現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > セプトン:自動運転の新時代を告げるLiDAR製品群「Vista」を発表

ここから本文です

セプトン:自動運転の新時代を告げるLiDAR製品群「Vista」を発表

掲載 更新
セプトン:自動運転の新時代を告げるLiDAR製品群「Vista」を発表

Cepton Technologies, Inc.は、新しいLiDAR製品として「Vista-M」と「Vista-X」の2種類を発表した。

 Ceptonの特許取得済み技術であるMicro-Motion Technology(MMT)採用のVistaシリーズのLiDARソリューションは、NVIDIA DRIVEの車載用AIコンピューティングプラットフォーム上で動作し、高解像度で長距離のイメージ生成によって多様なレベルの自動運転アプリケーションを実現する。

「わずか3kg」ではない。マツダ、Mazda3から、1310MPa級高張力鋼板冷間プレス部品を採用。世界初の技術

 セプトンのCEO兼共同創業者であるJun Pei氏は、次のように述べている。「セプトンは、長距離で高解像度の3D認知機能を手頃な価格で提供し、自動運転を新時代へ導きます。Vista-X、Vista-Mソリューションは、自動車にシームレスに統合可能なため、設計者は自由に洗練された車をデザインできます。セプトンは、自動運転車の急速な普及に向け、Tier-1サプライヤーおよび製造パートナーとのVistaシリーズ量産も想定しています」

 Vista-M LiDARは、クレヨンの箱程度の大きさのセンサーで、120度の視野角(FOV)と150mの検出距離を提供する。コンパクトなデザインにより、自動車のヘッドランプ、テールランプ、サイドミラーへのLiDAR統合を可能にし、設計者はより自由にインテリジェンスと自律走行機能を車両のデザインに組み込むことが可能になる。セプトンはすでに、さまざまなかたちでの統合を可能にするこの小型ソリューションを、自動車関連業界に提供している。

 Vista-X LiDARは、120度の視野角にある反射率10%の物体を200mという長距離から検出可能。このような広い視野角は、より広い範囲での物体の検出、追跡、位置特定を可能にする。視野角全体にわたって均一な0.2度の空間分解能により、走行時の視野角構成の複雑化と安全リスクが解消され、これによりVista-Xを車の前部、後部、あるいは車内に統合する柔軟なデザインが可能となる。

 NVIDIAのテクニカル・マーケティング部門のシニア・ディレクターであるGlenn Schuster氏は、次のように述べている。「CeptonのVistaソリューションのような高性能でコスト効率の良いLiDARにより、自動運転車の市場への投入が加速されます。NVIDIA DRIVEプラットフォームの高性能コンピューティング機能を活用してセプトンのLiDARデータの処理を行うことにより、自動車は周囲の環境の正確なイメージを取得して自律的な走行が可能になるのです」

 大手LiDARアナリスト企業であるYole Developpementの継続的な市場予測では、自動運転車市場は2019年以降に急成長し、2032年までに市場価値が280億ドルに達すると予想されている。Yoleのテクノロジーおよび市場担当アナリストであるAlexis Debray氏は、次のように述べている。「LiDARの市場は急速に成熟しており、セプトンの新製品はLiDARセンサーの性能を引き上げるだけでなく、自動運転車の普及を促進すると期待されます」

