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「無人システム」用いたトラック隊列走行、新東名で実験 先行車を自動追従

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「無人システム」用いたトラック隊列走行、新東名で実験 先行車を自動追従

各トラックには運転手が乗車

 経済産業省と国土交通省は2019年1月8日(火)、後続車の無人運転システムを用いたトラック隊列走行の実習実験を、新東名高速で行うと発表しました。

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 期間は1月22日(火)から2月28日(木)までです。最大3台のトラック隊列が、約10mの車間距離をとりながら70km/hで、静岡県内の浜松SA 遠州森町PA間を往復します。安全確保の観点から、各トラックにはテストコースで経験を積んだ運転手が乗車します。

 国土交通省と経済産業省は、2018年6月に閣議決定した「未来投資戦略2018」に基づき、その取り組みのひとつであるトラック隊列走行について、2020年に新東名高速で後続車を無人にして実現し、2022年に商業化することを目指しています。

 これまで公道では、「有人」システムを用いて実証実験が重ねられてきましたが、今回は「無人」システムを用いた実験を実施。両省によると、先行車に追従して車線変更する機能を搭載したトラックによる公道実証は、国内初としています。

 計画されている隊列走行では、通信などで車両を接続する「電子的な連結」により、1人の運転手が複数台のトラックを運行します。これにより、運転手不足対策への貢献や、短い車間距離による後続車の空気抵抗低減などが期待できるといいます。

 後続車は通信で先行車の制御情報を受信し、自動で加減速を行いながら車間距離をキープ。さらに先行車を追従し、車線の維持や変更も行います。また、後続車の後方に取り付けたカメラ画像などを先頭車に表示し、先頭車が車線変更する際の運転手の視界を支援します。

 今回の実証実験では、無人システムの実現に必要な各機能を確認するとともに、隊列の周りを走る車両からどのように認識されるか、どのような印象か、隊列が周囲の車両走行にどのような影響を及ぼすか、といったことなどが検証される予定です。

【画像】隊列を組んで走るトラックの外観

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