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業界ニュース 2019.1.10

スポーティセダンのディーゼルはコレで決まりだ!──BMW新型3シリーズをポルトガルで試す<320d編>

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日本への導入前に、ひと足はやくBMW 新型3シリーズのディーゼルエンジン搭載モデル「320d」に乗ることが出来た。試乗場所は、ガソリンエンジン搭載の「330i」とおなじタイミングで、ポルトガルの保養地でもあるファロだった。温暖な気候のファロは、ゴルフリゾートとしても人気が高い。

320dに搭載される新しい2.0リッター直列4気筒ディーゼルエンジンは、2ステージのシークエンシャル式ターボチャージャーを備えているのが特徴だ。小型の高圧用ターボチャージャーと、大型の低圧用ターボチャージャーを連続して配置。それにより低回転域から高回転までしっかりトルクを出すのが特筆すべき点だ。

    やっぱり天下一品のスポーティセダンだ!──BMW新型3シリーズをポルトガルで試す<330i編>

ほかのメーカーでは電気モーターを加速に使ったり、エンジン回転が低く負圧が上がらないところは機械式スーパーチャージャーでカバーする技術を採用したりするが、それらに対しBMWの考えはあくまでターボの有効活用だ。

最高出力190ps(4000rpm)、最大トルク400Nm(1750rpm~2500rpm)のスペックは現行モデルが搭載するディーゼルエンジンと基本的にはおなじだ。特徴は燃費改善のため、さまざまなファインチューニングがほどこされている点である。

たとえば、コモンレール式の燃料直接噴射システムは従来に対し噴射圧を強めたという。それによって燃費効率を高め、さらにCO2排出量も低減したそうだ。

ボディサイズこそ現行モデルより拡大しているものの、パワフルな新型エンジンはそんなことをものともしない。もっとも、同時に軽量化も推し進めた結果、車両重量はじっさいのところ最大50kg低減しているのである。

まるでガソリンエンジンのようにスムーズ!

スポーティな印象は加速性能だけではない。コーナリングの際、ロールを抑えた足まわりもスポーティだ。新ダンパーを含め、サスペンションシステムが見直され、より足まわりがしっかりしたため、スポーティなハンドリングが実現したのだ。さらに拡大したトレッドと、バリアブルレシオのステアリングシステムなども、スポーティな走りに寄与する。

ただし、試乗車はオプションのスポーツサスペンションが装着されていたせいか、やや硬めの足まわりであった。Mスポーツモデルほどではないものの、高速道路の段差を超える際、それなりにショックが乗員に伝わる硬さはある。ノーマルサスペンションであれば、よりしっとりした乗り味になりそうだ。

もうひとつ、新型は静粛性がさらに向上した。Aピラーに効果的な吸音材を仕込み、かつ風の音を減らす「アコースティックグラス」をウィンドシールドに採用した効果が大きいようだ。

現行モデルもけっして静粛性は悪くないが、ロードノイズもさらにしっかり遮断され、車内の快適性は大幅に向上している。ファミリーセダンとして日本でも人気が高いディーゼルモデルだけに、広くなったリアシート空間とともに、朗報といえる。

インテリアの目玉は音声認識システム「BMWインテリジェントパーソナルアシスト」だ。「ヘイ、ビーエムダブリュー」と呼びかけるとクルマが反応し、各種操作を音声でおこなえる。

「ちょっと寒いけれど」(試乗会場では英語で)と、言うと「室温を1℃上げます」と応え、自動で温度を調整する。電話をかけられるのはもちろん、目的地を告げれば、そこまでの所要時間を教えてくれたりもする。

音声認識システムは乗員すべての声に反応するが、フロントシートの声を優先するよう、マイクはセットされているという。ちなみに「窓を開けて」、「窓を閉めて」などからだを挟むような危険性を秘めているコマンドには反応しない。その点はメルセデス・ベンツの「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」とおなじだ。

開発者によると、日本での使用を開発初期段階から想定しているため、日本市場に導入される際は日本語で使えるという。

昨今の欧州では、「ディーゼルエンジンが環境を破壊している」といった意見も多く逆風が吹いている。にもかかわらずBMWは、新型3シリーズに今回試乗した2.0リッター直列4気筒ディーゼルエンジンと3.0リッター直列6気筒ディーゼルエンジン(7シリーズで試したが、すごいエンジンだ!)を搭載した。

なお環境問題についてBMWは「燃料噴射からはじまり排ガス浄化にいたるまで、多くの過程で排ガスの低公害化を進めている」と、説明する。

ディーゼルエンジン搭載車はご存知のとおり、遮音さえしっかりしていれば常用回転域が低めのためガソリンエンジンより静かで燃費がよくなる傾向にあり、かつ日本では燃料費が安いというメリットがある。

くわえて、320dはもうひとつの魅力がある。それは運転する楽しさだ。トルクがたっぷりあるパワーユニットならではの”味”が、運転する楽しさをさらに深めている……と、ポルトガルで思ったのであった。

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(GQ JAPAN 小川フミオ)

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