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業界ニュース 2019.1.20

中身を最新技術にして復活してほしいクルマ5選

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日本のクルマ社会は、1950年代後半に始まり、オイルショックやバブル崩壊を乗り越えて、かれこれ半世紀以上が経過しました。その間には、さまざまな事情から惜しまれながら消えた名車もたくさんあり、いまでも人気のクルマも少なくありません。しかし、古い車は運転にコツがあったり、燃費が悪かったり、さらには庶民には手が届かないプレミアが付いたりと、ひとすじ縄では行きません。そこで「現代の技術で甦らせてほしい」「現代の技術が搭載されたら乗ってみたい」と個人的に思うクルマを選んでみました。文・赤井福

日本車で唯一のボンドカー「トヨタ 2000GT」

    旧車なのに未来感あふれるクルマ5選

1967年に誕生したスポーツカーが、トヨタ 2000GTです。トヨタ自動車とヤマハ発動機が共同開発したこのクルマは、エンジンはトヨタの6気筒をベースにヤマハがDOHCヘッドを架装。インパネには楽器メーカーでもあるヤマハの木工技術がふんだんに使われました。
現在はレクサスのインパネや、レクサスFシリーズのエンジンチューニングを任されている、ヤマハの協力第一号車でした。
ハイスペックなエンジンや豪華なインパネはもちろんですが、2000GTのポイントは、綺麗な流線型のボディでしょう。ロングノーズとAピラーからCピラーにかけての滑らかな曲線美は、現代においても古さを感じないデザインです。このデザインのままデバイスを入れ替えて、再販してほしい1台です。


FRベースの走りのワゴン「日産 ステージア」

1996年に登場したステージア(WC34型)は、日産の代名詞スカイラインのシャシーと技術をふんだんに取り入れた、FRレイアウトのステーションワゴンです。トップグレードには、2.5Lの直列6気筒エンジンにターボチャージャーが搭載された、ワゴンとしては珍しい走りを魅力にしたクルマでした。
4.8mを超える長い全長で、居住スペース、荷室スペースが広く、ユーティリティ性能の高いワゴンでしたが、特筆すべきはその走りです。235psを叩き出すハイパフォーマンスエンジンが、長く大きな車体をグイグイ加速させていきます。
大きな車体と燃費の悪さから、時代の淘汰を受けたクルマですが、コンセプトはそのままに、ハイブリッドや日産のeパワーなどを使って燃費性能を向上させ、再登場させてほしい1台です。


スペシャリティカーSUV「いすゞ ビークロス」

現代ではSUVというカテゴリーがしっかりと確立され、その多くはラグジュアリー志向の強いものとなっていますが、1990年代初頭、SUVというよりはクロカンが当たり前の時代に、スペシャリティSUVとして登場したクルマが、ビークロスです。
丸みを帯びたボディの下半分を樹脂パーツでカバーするという特異なデザインに、レカロシートやモモステアリングなど、スポーツエッセンスも取り入れ、オフロードよりもオンロードの性能を求めたサスペンションセッティングにより、クロスオーバーSUVを地でゆくクルマでした。
現在は、乗用車の生産を行っていないいすゞ自動車ですが、画像のコンセプトモデル(VX4)ようにビークロスをベースにした4ドア版で復活させても、面白いかもしれませんね。


ツーシーターの割り切り感「スズキ ツイン」

2003年に登場した軽自動車ツインは、最小回転半径3.6mという驚異の小回りを実現したクルマです。
ツーシーターとして割り切ったコンセプトで、ボディは軽量小型を極限まで追求した結果、ハイブリッドで34km/L、ガソリンモデルでも26km/Lを実現しました。
100km程度の航続距離を持つ、EVモデルとして復活できれば、面白いのではないかと思います。


日本のスポーツモデルの代表格「三菱 ランサーエボリューション」

サーキットの耐久レースからWRCにいたるまで、競技で大活躍した三菱 ランサーエボリューションは、2015年に惜しまれつつも生産終了となったクルマです。
家族もしっかり乗れるセダンながら、スポーツカーと同等の走行性能を兼ね備え、走る楽しさを感じさせてくれるクルマでした。復活して、またモータースポーツの魅力を広めて欲しいものです。


今回は、意図的にカテゴリーがかぶらないクルマを取り上げてみました。時代にそぐわくなったことで消えたもの、ちょっと先取りしすぎて受け入れられなかったものなど、いろいろなクルマがありますが、似たようなクルマが多いなか、筆者はここで紹介したような個性の光るクルマたちの復活を熱望しています。


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文・赤井福
大学卒業後、金融業に従事。その後、6年間レクサスの営業マンとして自動車販売の現場に従事する。若者のクルマ離れを危惧し、ライターとしてクルマの楽しさを伝え、ネット上での情報発信を行っている。

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