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業界ニュース 2019.2.2

高齢者や障がい者にやさしいキャンピングカー「すべての人へ楽しいクルマ旅を提供する」

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もっと遠くへ、行きたい場所へ、快適に、家族や介護者の負担もサポート

 幕張メッセで開催中の「JAPAN CAMPINGCAR SHOW 2019(JCCS2019)」では、軽キャンパーからバンコン、バンコン、トレーラーまで、多種多様なキャンピングカーを展示。約70もの出展社がそれぞれの魅力を発信しているなか、「A to Z(エートゥゼット)」が展示する1台は、車いすの方も一緒に旅行を楽しめることを目的に製作されていた。

    介護系から自操式まで「レンタルできる福祉車両は意外に豊富だった」

 今回のショーでは、日産NV200バネット・ベースのキャブコン「アルファ」や、巨大な収納スペースを設けたカーゴモデル「アンソニー」など、実用性と使い勝手に優れたモデルを出展。コンセプトに沿ったアウトドアスタイルを提案しているのだが、注目の1台はボディ後端にリフトを設置したキャンピングカーだ。

 トヨタ・カムロードをベースにしたキャブコンで、その名も『多目的サポートカー(¥6,980,000)』。このクルマを制作した目的を、統括マネージャーの佐藤氏に聞いてみた。

「ずばり、車いすに対応したキャンピングカーです。すべての方に、楽しいクルマ旅を提供したいという思いで開発。弊社で長年培ってきた技術力を生かし、乗降性だけでなく室内空間についても車いす利用者が快適で使いやすいようにしてあります。また、同行するご家族の方や介護する人にも扱いやすさを重視した設計となっております」。

 リアハッチにはコンパクトで使いやすいリフトを装備。車いす利用者を簡単に車内へと移動できるわけだが、前述にある室内空間での快適性についてはどうだろう。

「福祉車両では、車いすに乗ったまま移動というのが定番ですが、クルマ旅を目的とした長距離移動では疲労が溜まりやすい。我々は、車いすからゆったりとしたシートに移動してくつろいで頂けるリビング設計としました。車いすからシートまでの移動もスムーズにできるようムダのない導線も確保してあります」。

 この大型テーブルと4人が座れるソファを備えたリビングダイネットは、レバー操作によって回転やスライドが可能で、広々としたフロアベッドに変身する。 また、運転席の上には大人2名が余裕で就寝できるバックベッドスペースを装備するなど、快適な車中泊を約束してくれる。ルーフサイドに設けられたキャビネットも使いやすく、収納スペースとしても必要十分だった。

 他には、アクリル製の大型2重窓(5箇所)や室内の換気に便利なルーフベンチレーター、100V電源、室内&リフト用電源用のサブバッテリーといった装備はつくものの、今どきのキャンピングカーとしては見た目の豪華さや物足りなさを感じるかもしれない。 しかし、そのぶんリアのフロアまわりも広々としているため、大きな荷物や医療補助器具の置き場所として使用できるなど、細やかな気配りも盛り込まれている。

 国内保有台数10万台を突破したといわれるキャンピングカー。2017年の国内市場規模は400億円を超え、ユーザーのニーズにあわせた展開で堅調な成長を続けている。

 高齢化社会になった日本は、介護を必要とする障がいがある人は多い。彼らが提案する「すべての人に楽しいクルマ旅」は、多くの人に夢を与えることになるだろう。

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(Auto Messe Web 『Auto Messe Web編集部』)

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