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業界ニュース 2019.1.4

トランプに言われなくてもこのSUVなら”買い”だ!──キャデラックXT5クロスオーバー試乗記

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キャデラックは米国を代表するブランドであり続けている。たとえば、見かけは優雅なのに、装甲車なみの装備や防弾性を誇る米大統領専用車「ビースト」も、キャデラックが開発したモデルだ。

ノースフェイスやシュプリームといったアパレルや、あるいはJZやテイラー・スウィフトの音楽など、これら米国を代表するものに普段、親しんでいる私たちであるが、クルマについては疎遠だ。

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しかし、最近のキャデラックは相当いい。だから、モダンな米国カルチャーに親しんでいるひとたちにもぜひ知ってもらいたいブランドだ。なかでも、2017年に発表されたSUV「XT5クロスオーバー」がおすすめだ。

搭載する3.6リッターV型6気筒エンジンは、昨今、貴重ともいうべき、余裕ある大排気量の自然吸気エンジンだ。たっぷりとした低回転域トルクによる走りが印象的である。そして走らせると、セダンモデルの「ATS」や「CT6」とおなじ、欧州的なテイストが魅力であった。

エクステリアはエレガントでありつつも、キャデラックらしさを忘れていない。とくにフロントまわりは、大型のグリルにくわえ、縦長のポジションライト(LED)が印象的で、躍動感を強く感じさせる個性的なデザインだ。

走らせると、しっかりとした足まわりがとりわけ印象深かった。この美点は導入当初と変わらない。河口湖周辺で試乗したときも、あらためてそう思った。

キャデラックのSUVラインナップのうち、フラグシップの「エスカレード」が、セパレートシャシーを活かした独自の乗り味を持つのに対し、XT5クロスオーバーはセダンやクーペといったフツーの乗用車的な乗り味だ。エンジンフィールも、”しゃきっ”としていてスポーティである。

搭載するV型6気筒エンジンは、昨今めずらしくなったノンターボだ。あたりまえだが、ターボエンジンにありがちな癖は一切なくスムーズ。低回転域からずっと途切れずに、そして滑らかにトルクを感じさせてくれるから気持ちいい。

そしてまた、上のほうまでよくまわるのも嬉しい。試乗した河口湖沿いの道は、あいにく渋滞が多かったため、あえてマニュアルシフトによって回転を上げ気味にしてドライブしたが、これが思いのほか楽しかった。やはり、スムーズに吹け上がるエンジンは魅力的だ。

足まわりもなかなかだ。車体のロールはよく抑えられているため、中速コーナーを飛ばすのが楽しい。跳ねるほどではないものの、あきらかにスポーティな設定だ。

舞台がロサンジェルスだったら、パシフィックコーストハイウェイをはさんで海岸の反対側、マルホランドドライブのような山岳路を飛ばすのも得意とするはずだ。

XT5クロスオーバーの駆動方式はFFベースの4WDだ。いざというとき、後輪も駆動するほか、ドライブモードの「スポーツ」を選択すると、後輪にもトルクが分配される。走行性能主体の4WDであって、悪路用ではない。

キャデラックは、XT5クロスオーバーを“都会的なSUV”と位置づけているようだ。であれば、4WDの性能は本格的でなくてもいいのである。重要なのは走りもさることながら内外装のセンスだ。これについては、十分都会的であると思う。

まずエクステリアは、エッジの効いた側面のデザインと、クロームを使ったサイドウィンドウモールなどのディテールがうまくバランスしていて素敵だ。やや、ずんぐりしたプロポーションであるものの、線は整理されているし、過剰な装飾もない。“台形”とも表現できるシルエットはユニークであるが、おとなっぽい雰囲気だ。スーツで乗っても違和感はないと思う。

インテリアは、座り心地のいいレザーシートと、スウェード、スムーズレザー、ウッド、クロームなど複数の高級素材を重ね合わせたダッシュボードが、他に類のない世界を形成している。ほかにはない個性で、大きな魅力だ。

開口部の広いガラス・スライディングルーフや、BOSEのサウンドシステムといった快適装備は豊富だ。出来のいいエンジンにくわえ、数々の快適装備によって、リラックスして移動出来るのは嬉しい。

価格はエントリーグレードの「ラグジュアリー」が668万5200円、「プラチナム」が754万9200円だ。パワートレーンは両グレードともに同じである。ちなみに、上級グレードの「プラチナム」は、快適装備が拡充されるほか、アダプディブダンピングシステムや専用のドライブモードが装備される。

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(GQ JAPAN 小川フミオ)

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