そうした部分を考えずに安易に「かっこいい」、「便利そう」というだけでルーフレールをつけてしまって、いつも利用している立体駐車場に入らなくなってしまったのでは残念。とくにメーカーオプションでは車重や全高などが変わると戻せないので気を付けたい。

 3)LEDフォグランプ

 冬季になると、LEDヘッドライトのほとんど発熱しないという効率の良さが、逆に雪を溶かさないという欠点としてクローズアップされることがある。こうした欠点はフォグランプにおいても同様。純正ではハロゲンタイプのフォグランプをディーラーオプションなどでLED化することもあるだろう。

 雪道を走る機会が多いのであれば、フォグランプはハロゲンのままにしておく、あえてハロゲンタイプを選ぶというのも意味がある。LEDのヘッドライトとハロゲンのフォグランプでは色味が合わないのがカッコ悪いと思うかもしれないが、街灯もなければ、周囲にクルマもいないような雪道で、しっかりと視界を確保するという実利を考えると、あえてハロゲンタイプのフォグランプを選ぶのもありだ。

 ディーラーオプションの三角表示板は割高!

 4)三角表示板

 高速道路を走行中にトラブルで停車してしまった際には、表示が義務付けられているのが「三角表示板」。赤い反射板によってトラブルを後方から迫って来る車両に知らせる重要なアクセサリーだ。何度もクルマを買い換えているようなユーザーであれば、以前から所有している三角表示板を載せ替えるだけで対応しているだろうが、はじめての愛車というユーザーはディーラーオプションで用意されている三角表示板を購入しようと思うかもしれない。

 また、値引き替わりのサービスとして三角表示板や脱出用ハンマーなどがセットになったエマージェンシーキットを提案されることもあるだろう。ただし、三角表示板についてはどんな商品を買っても機能に大差はない。ディーラーオプションでは数千円もする三角表示板が、ネット通販や量販店、ホームセンターなどでは数百円~千円程度で購入できる。三角表示板に限らず、汎用的なアクセサリーは純正品よりも安く買えることは珍しくないので、購入前にリサーチしておくと無駄遣いをせずに済みそうだ。

 5)マッドガード

  タイヤの泥はねによるボディの傷つきや汚れを防いでくれるマッドガード。いまや舗装路しか走らないという人も多く、標準装備されていることはほとんどない。むしろエクステリアのドレスアップ要素として選ばれることが多いかもしれない。

 さて、マッドガードを装着すると、装着した部分において4~8cm程度の地上高が下がってしまう。とくに後輪のマッドガードは、駐車場での輪止めや急な傾斜で干渉しやすくなってしまうこともある。たまに干渉するくらいであればまだいいが、日々の駐車でマッドガードが干渉するのはストレス。自分の使用状況において思い当たるところがあるのなら、マッドガードの装着についてしっかりと考えたほうがいいだろう。

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