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業界ニュース 2019.1.22

【自動車博物館へ行こう】あの頃もやっぱりフェラーリは特別だった

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スーパーカーファンにたまらない博物館、魔方陣 スーパーカーミュージアム。今回は1970年代から80年代に脚光を浴びたフェラーリの名車たちを紹介しよう。(Motor Magazine 2016年11月号より)

フェラーリとランボルギーニは好敵手
1970年代後半のスーパーカーブームにあって、ランボルギーニ・カウンタックと並ぶ主役はフェラーリだった。

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当時の少年は訳知り顔で「フェラーリ365GTB/4 デイトナを知っている? 365は気筒当たりの排気量、BBはベルリネッタつまりクーペで、4は4バルブってことなんだぜ。デイトナはデイトナ24時間での優勝を示してるんだ」と語ったもの。

フェラーリ365GTB/4 デイトナは1968年のパリサロンで登場、気筒当たり365ccのV12をノーズに収めたFRのベルリネッタ。今見ても古さを感じさせないスタイリングはピニンファリーナの手になるもので前後フェンダーの造形美は見事である。ピニンファリーナの風洞実感室でチェックした空力面での優位性を持った美しさだった。

F1をはじめスポーツカーレースで大活躍するなど、当時スポーツカーメーカーとして確たる地位を築いていたフェラーリにとって、超高性能カー市場は独壇場だった。しかし、そこにレースにも出走しない新参者のランボルギーニが現れる。トラクターメーカーを率いていたフェルッチオ・ランボルギーニはフェラーリオーナーだったがサービスに不満を抱き高性能自動車メーカーを興し、ミウラで確たる評価を受け、カウンタックで“世界一”を謳うようになっていた。となれば、フェラーリとしても黙っている訳には行かなかった。

そして、1971年のトリノショーでフェラーリ365GT4/BBが12気筒ミッドシップスポーツカーとして登場する。FRベルリネッタのデイトナの進化版であり、台頭著しいランボルギーニの、カウンタックLP400の対抗馬として登場したのだった。

エンジンはデイトナのV12ンのバンク角を180度まで広げ、その下にギアボックスとデフを配する水平対向タイプとなっていた。ウエーバーキャブ4基を組み合わせ380psを発揮し、5速MTを介して最高速302km/hを謳ったのだった。僅か2km/hであったが最高速でランボルギーニ・カウンタックを上回っていた。

しかし、レースに莫大な資金を使っていたフェラーリの台所事情は厳しかった。それあってか、1967年のディノ206GTの市販に際してエンジン生産をフィアットに委託する。これがディノに跳ね馬がつかなかった理由のひとつとされている。

魔方陣 スーパーカーミュージアムには、当時のファラーリとして、365GTB/4 デイトナ、ディノ 246GT、512BBが展示されている。

フェラーリ 365GTB/4 デイトナ (1972年)
デイトナ24時間レースの勝利を祝って命名
1968年のパリサロンに登場、車名は前年に330P4がデイトナ24時間で1-2-3フィニッシュしたことに由来する。気筒当たり365ccのV12をノーズに収めたFRベルリネッタだ。デザインはピニンファリーナで当初はプレクシグラスのヘッドランプだったが後にリトラクタブル式になっている。

フェラーリ 365GTB/4 (1972年)主要諸元
●全長×全幅×全高=4425×1760×全高1245mm
●ホイールベース=2400mm
●エンジン=V型12気筒DOHC
●排気量=4390cc
●最高出力=352ps/7500rpm
●最大トルク=44.0kgm/5400rpm
●車両重量=1200kg
●最高速=280km/h

フェラーリ ディノ 246GT(1972年)
エンツォの息子の愛称が付けられた6気筒フェラーリ
フェラーリがフィアット傘下となった1969年に206GTから246GTへと進化。コンパクトで流麗なデザインはピニンファリーナ。ミッドに置かれたV6は1987ccから2418ccへと進化したが、ブロックは鋳鉄製になる。ボディもアルミからスチール製プレスに変更された。商品としては成功し、1971年には年産1000台を超えた。跳ね馬が付かないフェラーリとしても知られる。

