カーシェアのメリットとデメリットを考えてみよう
クルマに乗るけどクルマは持たないというライフスタイルが広まっています。こうしたライフスタイルの場合、かつてはレンタカーを使うことが多かったのですが、現在はカーシェアリングという方式が増えています。カーシェアリングはシステムとしてはレンタカーなのですが、通常のレンタカーとは使い方の流れが異なります。今回はカーシェアリングの使い方とメリット&デメリットを紹介しましょう。
多くの場合、必要な費用は登録料、毎月の会費と使用料
カーシェアを利用するには会員になることが基本と考えましょう。会員にならないで使えるカーシェアリングも存在しますが、定期的に利用するならば会員になったほうが使用料が安くなっていることが一般的です。 使いたい日程と時間が決まったら、インターネット経由でクルマを予約します。当日は、カードを持って駐車場に出向きます。カードは専用のカードであることもあれば、suicaやPASMOなどを使っていることもあります。クルマに装備された装置にカードをかざすと、ドアロックが解除され車内に入れます。あとは普通に乗って、返却するだけです。
使用時間は10分や15分といった短時間が最低単位になっていることがこと多く、チョイ乗りで使うことができるのが、一般的なレンタカーと大きく異なる点です。
最大のメリットは維持費や税金がかからないこと
カーシェア最大のメリットは維持費が必要ないということです。クルマを所有すると各種の税金はもちろん、自賠責保険や任意保険などの維持費が必要です。もちろん車検や定期点検の費用も必要になります。自宅に駐車場がなければ駐車場を借りるための費用も必要です。カーシェアの場合はそれらが不要です。もちろん誰かが払っている訳です。じつは、それは会費や使用料に含まれているのです。カーシェアの名前のとおり、1台のクルマを利用する人が20人存在すれば、維持費が20分の1でいい……という考え方をすればわかりやすいでしょう。
またレンタカーの場合は燃料を給油してから返却するか、燃料代を支払うのが普通ですが、カーシェアの場合は燃料は入れないで返却します。乗ったときに燃料が少ない場合は、付属するカードで燃料を入れます。この場合、支払いはカーシェアの運営会社です。燃料を入れるという余計な行動が必要になります。ですので、燃料を入れた会員には無料使用時間がプレゼントされるなどの特典がつくことが多いです。
デメリットは自由度が少ないこと
もちろんデメリットもあります。自分が使おうと思ったときにほかの人が予約を入れていて、クルマがあいていないこともあります。これが一番のデメリットと言えるでしょう。なにかイベントがあったり、天気が悪いことが予想されていたりするとクルマを使いたい人も増えるので、空車がないことも多いでしょう。
自分のクルマではありませんので、荷物を置きっ放しにすることはできません。チャイルドシートを使う場合などは持ち込まないとならないというのはちょっと使い勝手が悪いということになります。前に使った人のマナーが悪いと、汚れたクルマを使わないとなりません。 禁止されていることもあります。カスタムなどはもちろんもできませんし、灯油を運んだり、ペットを乗せたりすることは禁止されているのです。
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