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業界ニュース 2019.1.11

有鉛ガソリン仕様車には、今どのガソリンを入れればいいの?

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もはや、ほとんど見ることはないが、旧車系ミーティングなどにいくと「有鉛ガソリン」というステッカーが、リアウインドウに貼られているクルマを見かけることがある。文・山本晋也

有鉛ガソリンは入手困難

    昔よくガソリンスタンドで訊かれたけど…水抜き剤は入れた方がいいの?その効果は?

近年の自動車が使っているのは「無鉛ガソリン」で、有鉛ガソリンが指定の旧車に無鉛ガソリンを使うとエンジンを傷めてしまうというのが基本だ。
というのも、有鉛ガソリンが指定のエンジンでは、ガソリンに含まれる鉛によってエンジンヘッドのバルブが着地するバルブシート部分の保護を行なっていたから。無鉛ガソリンでは、鉛によるクッション効果がなくなりバルブシートが傷み、最悪はエンジンブローにつながってしまうのだ。
そのため、オリジナル状態で乗り続けるには有鉛ガソリンを使うほかないわけだが、有鉛ガソリンの入手は困難だ。航空燃料やレース専用ガソリンなどでは有鉛ガソリンを使っているが、それを日常的に使うのはコストや環境の面から難しい。


バルブシートの打ち換えが現実的

現実的な対策としては、無鉛ガソリンに添加剤を追加して、有鉛ガソリン同様のバルブ周りの保護効果を持たせるという手がある。いずれにしても、いま有鉛ガソリンのステッカーが貼ってあるクルマに乗っているオーナーにとっては当たり前の話だろう。
そもそも、現時点で市場に流通している旧車は、バルブシートを対策品に打ち換えることで無鉛ガソリンに適応していることが多い。有鉛ガソリンが禁止になった頃に、それなりの数のクルマがバルブシートの打ち換えを行なって延命しているからだ。
そのため「有鉛ガソリン仕様だけど、無鉛ハイオクを入れていてまったく問題がない」といっているオーナーの愛車が、本当に有鉛仕様のまま問題がないのか、バルブシート打ち換え済みの個体なのか不明なこともあり、オーナーの言い分を素直に信じられないという面もある。


中古の旧車は注意

さらにオーナーがしっかりと把握していたとしても、中古市場に出てしまったときに、その個体がバルブシート打ち換え済みなのか、添加剤による対策をしてきたのか、それとも無鉛ガソリンで問題なく走ってきたのか不明となるケースもある。
ただでさえコンディションを判断しづらい旧車だけに、そうした履歴についての説明のない状態で有鉛ガソリン仕様のクルマを手に入れるというのは避けたいところだ。

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