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業界ニュース 2019.2.13

新車の目玉はスバル・レガシィぐらい! それでもシカゴショーに人が集まるワケ

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 デトロイトの開催時期変更を受けて注目度が増す可能性のシカゴ

 2月9日からの一般公開を前に、7日・8日はシカゴショーのプレスプレビューデーであった(いずれも現地時間)。”全米一の集客数を誇る”と聞き、また2020年からいままで1月開催だったデトロイトショーが6月開催となることもあり、今後再び(過去には注目度の高いショーであった)注目を浴びるかもしれないということで、今回初めてシカゴを訪れショー取材を行うことにした。

    なぜ日本メーカーは海外ショーで新型車を世界初公開するのか?

 会場はシカゴ市中心部からほど近いところにある“マコーミックプレイス”というコンベンションセンター。シカゴはオートショーだけでなく、年間を通じてさまざまなコンベンションが開催される場所で、マコーミックプレイス以外にも市内中心部近くにいくつかのコンベンション施設がある。

 1月開催最後となった今年のデトロイトショーは、ついにメルセデスベンツ、BMW、アウディが出展しなかったので何とも寂しい限りであった。それではシカゴショーはというと……デトロイトショーでは見かけなかった、ジャガー&ランドローバー、アウディ、ボルボ、マセラティ、ポルシェなどのブースはあったが、メルセデスベンツは商用車のみで、BMWは出展していなかった。スーパーカーやロールスロイスなどの超高級車は、地元のディーラーが展示車持ち寄りでスーパーカーコーナーを設けていた。

 プレスデーに行われるプレスカンファレンスでは、まったくの新型車が披露されることは少なく、追加モデルや特別仕様車の発表が目立っていた。日本人的目線でいけば、今回のショーの目玉はスバル・レガシィセダンの新型車がワールドプレミアされたこととなるだろう。事情通氏いわく、「今年のシカゴショーはそれでもネタが多いほう」とのこと。

 ショーフロアはグランドコンコースを挟んで、南北の展示棟にわかれており、東京モーターショーのような、移動に余計な時間がかからないのが印象的であった。やろうと思えば南北どちらか一棟での開催も可能とも思えるようなきもしたが、あえて南北に分けることで各ブランドブースの床面積がたっぷりとしていたものとなっていたのも印象的であった。もともとトラックなどの展示も熱心だったようで、フォードなどは広大なブースの半分ほどは、完全な商用車(コマーシャルビークル)が数多く展示されていた。

 GM(ゼネラルモーターズ)やFCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)もフォードほどではないものの、個人ユーザー向けだけでなく、ビジネス用のピックアップトラックも展示していた。

 とくにスペースを埋めるためというわけではないが、地元の旧車愛好会や、イリノイ州警察、シカゴ市警、はたまたアメリカ海兵隊のブースまであって、出展者はじつに多種多彩であった。会場内に大規模なSUV向けの試乗コースを設けるブランドも複数存在していた。世界へ向けた最新技術や最新モデルの初披露などは少なく、市販モデルをこれでもかと数多く展示するなど、肩ひじ張らない良い意味での“緩さ”が集客を高めているように見えた。

 東京モーターショーが見習うべき点もある

 シカゴはいわずとしれたアメリカ国内でも有数の大都市、周辺にもそこそこの規模の都市が点在するが、それらの都市間は小麦などの穀倉地帯となっており、エリアとしての人口は多いものの、クルマのニーズが高いという特性もオートショーへの興味を高めているようだが、それだけではなかなか集客はできないだろう。

 デトロイトショーの時もそうであったが、シカゴショーでも開催期間中には周辺のディーラーが、“モーターショーセール”として特別なキャッシュバックキャンペーンなどを展開するあたりは、日本の東京モーターショーも見習うべきだとかねがね思っている。シカゴショーは何か特別に“ひねり”を利かした展示などをしているようには見えない、オートショーの基本である“トレードショー”に徹しているところもとても印象深かった。

 2020年からはデトロイトショーの直前開催がなくなるので、シカゴショーにおいて、これまでのデトロイトショー並みにワールドデビューモデルが多くなるのではないかとの話もあるが果たしてどうなっていくのかも今後は注目していきたい。

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(WEB CARTOP 小林敦志)

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