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業界ニュース 2019.1.7

少数派のマニュアル車、どんなところが魅力なの?

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マニュアルトランスミッション(MT)を積んだ新型車が、ほぼ壊滅的な状況にとなっている現在の日本国内市場ですが、みなさんはMT車にどのようなイメージを持たれていますか?運転支援システムが搭載され、さらには自動運転社会も見えてきているなか、あえてMT車を選ぶ理由は、どんなところにあるのでしょうか?文・吉川賢一

シフトチェンジの操作が楽しい

    なぜバスやトラックにはMT車が多いのか?

MT車とAT車の最大の違いは、”クラッチ(操作)の有無”です。AT免許で乗れる2ペダルMTもありますが、ここではクラッチ操作が必要なミッションをMTとして話を進めます。
そのクラッチ操作とシフトレバー操作を、面倒と感じるか?楽しいと感じるか?が、MT車選択のポイントです。
MT車を好んで乗る人は、「運転することが楽しい」と言います。1速から発進し、2速、3速と、自らの手と足を使って加速させることはもちろん、峠道のアップダウンやカーブ、高速道路など、そのときの状況に合うようにシフトチェンジをして、車速をコントロールすることが醍醐味です。
どんなに困難で挫けそうな道でも、自分の思い通りに滑らかにシフトチェンジが決まって運転ができると、その瞬間毎に達成感が生まれます。
スキーやスノーボードでは、何度も失敗していくうちに攻略方法が分かり、クリアできるようになることがあります。そのときの達成感は、MT車の運転と同じなのです。
このMT操作を面倒と感じる方には、MT車をおすすめできません。AT車を選んでおけば、ギアチェンジで失敗することはまずないのですから。


周囲から評価される。こともある

1991年にAT車限定の普通免許(一種)が創設され、近年では国内で生産される自動車の9割以上がAT車という時代の流れもあり、AT車限定の免許を取る人が増加しています。
警視庁が公表している「都道府県別指定自動車教習所の合格者数」によれば、2009年にはAT車限定免許がMT免許を初めて上回り、2016年では約6割が、AT限定免許となっています。つまり、免許を取る約6割の人が、MT免許は不要だと考えているということです。
こんな時代ですから「MT車を運転できる」ということで、周りから一目おかれたり、優越感に浸れるという方も少なからずいます。


就職や転職で有利になる場合もある

最近では時代を反映してか、営業車であってもAT車が増えています。とはいえ、まだまだMT車も多く、就職時の採用条件として「AT車限定の普通免許は不可」としている企業もあります。
また、カーディーラーやカー用品専門店、ガソリンスタンドなど、お客様からキーを預かり車両を移動させなければならない職場もあります。こうした場所では、MT車を運転できることが重宝され、結果、仕事選びの幅も広がります。
新車では壊滅的なMT車ですが、中古車市場に目を向ければ、1990~2000年代に作られた程度の良いMT車がごろごろと存在しています。
マニアックという印象を持たれることもありますが、運転動作がカッコイイなど”モテる要素”となったり、MT車を運転できるということで”頼もしい存在”と一目置かれることもあるようです。少数派となったいまだからこそ、あえてMT車を選んでみるのもいいかもしれませんね。

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