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業界ニュース 2019.2.5

国産コンパクトカー4台が宣戦布告! 世界のベンチマークVWゴルフを超えたか徹底分析

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 ゴルフにも勝るエンジンフィールの濃厚さを持つモデルが挑む!

 日本のコンパクトカー、それも主にヨーロッパで区別されているCセグメントに属するクルマたちのベンチマークは今も昔も歴代VWゴルフである。いや、その下のフィットクラスでもベンチマークはVWポロ。VWはコンパクトカーの世界基準であり続けている。

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 MQBを採用した7代目ゴルフの完成度の高さは言うまでもないが、ゴルフ7.5と呼んでいい最新モデルに至っては、コネクティビリティ機能、先進安全支援機能も充実。その商品力は2013年の国内導入以降、ますます高まっていると言っていい。基準のハッチバックのほか、GTI、Rライン、R、そしてヴァリアントと呼ばれるコンパクトワゴン、そのクロスオーバーモデルのオールトラックなどまで用意するバリエーションの豊富さも魅力となる(ミニバンのトゥーランもゴルフ一族)。

 さて、そんな世界基準のゴルフに対抗し、それこそヨーロッパでもしのぎを削る国産コンパクトは数多い。

 1)トヨタ・カローラスポーツ

 その筆頭がカローラスポーツ。ひいき目なしにカッコいいと思わせるデザインもさることながら、トヨタの新世代プラットフォームのTNGAを採用することで走りの質はトヨタ車の中でもとびっきりのレベルにあり、ボディ剛性、操縦性、フットワーク、乗り心地はゴルフに迫るレベルにあると思える。

 さらに全車にDCM(専用通信機)を標準装備し、オペレーターサービス(エアバッグ展開時には救急車を呼んでくれるなどのサービスも!)を受けられる先進性は、ゴルフにはない機能、商品性である。

 が、すべてよし、というわけではない。ゴルフに譲るのが、エンジンだと思える。1.8リッターエンジン+2モーターのハイブリッドは燃費の良さと静かさが自慢だが、エンジンフィールは鼻が詰まったような印象で、終始、すっきりしない。

 ゴルフのエンジンラインアップに近い1.2リッターガソリンターボは鼻詰まり感こそないものの、高回転では歓迎しにくいノイズを盛大に発生。こちらも、エンジンフィールという点で比較すれば、実用エンジンとして文句なしのゴルフ(1.4リッターターボ)に譲る。逆に言えば、それ以外はゴルフについに迫り、並んだとも言えそうなのが、カローラスポーツである。

 2)スバル・インプレッサスポーツ

 スバル最新のグローバルプラットフォームを初採用したのが5代目インプレッサ。水平対向エンジン、シンメトリカルAWDなど、ゴルフにないアイテムを持ち、最新モデルではアイサイトに代表される先進安全支援機能、安全装備を一段と充実させている。

 その走りは、初めてステアリングを握ったとき、極めてゴルフに近い印象を受けたことを覚えている。操縦応答性と安定性のバランスが素晴らしく、ステアリングを切った時のクルマのリニアで確実な反応が、ゴルフを思わせたのである。乗り心地にしてドシリと重厚。ゴルフのようなクラスを超えた乗り心地を示し、またエンジンフィールの濃厚さはゴルフにも勝る魅力となる。

 もっとも、それは2リッターエンジン搭載車の話。1.6リッターモデルになると、途端にフツー、というか国産車っぽい乗り味になってしまいがち。欧州車に匹敵するドライブフィールを望むなら2リッターエンジン搭載車、あるいはさらに濃厚・上質な走りが本格SUV並みの走破性とともに手に入るXVアドバンスに尽きる。

 ゴルフGTIに近いスポーティなモデルも登場!

 3)ホンダ・シビックハッチバック

 新型シビックのハッチバックモデルはなんと英国製。1.5リッターエンジンは182馬力を発生し(ハイオク仕様!)、CVTのほか、エンジンが専用チューンされる6速MTも選べる。そんなシビックハッチバックは、標準車でありながらゴルフで言えばGTIに近いスポーツ度を備えた硬派な走行性能、キャラクターの持ち主と言って良く、速さではゴルフの1.4リッターターボのハイラインなど敵ではない。価格対パフォーマンスは抜群である。

 ただし、軽めの操舵力のステアリングフィール、静粛性に関してはゴルフにかなわない印象だ。ゴルフGTIと比較した場合でも、より大人っぽい洗練性ではゴルフGTIに軍配が上がる。

 4)マツダ・アクセラ(マツダ3)

 新型アクセラにはまだ試乗していないが、最近のマツダ車のデザイン、質感、走りの飛躍的な良さ、進化の度合いから、国産ゴルフキラーの筆頭になることは間違いなく、とくにボディー剛性、操縦性、フットワークはかなりのレベルにあると予想する。

 ただ、それでも、ガソリンエンジンは標準型ゴルフの1.4リッターターボエンジンがもたらす全域のトルクの豊かさ、スムースさには追いついていないかも。マツダのエンジンはクリーンディーゼルのできが圧倒的だからだ。

 そんなわけで、現時点でVWゴルフを全方位で超える同クラスの国産コンパクトカーはない……というのが、今ごろ言ってもなんですが、ゴルフ7ハイラインを所有しているボクの個人的な感想だ。

 ちょっと前に2社の国産コンパクトカー開発責任者が、開発チームが研究のためにゴルフやポロを買ってバラしても、決して同じようなクルマはできない。何しろ工場の設備、設備投資のレベル、コストのかけ方が違う……ともらしていたが、誰もがゴルフを超えるクルマの登場を待ち望んでいることも事実。そんな日が一日も早くくることを願ってやまない(と言い続けて数十年)。

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(WEB CARTOP 青山尚暉)

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