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業界ニュース 2019.1.22

あくまでエンジン主体? クルマの電動化に消極的にみえるSUBARUの戦略とは

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 国内展開のフォレスターやXVはマイルドハイブリッドのみ

 自動車の電動化は世界的なトレンドだ。日本では販売ランキングの上位をハイブリッドばかりが占めているし、欧州では電動化はメーカーの生き残りに必須の状況となっている。さて、先進安全テクノロジーでは積極的なSUBARUは、クルマの電動化については消極的に見える。

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 2018年にフルモデルチェンジしたフォレスターに「e-BOXER」と呼ぶマイルドハイブリッドを採用、最近ではXVにも展開するなどしているが、国内で主流となりつつある2モーター型のフルハイブリッド(トヨタTHS2、日産e-POWER、ホンダi-MMDなど)は用意していない。先般、北米向けのクロストレック(日本名:XV)にはトヨタの技術を利用したプラグインハイブリッド仕様が登場したが、日本での展開は予定されていないようだ。

 だからといってスバルがガソリンエンジンにこだわっているというわけではない。中期計画などでは将来的な電動化への対応は明示されているし、コンセンプトカーにおいては電動化を前面に押し出したモデルもある。スバルのアイデンティティともいえる水平対向エンジンとシンメトリカルAWDというコアテクノロジーの関係から、パッケージングとして電動化が難しいという側面があり、市販レベルでは消極的に見えるだけで、内燃機関にこだわっているわけではない。

 たとえば、スバルのデザインにおいてヘッドライトに「コの字」型のシグネチャーを入れるのはブランディングとして利用しているが、初期には「ボクサーエンジンを象徴する」と表現されていたシグネチャーのモチーフが、いつの間にか「航空機にルーツを持つDNAを示す」という風に変わっている。

 これは、将来的な電動化においてブランディングとの不整合を防ぐための変化であって、中長期的な電動化は視野に入れて商品企画は進んでいる。実際、北米で市販するプラグインハイブリッドのシステムを使えば、シンメトリカルAWDというアイデンティティを守ったまま、フルハイブリッドを展開することも可能になっている。

 スバルは電動化技術に強い! 過去にはEVも生産

 さらに富士重工業時代まで遡れば、クルマの電動化についてはトップランナーだったこともある。2000年前後からバッテリーを含めた開発を進めていた。2002年にNECと自動車用リチウムイオン電池を開発する合弁会社を設立、独自のラミネート型バッテリーを製造していたこともあった。そのテクノロジーは、のちに日産とNECなどによる合弁会社に継承されたことは知る人ぞ知る話だ。

 さらにスバル独自の軽自動車「ステラ」をベースにした電気自動車「プラグイン ステラ」については少量ながら販売した実績がある。むしろクルマの電動化に積極的だった時代もあるのだ。結果として、独自でのバッテリー開発などから手を引いたのは、企業規模としてリソースを内燃機関に集中したほうがベターという当時の経営判断によるものだが、そのまま続けていれば、電気自動車のトップランナーでいたかもしれない。

 もっとも「ステラ」の電気自動車を続けていたとすると、似た響きの電気自動車メーカーの存在もあって、誤解や混乱のもとになったかもしれない……。

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(WEB CARTOP 山本晋也)

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