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業界ニュース 2019.2.12

なぜそこに存在? 道路脇のガードレールはクルマや歩行者の安全を陰ながら守るヒーロー

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■ガードレールはクルマ用と歩行者用がある

 道路の脇にあるガードレールは、設置される場所や役割によって、必要な強度や形状などいくつか種類があるのです。

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 一見、不必要な場所に設置されているようにも見えるガードレールですが、どのような理由で設置されているのでしょうか。

 ガードレールは、正式名称を「防護柵」といい、防護柵は、車両を対象とする「車両用防護柵」と歩行者等を対象とする「歩行者自転車用柵」に区分され、それぞれの定義が異なるのです。

 車両用防護柵は、『進行方向を誤った車両が路外、対向車線または歩道等に逸脱するのを防ぐとともに、車両乗員の傷害および車両の破損を最小限にとどめて、車両を正常な進行方向に復元させることを目的』としています。

 以前は、これに加えて防護柵による視線誘導を副次的機能も目的のひとつでしたが、年々美しい道路環境を創造していくという考えが高まりました。

 そのため、ガードレールに茶色やグレーなどの目立たない色が使用されることが増え、視線誘導に関しては、視線誘導標識などの他の手段より確保するとしています。

 また、歩行者自転車用柵は、『歩行者および自転車の転落もしくはみだりな横断を抑制』を目的として、設置されているのです。

 車両用防護柵は、複数の種類に分かれます。「たわみ性防護柵」といわれる支柱およびビームの塑性変形により衝撃を吸収し車両を円滑に誘導する構造をもつもの。

 もう一つは、「剛性防護柵」という支柱やビームなどの部分を変形させないで車両を誘導する構造のもので、簡単にいうとコンクリート製の壁です。

 防護柵は、クルマの誘導性能として、『防護柵に衝突時にクルマが横転することがなく、なおかつ離脱時の速度、角度が6割以下になるように設計』され、構成部材の飛散防止性能も考慮されるなど、2次被害の軽減にも役立っています。

 また、日常的にパトロールを行い、異常の有無を点検し、豪雨や地震後などにも点検を実施。事故が発生した際は直ちに復旧、汚れが著しいときは洗浄、塗装が剥離した場合は再塗装などが行われるのです。

■ガードレールの設置には細かな基準が設けられている

 国土交通省によると、ガードレールが設置される区間は『防護柵の設置基準』に定められているといいます。それによると、事故などによる危険から守るために設置されることがわかります。

「車両の路外への逸脱による乗員の人的被害の防止を目的として路側に設置する区間」では、盛土、崖、擁壁、橋梁、高架、海、湖、川、沼池、水路などに近い場所、また、トンネルなどへの進入部などにも設置。

 次に「車両の路外や対向車線などへの逸脱による第三者への人的被害の防止を目的として路外や分離帯に設置する区間」としては、鉄道の線路や他の道路と近づいた立体交差する場合に逸脱防止のため設けています。

 歩行者や自転車に対する危険を防ぐため「車両の歩道、自転車道、自転車歩行者道への逸脱に よる二次被害の防止」を目的として、歩道等と車道との境界に車両用防護柵を設置し、走行速度が高い道路で沿道人家などへの車両の飛び込みによる事故を防いだりしているのです。

 また、事故が多発するなどして防護柵の設置に効果があるという区間やそのほかの事情により必要と認められる場所にも設置されます。

 一方、歩行者や自転車向けの防護柵は、歩行者の転落防止などのほか、歩行者の横断禁止区間に横断を防止する目的として存在。

 このように「ガードレール」にはさまざまな種類や役目があり、普段何気なく見かける存在ながら、設置されている場所には何かしらの危険があることを覚えておくことが交通安全に繋がるのです。

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(くるまのニュース くるまのニュース編集部)

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