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スバル新型「フォレスター」の雪道での実力は? 走って分かった安定の四駆性能

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スバル新型「フォレスター」の雪道での実力は? 走って分かった安定の四駆性能

■新型「フォレスター」の雪道での性能を検証

 2018年6月にフルモデルチェンジした新型「フォレスター」は、デザインに関しては先代モデルとあまり変わっていないように見えますが、最新のプラットフォームの採用や新型エンジン搭載など、その中身は大きく進化しています。

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 今回、アウトドアレジャーにもってこいの新型フォレスターを、雪上で試すことができました。

 試乗車は、アウトドアを意識した「X-BREAK(エックスブレイク)」で、内外装の各所にオレンジのアクセントが施されてアクティブな印象です。

 今回はこの「X-BREAK」を相棒に、長野県のスキー場へ向かいます。

■パワフルな走りで高速走行もスムーズ

 まずは高速道路を、関越道から上信越道へと進みます。

 新型「フォレスター」のエンジンは、2.5リッター水平対向4気筒直噴ガソリンと2リッターガソリンとe-BOXER搭載のマイルドハイブリッドの3機種が用意されました。

 直噴化した2.5リッターガソリンエンジンを搭載する「X-BREAK」は、パワフルな走行性能が楽しめます。アクセルを踏むとスムーズに加速するので、高速の追い越しもラクに行うことができます。

 高速道路では運転支援システム「アイサイト」を実践。新型「フォレスター」に全車標準で搭載される「アイサイト」には、「ツーリングアシスト」という最新の機能も追加されました。

 前走車との車間距離を自動調整してくれる全車速追従機能付クルーズコントロールは時速0キロから120キロまで対応し、ステレオカメラが車線を読み取って車線の中央を走行する機能も搭載。

 アクセル・ブレーキ・ハンドルの制御は全てクルマが行ってくれるので、渋滞時のノロノロ運転やロングドライブでも疲れにくいのもうれしいところです。

■4つのタイヤを適切に制御することで安定した走行を実現

 上信越道の佐久ICを降りてすぐの路面はドライのままでしたが、峠道に差し掛かるとしだいにシャーベット状の雪道が現れるようになりました。

 純正でオールシーズンタイヤを装着する「X BREAK」ですが、試乗車には、綾瀬はるかさんのCMでもおなじみのスタッドレスタイヤ、ブリヂストン「ブリザック VRX2」を装着。

 水平対向エンジンと「シンメトリカルAWD」により、重心が低く、前後左右の重量バランスに優れた構造を実現。新型「フォレスター」は、路面や走行状況に応じて前後の車輪に最適なトルク分配を行う「アクティブトルクスプリットAWD」を採用することで、安定した走行を可能としています。

 また、新たに採用されたプラットフォームにより、正確なハンドル操作や乗り心地が向上したといいます。峠道の上り坂でアクセルを踏み込んだ時にエンジン音が大きく響くのが気になったのですが、確かにSUVらしからぬコーナリング性能は秀逸です。思った通りのラインを描いて気持ちよくコーナーを曲がることができるで、運転がうまくなったような気がしました。

 また、シャーベット状の雪道では、4つのタイヤがしっかり雪を捉えている感覚があり、クルマが路面の状況を見極めて制御しているのを実感することができます。

■新型「フォレスター」はアウトドアに最適なSUV

 雪がシッカリ積もった路面では、悪路走破性をさらに高める「X-MODE(エックスモード)」が有効です。先代フォレスターから搭載された「X-MODE」ですが、新型では「SNOW・DIRT」モードと「DEEP SMOW・MUD」の2モードタイプに変更され、悪路の状況に応じて選択できるようになりました。

 スキー場駐車場の、雪が積もった斜面で「X-MODE」を作動させたところ、難なく抜け出すことができました。今回はそれほど雪が深い場所に遭遇できなかったのですが、最近の異常気象による大雪でも、抜群の機動力を発揮してくれそうです。

 今回はドライ、シャーベット、雪上とさまざまな路面状況を試すことができましたが、新型「フォレスター」はどんな場面でも安心感のある頼もしい走りを見せてくれました。

 また、「X-BREAK」の内装は、新型「フォレスター」で唯一の撥水加工のシートやラゲッジボードが装備されていて、アウトドアレジャーで濡れたり汚れたりしても簡単に手入れできるようになっているのもポイントです。

 冬はスキーやスノーボードのウィンタースポーツ、夏はキャンプや釣りなどの趣味やレジャーの相棒として、新型「フォレスター」は最適なSUVといえるのではないでしょうか。

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