関連タグ

こんな記事も読まれています

伊豆縦貫道「最南端区間」開通で「25分短縮」も!? 全通まで大詰め 河津~下田の「危険な山道」解消から1年「驚きの効果」とは
伊豆縦貫道「最南端区間」開通で「25分短縮」も!? 全通まで大詰め 河津~下田の「危険な山道」解消から1年「驚きの効果」とは
くるまのニュース
2月の新車販売ランキングで軽はN-BOXだが登録車はカローラシリーズが1位! まだまだ「潜在顧客」の多いカローラが2024年は勢いを増す予感
2月の新車販売ランキングで軽はN-BOXだが登録車はカローラシリーズが1位! まだまだ「潜在顧客」の多いカローラが2024年は勢いを増す予感
WEB CARTOP
トヨタ新型「ランクル“ミニ”」はどんなモデルに!? コンパクト×カクカクの「本格SUV」登場へ! 待望の「新ランクルシリーズ」とは
トヨタ新型「ランクル“ミニ”」はどんなモデルに!? コンパクト×カクカクの「本格SUV」登場へ! 待望の「新ランクルシリーズ」とは
くるまのニュース
ヤマハ「NIKEN GT」 2024年4月21日をもって受注を終了
ヤマハ「NIKEN GT」 2024年4月21日をもって受注を終了
バイクのニュース
ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
アウディ A4/A4アバント/A4 オールロードクワトロ【1分で読める輸入車解説/2024年現行モデル】
アウディ A4/A4アバント/A4 オールロードクワトロ【1分で読める輸入車解説/2024年現行モデル】
Webモーターマガジン
SHOEI「グラムスター アバイディング」登場! 普遍のアメリカンスポーツをイメージしたグラフィックモデル
SHOEI「グラムスター アバイディング」登場! 普遍のアメリカンスポーツをイメージしたグラフィックモデル
WEBヤングマシン
全米最大の自動車取り扱いボルティモア港で貨物船が橋脚に衝突!! 前代未聞「橋の崩落事故」で日本の自動車メーカーへの影響は!?
全米最大の自動車取り扱いボルティモア港で貨物船が橋脚に衝突!! 前代未聞「橋の崩落事故」で日本の自動車メーカーへの影響は!?
ベストカーWeb
大波乱の軽乗用車市場、3カ月連続の前年割れ!(SUV除く軽自動車販売TOP15・2024年2月)
大波乱の軽乗用車市場、3カ月連続の前年割れ!(SUV除く軽自動車販売TOP15・2024年2月)
カー・アンド・ドライバー
日産が新型「小さな高級車」世界初公開! 全長4.3m級で「クラス超え上質内装」採用! “高級スニーカー”な「新型キックス」 特徴は?
日産が新型「小さな高級車」世界初公開! 全長4.3m級で「クラス超え上質内装」採用! “高級スニーカー”な「新型キックス」 特徴は?
くるまのニュース
ポルシェ新型「パナメーラターボEハイブリッド」受注開始 最高時速315km 680馬力のスーパーセダン 気になる価格とは
ポルシェ新型「パナメーラターボEハイブリッド」受注開始 最高時速315km 680馬力のスーパーセダン 気になる価格とは
VAGUE
トヨタ新型「“3列”SUV」発表! 全長4.7mボディ×ディーゼル×ラダーフレーム採用! ちょっとエコな「フォーチュナー“48V”」南アで670万円から
トヨタ新型「“3列”SUV」発表! 全長4.7mボディ×ディーゼル×ラダーフレーム採用! ちょっとエコな「フォーチュナー“48V”」南アで670万円から
くるまのニュース
アウディのコンパクトモデル「A3」が大幅アップデート、デザインやインテリア、デジタル機能を刷新
アウディのコンパクトモデル「A3」が大幅アップデート、デザインやインテリア、デジタル機能を刷新
@DIME
ヤマハ「MT-125 ABS」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
ヤマハ「MT-125 ABS」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
うおおお欲しい! 高級感がマシマシ! 新型キックスの日本仕様はどうなんのよ!?
うおおお欲しい! 高級感がマシマシ! 新型キックスの日本仕様はどうなんのよ!?
ベストカーWeb
ダークオレンジのボディが最高にカッコいい! シンプル装備で使いやすいトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
ダークオレンジのボディが最高にカッコいい! シンプル装備で使いやすいトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
ついにマイナス金利が解除! このままだと銀行のマイカーローンが上がるかも……実は知らない銀行金利の秘密
ついにマイナス金利が解除! このままだと銀行のマイカーローンが上がるかも……実は知らない銀行金利の秘密
ベストカーWeb
アップル信者御用達! 実は盗難対策も出来ちゃいます……防犯アイテム「エアタグ」がスゴイ!
アップル信者御用達! 実は盗難対策も出来ちゃいます……防犯アイテム「エアタグ」がスゴイ!
ベストカーWeb

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村