フェラーリ ディノ 246GT(1972年)主要諸元
●全長×全幅×全高=4210mm×1700×全高1150mm
●ホイールベース=2340mm
●エンジン=V型6気筒DOHC
●排気量=2418cc
●最高出力=195ps/7600pm
●最大トルク=23.0kgm/4800rpm
●車両重量=1080kg
●最高速=235km/h

フェラーリ 512BB(1980年)
水平対向12気筒エンジンを積むBB=ベルリネッタ・ボクサー
1976年のパリサロンで、365GT4/BBの後継としてデビュー。車名の数字はそれまでの気筒当たりの排気量から「5Lの12気筒」とディノなどに準じたものに変更された。この12気筒エンジンは、ボアとストロークをアップして4943ccとしてトルクアップを図ったが、パワーは360psへとトーンダウンした。デザインはピニンファリーナで、大きなフロントホイールアーチがBBらしさを堅持している。365時代とのデザイン識別点はリアフェンダーに新設されたNACAダクトである。1981年にはボッシュKジェトロニックを備えた512BBiへと進化。扱いやすくなったが、最高出力は340psとなる。基本デザインをキープつつ、1984年にテスタロッサへスイッチした。

フェラーリ 512BB(1980年)主要諸元
●全長×全幅×全高=4400mm×1830×1120mm
●ホイールベース=2500mm
●エンジン=水平対向12気筒DOHC
●排気量=4942cc
●最高出力=360ps/6800rpm
●最大トルク=46.0kgm/4600rpm
●車両重量=1400kg
●最高速=302km/h

魔方陣 スーパーカーミュージアム
NPO法人 ToSCA(トスカ) 旧栃木駅舎保存会が運営する自動車博物館。取り壊しの危機にあったJR旧栃木駅駅舎を市民の声により現在の場所に移築。「生まれ変わった駅舎をもう一度未来に向けて活躍させたい」との思いから、この博物館が併設された。「魔方陣」とは縦・横・斜めそれぞれのマスの合計がどれも同じになる古来よりあるパズルのこと。クルマをこのパズルに当てはめると、クルマの色・生産国・メーカー・製造年のそれぞれの合計は「スーパーカー」というひとつの答えになるのではないか。そんなクルマの楽しみ方を提案できたらという思いを込めて、多くの人々に愛されるスーパーカーを集め、「魔方陣スーパーカーミュージアム」と名づけられたという。スーパーカー文化の伝承を目的に約30台を展示、それらすべてが動態保存されている。入場料も良心的な設定で、ゆったりとした展示スペースに並べられたスーパーカーたちをじっくり見学したあとは、施設内に置かれたお座敷列車「オロ12 855(吾妻)」の車内でソフトアイスやドリンクを飲みながらスーパーカーたちをゆったりと眺めることもできる。ちなみにソフトアイスは150円、深煎りコーヒー150円(ホット、アイスとも)、アイスティ100円とこちらも良心的だ。なお、同じ敷地内には山本有三の小説「路傍の石」の主人公、吾一がぶら下がった鉄橋を再現した「吾一の鉄橋」もある。

●住所:栃木県栃木市野中町553
●入館料:大人800円、子供(小学生以下)300円、5歳以下は無料。団体割引等あり
●開館日:金、土、日、祝日のみ開館、開館時間:10時~17時(最終入館は16時30分)
●駐車場:あり(団体での利用の場合、運動公園駐車場の利用も可能※要事前連絡
●問い合わせ先:☎0282-20-5521 
●アクセス:東北自動車道 栃木インターチェンジより約5分。JR両毛線栃木駅より市営バス寺尾線「運動公園入口」下車約12分。東武日光線新栃木駅より市街地北部循環線 「総合運動公園前」下車約11分。
●展示車両は入れ替わる場合あり。駅舎・吾一の鉄橋の見学は無料。

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(Webモーターマガジン Motor Magazine編集部)

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