2018年、マクラーレン・オートモーティブは世界全体で4800台のセールスを記録し、前年に比べて44%増という高い伸びを実現したという。日本市場でも販売台数の対前年比は44%増と絶好調。今年のうちには日本での累計販売台数が1000台を超える見込みだという。
マクラーレン・オートモーティブ・アジア日本代表の正本嘉宏氏が「マクラーレン・オートモーティブは、いま最も旬で最も勢いのある自動車ブランドのひとつです」と語るのも頷ける。
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その言葉通り、販売台数だけでなく、マクラーレンは新型車も続々と登場させている。昨年3月のジュネーブモーターショーで発表した「マクラーレン・セナ」を皮切りに、セナをベースにしたトラック専用モデルの「セナGTR」、レースカーであるF1 GTRロングテールをルーツとする「600LT」、最高速度403km/hを誇る「スピードテール」と、そのラインナップを大幅に拡大中。昨年12月には、マクラーレン テクノロジーセンターで開催したウィンターボールにおいてスーパーシリーズのフラッグシップとなる「720S スパイダー」をワールドプレミアした。
この度、東京を舞台に、720S スパイダーをアジア地域で初披露。車両価格はベースである「720S」の450万5000円高となる3788万8000円。今年3月に納車を開始するという。
720S スパイダーの特徴のひとつは、乾燥重量1332kgという軽さだ。軽量かつ、きわめて強度に優れたカーボン・ファイバー製のボディは、クーペモデルから追加補強の必要がなく、新構造のリトラクタブル・ハード・トップを搭載してもクーペからわずか49kgの増量増に押さえられている。これは同カテゴリーの競合車よりも88kg軽く、クラス最軽量を実現している。
この軽量で強固なボディに、720Sクーペと同じ4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載。最高出力720ps、最大トルク770Nmを発生するパワーユニットをミッドにマウントすることで、驚異的な加速力と旋回性能を手に入れている。とくに加速力は凄まじく、0→100km/hは2.9秒、最高速度は341km/h(オープン時は325km/h)と圧倒的だ。
一方でユニークなのが新構造のリトラクタブル・ハード・トップだ。カーボン・ファイバー製の一体型ルーフ・パネルを標準装備し、ルーフを閉じた状態ではクーペの同様のスタイルと空力性能を維持しているという。
このリトラクタブル・ハード・トップには、半透明から透明への状態へと素早く切り替えられるエレクトロクロミック・ガラスを装備することが可能。ルーフを閉じた状態でも光が注ぎ込み、オープンエアのような気分が味わえるというもので、ワンタッチで透明度を切り替えられるため、クーペとオープンの気分を、天候にかかわらず、好きなときに味わえる。さらにルーフ自体の開閉は、50km/h以下であれば走行中も可能。その開閉に要する時間は、スーパーカークラス最速となるわずか11秒だ。半透明のルーフをもつクーペスタイル、オープンエアの気分を味わえる透明ルーフ、そしてオープンと3つのスタイルを楽しむことができるというわけだ。
走りの性能はクーペ譲り。足回りにはプロアクティブ・シャシー・コントロールII油圧式サスペンションを採用し、「コンフォート」「スポーツ」「トラック」の走行モードを備えている点も720Sと同様。リニアでレスポンスに優れたフィーリングと、マクラーレンならではの一体感のある乗り味を維持しているという。
リトラクタブル・ハード・トップを備えたオープンモデルでありながら軽量化にこだわり、クーペと同等の性能を保つ720S スパイダー。今最も旬な自動車ブランドが放つ意欲作に仕上がっている。
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